京都の闇に魅せられて(新館)

アメリカ政府は年次改革要望書で日本の庶民を殺す気か?

 アメリカは日本の庶民を破産や自殺に追い込む気なのか!?
 いきなり過激なことを言ってしまったが、これは決して冗談や誇張で言っているのではない。
 年次改革要望書を通じて「貸金業の上限金利を事実上撤廃する」ように、アメリカは日本に要求したというのだ。もしこれが実現すれば、日本社会は想像するのも恐ろしい事態になる。何しろ、金を貸す側は、どんなに高い金利を設定してもいいということになるのだから。



 本日(2006年4月13日)に放送されたNHK『クローズアップ現代』を視た。
 今回は「金利をめぐる攻防」という題で、消費者金融の金利をどうするか、という問題を取り扱っていた。
 本来ならば、貸金業の金利は、利息制限法によって、20%までと制限されている。出資法によって上限金利が29.2%とにまで引き上げられる場合もあるが、これは例外的措置であって、条件が厳しく定められている。ところが現状は、貸金業など金を貸す側が後者の措置を勝手に拡大解釈して、グレーゾーンと言われる20~29.2%間の金利で貸し出しているという。弁護士などの法律の専門家によれば、本来なら例外的措置である20%超金利で貸し出すのは、ほとんどが法律上の条件を満たしていない、つまり違法な貸し出しであるという。そして、本来払うべき金額よりはるかに多い金を支払わされ、苦しんでいる債務者がたくさんいるという。

 そのうち私は、愕然……というより慄然とせざるをえない場面に出くわした。
 それが、アメリカが年次改革要望書を通じて「グレーゾーンを撤廃する」よう日本に要求してきた、と解説された場面だった。つまり、「事実上、上限金利を撤廃せよ」ということだ!
 なお、闇金問題などで活躍しておられる弁護士・宇都宮健児氏が、日本に先んじて「規制緩和」で貸金業の上限金利撤廃を行った韓国の実状を視察されたという。そこには、恐るべき、そして予想どおりの惨状があった。200%という高利の業者も出現、自己破産や自殺が多発し、社会問題にまでなったという。……というより、上限金利の撤廃などということをやれば、このような結果になることは明らかではないか! ちょっと考えればわかることではないか! それでもアメリカさんは、日本にそれをやらせようというのだろうか?

 なお、今では多くの人に知られつつあるが、アメリカの出す年次改革要望書とは、日本に対して「こうしてください」とお願いするものでもなければ、「こうしたらいいと思いますよ」と提案するというものでもない。そんな生やさしいものでは決してない。
 話題の書となった『拒否できない日本』(関岡英之著・文春文庫376)などで明らかにされてきたことだが、アメリカ政府やそれを動かしているアメリカの企業や利権集団が、自分たちの都合のいいように、日本の経済システムを変えるシステムのひとつである。その中には、日本の経済主権侵害の疑いがあるものも存在する。
 小泉政権とその先輩たちがやってきた政策の多くは、実はこうした年次改革要望書などの形で突きつけられてくるアメリカの要求をそのまま実行に移すというものであった。それで、日本の国民経済や社会にいかに不利益が及ぼうとも。要するに、対米売国政治なのだ。
 もう既に、日本の社会には非常な不利益が押しつけられ、それによる歪みも現れ始めてている。
例えば、1998年の東証に導入された時間外取引制度。これは、アメリカのハゲタカ外資に日本の資産を買い漁らせようと考えたアメリカが、年次改革要望書を通じて日本に押しつけたものだという。その結果起こったのが、あのライブドア事件であった。ライブドア堀江がフジテレビを買収しようとした時にも、時間外取引という手口を使ったのは有名な話だ。
 アメリカの保険会社、製薬会社や医療サービス会社にビジネスチャンスを与えるために、WHO世界一と評価された日本の医療制度が、「改革」と称して今国会でぶち壊しにされようとしている。国民皆保険制度が潰され、アメリカから参入してきた保険会社は大儲け。医療費は高くなり、高額の保険に加入している金持ち以外は満足な医療を受けられなくなる。
 「病気になったら、金持ち以外は死ね」と言っているように、私には聞こえる。
 このことは、『拒否できない日本』の著者・関岡英之氏などの識者が懸念し、警告を発している(注:文芸春秋2005年12月号掲載『奪われる日本』より)。

 ……どうだろうか?
 ここまで述べると、「貧しくなる」とか「生活が苦しくなる」などの生やさしいレベルではない。冗談や誇張でなく、真面目に「殺される」とか「生命まで脅かされる」というレベルにまでなっている、と私は思うのだが。
 それでも日本人は「いざとなったらアメリカしか頼れないから、アメリカの要求には我慢して従うべき」というのだろうか? それでも、アメリカのいいなりに売国政策を続け、日本社会に重大な不利益をもたらした小泉政権を支持し続けるのだろうか?

 しかし……政治・軍事だけでなく経済にまで強大な影響力を日本に及ぼし続けるアメリカ政府に、我々はどのように立ち向かったらいいのか? 
 私も模索中であるが、文芸春秋2005年12月号掲載『奪われる日本』で、関岡氏が結びに述べた言葉を引用したい。


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『年次改革要望書』は今年で十二冊目を数える。すでに十年以上の長きにわたって、既成事実を積み重ねてきた。たとえ来年、小泉総理が退陣したとしても、『年次改革要望書』とその受け皿である経済財政諮問会議や規制改革・民間開放推進委員会が命脈を保つ限り、米国による日本改造は未来永劫進行する。それを阻止できるものがあるとすればそれは、草の根から澎湃と湧き起こり、燎原の火の如く広がる日本国民の声のみである。
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このブログは、『STOP THE KOIZUMI - 改革ファシズムを止めるブロガー同盟』に参加しています。

コメント一覧

kaetzchen
http://blog.goo.ne.jp/kaetzchen/
読み直したら「実験で朝から夕方まで講義や実験が」ってなってましたね(笑) 最初の「実験で」は削除。(^^;)どうも目が不自由だといかんがや。

あと,選民主義とか特権主義の一つとしてあげられるのが,藤原氏がしょっちゅう掲げている「武士道」でしょうね。恐らくは新渡戸稲造『武士道』でも読ませてるんじゃないかな。でも,あの本に書いてあることは「自殺のすすめ」なんですよね(笑) 本当の士族の精神を教えるなら,山川菊栄『武家の女性』を読ませるべきでしょう(相手が女子学生でもあるし)。もっとも,山川菊栄なんて出すと,フェミニズム恐怖症の藤原氏は怒り出すかも(苦笑) ついでに同じ岩波文庫なら横山源之助『日本の下層社会』とか戸坂潤『日本イデオロギー論』とか野呂栄太郎『日本資本主義発達史』あたりがお薦めなんだけど。そうそう,とむ丸さんの所で出ていた,家永三郎編『植木枝盛選集』なんかも皆さんに読んで欲しいですね。(^_^)/

岩波文庫の日本思想でお薦めというとこんな所かな。
kaetzchen
http://blog.goo.ne.jp/kaetzchen/
恐らくは,いつまでも下積みやらリストラやらを食らっている若者や青年たちが,自尊心をくすぐってくれる選民主義や特権主義に「憧れている」せいなんじゃないかな。

もう半分ばれてると思うけど,私は藤原氏と同じ大学の出身です(教養・学部・修士まで)。私は貧乏な地方出身者だったし,実験で朝から夕方まで講義や実験が詰まってて,しかも教養の1年から教科書が洋書という,日進月歩の世界にいましたから,とにかく生活費特に本代の捻出に追われる生活でした。5年を2回やったのも本代捻出と博士課程への進学資金のため(笑)

結局,ドクターは物価が安くて家賃と食費が要らない(おじの家に居候)別の大学の研究所へ移りましたけど,やっぱり雰囲気が違う。7年間,特権意識,いわゆるエリート意識に洗脳された連中と一緒にいると,頭がおかしくなりそうでした。地方の公立から出て来た連中は私と似たような境遇だったので,よくプロレタリア学生同盟を作ろうなんて冗談を言ってましたよ(笑) 反対に自宅通学の中高一貫出身のお坊ちゃまたちが原理運動(いまで言う拉致被害者の会)などの極右思想に染まっていくのを見て,なるほど奴等は自分の持ち物を守りたいだけの守銭奴なんだなと気付いた次第。

最近はそうした連中が理3に入ったものの,実際には4分の3しか医学部に進学できないものだから,落ちこぼれたブルジョアエリートたちは地方大学の医学部を荒らし回って,偉い迷惑だという話が,某地方大の医学部教官をしてる同級生から出ていたりします。(^^;)
komichi(子路)
http://moon.ap.teacup.com/komichi/
>kaetchenさん

 うい、そうでしたか。
 私は、r氏が「他人を見下す若者」の一人とは思わなかったので。ただ、読んでくれる人への配慮として、URLだけでなく、内容解説や、できれば簡単な感想等などは書いた方がよかったかおしれませんね。


>論理的思考

 うーん、私自身も時々「自分の言っていることは論理的な整合性とかあるんだろうか?」と不安に思いながら、文章書いております(笑)。


>藤原氏について

 うーん、「藤原氏が教育機会の均等を無視している,生まれの良いお坊ちゃんだということ」をここで聞いて納得しましたよ。
 なるほど、だから『国家の品格』は、あんなエリート主義というか、特権主義(選民主義)を思い起こさせるような内容になったのか、と(笑)。
 しかし……この本の内容は、世間で多少なりとも苦労した経験を持つ人が読むと、違和感や不快感を感じる部分も結構あると、私は思ったのですが……でも、ベストセラーなんですよね。
 本当に、一度何故あれほどウケたのか、考えてみる必要がありそうですね。
kaetzchen
http://blog.goo.ne.jp/kaetzchen/
20日 komichi さん 1:11 発言について。

別にバトルを仕掛けてるつもりはないですよ(笑) ただ,url を書き込んでるだけなのと,それに対する自分自身の評価を示されていないので,あぁいわゆる「他人を見下す若者たち」の一種かなと見ているだけの話です。

藤原正彦氏が勤務先で学生たちに岩波文庫を徹底的に読ませていること自体は,私も評価しています。なぜなら,数学というのは論理のかたまりであり,かつ日本語に訳されたり日本語で書かれた書物や論文を読むだけで学部レベルが終わってしまうからです(笑) 大学の寮の同室の奴が数学科で,ブルバギの原書とかポントリャーギンの原書(これはさすがに挫折してロシア語の注をつけてやった)に触れる程度で,あとは日本語の教科書ばかり眺めてましたね。大体,数学科って測量実習と電算機実習以外は実験がないので,経済並みにヒマだと良く言われてたり。実際,ブルバギを読むためにフランス語を学んだら,完全に道が逸れてしまって,マルキ・ド・サドなんかを原書で読んでました(笑) 夜遅く実験から帰ってくると,よぉ閑人,と声をかける7年間でした(笑)

注:私は6年制でバイトのため1年留年,奴は4年制+修士2年で修士を1年留年。(^^;)

要するに,母語で論理的思考ができない奴に,何を言っても無駄ってことなんですよ。ただ,それだけの話です。ただ,藤原氏が教育機会の均等を無視している,生まれの良いお坊ちゃんだということは,あえて指摘させて頂きます。東京の私立の中高一貫校にはこの手の奴が多くて,しかも自宅通学だからカネの苦労をしたこともないもんだから,いざ雇われる側になると全く役に立たない。地方の国立理系を出た技術屋が一番役に立ちますよ,なぜならプライドがないから(笑)
komichi(子路)
http://moon.ap.teacup.com/komichi/
>藤原正彦『国家の品格』の危うさについて

 藤原正彦氏『国家の品格』は私も読みました。私は以下のnizanさんブログ記事に寄せたコメントで、その危うさについて、指摘させてもらいました。

http://blog.goo.ne.jp/nizan/e/fd5dafefa02f4a632f06cd11acc481a2

 それにしても、「エリート養成校・海陽中等教育学校の設立に賛意を示した」藤原正彦氏のように、いわゆる「保守」の立場からエリート主義を唱える人というのは、どうも「教育機会の平等・公平」というものを重視していないように、私には思えてくるのですが……。
 その点のことは、以下のshigeto2004さんブログ記事に寄せたコメントでも述べさせてもらいました。

http://blog.goo.ne.jp/shigeto2004/e/a9433e97c085f9b7b84e9e2b7ecaa549


 ただ私としては、『国家の品格』の内容そのものよりも、何故そういったものが、大衆ウケしてしまうのか、という問題の方にむしろ興味があります。
 勝ち組やエリートでもないのに小泉改革を礼賛する人たちと同じように、金持ちでもエリートでもない人たちが、『国家の品格』や藤原氏を持ち上げるのは、「自分で自分の首を絞める」ようなことにならないだろうか、と私は危惧しているのですが。
komichi(子路)
http://moon.ap.teacup.com/komichi/
>rさんへの評価について

 読者同士、コメントやトラバよせてくださる人同士で議論するのはかまいませんが、やりすぎて喧嘩にならんようにね(笑)。
 「r氏は人文社会系学部の学生さんかな?」というのは、私の推測にすぎず、根拠というか、確証があって言ってるわけではないです。それを元に「彼の非論理性は十分に証明された」などというのは、ちょっといかがなものかなあ、と思いますが、どうでしょうか?
 なお、r氏にはかなり古くから、いくつものコメントを寄せもらってます、その中には、「小林よしのり・ゴー宣を持ち上げる城内実の文章」など、いわゆる「右」とか「国粋」のに近い立場の意見を紹介するものもありました。
 ただ(私が今まで見てきた限りでは)、r氏は必ずしも、それらの全てを無批判に見ているというわけでもないようです。例えば、「右」の立場から小泉政権批判をしている人の文章を紹介する一方で、その人の言う「南京大虐殺否定論」に批判的な姿勢を見せたりなど。
 以下も私の推測ですが……。
 どうやらr氏は、いわゆる「右」とか「左」とかにはそれほどこだわらず、「反小泉」「反自由主義」を掲げている言説のうち、「これは」と思うものをとりあげて、紹介されているのではないか、と私は思います(それはそれで、問題もあるのかもしれないけど)。
 なお、人を「右」とか「左」とか、みだりに色分けしないように、私は気をつけています(少なくとも自分では、出来る限り気をつけているつもりです)。
 何故なら、高校生の頃から社会科学研究部
に入り、それでよく他人から「アカだ」「サヨクだ」とか言われて、嫌な思いをした経験がありますから。そして、そういう発想の危なさというのも、よくわかっているつもりですので(私としては、「マルクス理論の基礎すら知らないような奴に、んなこと言われたくねえよ、という気持ちがありましたが)。
 だからなるべく、文章に書くときも「いわゆる右」とかいう書き方をするようにしてます。

 それにしても……この私にも時々「自分はちゃんと論理的整合性のある文章を書けているのだろうか?」と、不安に思うことがあります。
 「理系の大2レベルの数学基礎理論」どころか、高校数学の成績すらダメダメでしたからねえ、私は(死
 また、論理的な問題とかあったら、ご指摘ください。
komichi(子路)
http://moon.ap.teacup.com/komichi/
>kaetchenさん

 いや、コメントどうも。
 

>朝日が叩かれる理由

 なんと、ニューヨーク・タイムズの影響があるから、ということですか。
 しかしその一方で、軍事・安全保障面などでは、何故かアメリカの片棒を担ぐような発言をするのは何故でしょう?(笑)
 どうも、「安全保障面ではアメリカに従うしかないんじゃないか」と思う一方で、腹の底では「毛唐めが」とか「鬼畜米英」とか思う心情もあるのではないか? そんな複雑に屈折したものが、日本のいわゆるタカ派の人々にはあるような気がするんですが……。
kaetzchen
http://blog.goo.ne.jp/kaetzchen/
>komichiさん 18日18:20 発言
|  ところでr氏については、「人文社会系学部の学生さんかな?」と私は勝手に推測しておりますが(笑  

なるほど,それならば,彼の「非論理性」は十分に証明されたことになりますね。高1で数学を放棄した,つまり証明 Quod erat demonstrandum の大切さなんて分かってないでしょうし(つまり教養基礎3科 tritium の論理学が理解できない)。

rさんが好きそうな藤原正彦『国家の品格』,古本屋で拾ってきましたけど,ひどい本ですねー。山本七平『日本人とユダヤ人』並みに,各ページに一ヶ所以上は必ず論理的破綻が存在します。こういうのが数学者やっててええんかいな。藤原正彦の徹底的批判と数学的非論理性については,いずれ拙ブログで書くことにしましょう。但し,理系の大2レベルの数学基礎論程度の予習はお願いしますね。(^_^)/
kaetzchen
http://blog.goo.ne.jp/kaetzchen/
批判が多いということは,それだけ皆んなが朝日に「良心」を過剰に期待しすぎているって事だと私は理解してますけどね(笑) いくら大阪から東京へ進撃した大朝日だって,所詮は資本主義に組み込まれた大企業。リベラルに見えるのは単純に,政治部や外報部の幹部候補記者たちがアメリカ総局で徹底的に The NewYork Times にて研修を受けるからですよ(私も NYT の読者なので良く分かります)。以前も「知的デザイン」についての批判をオピニオンで書いたら,なぜか採用されてしまって,それが日本の朝日新聞でも引用されてしまった(笑) 要するに「右より」の人というのは,朝日のリベラルさが嫌いなんじゃなくて,アメリカ民主党の牙城である NYT が嫌いなんですよ(笑) 意識が未だに鬼畜米英から全然変わってない証拠です。(^^;)

ちなみに,横浜市金沢区で,朝日新聞の販売店が読売新聞の拡張団によって占拠され,まるごと読売新聞販売店に改装したという事件が数年前にありましたけど,なぜか報道されてませんねー(笑) 読売はヤクザが売る,という事実をそんなに隠したいのかね,コイズミ君は。
komichi@ネットカフェ
>kaetchenさん

 どーも、コメントありがとうございました。
 まあ、ネットでも各種メディアでも批判されることが多い朝日系メディアです。
 一見、進歩的というかリベラルな装いをしながら、肝心な時には「小泉ヨイショ」や「アメリカ新自由主義ヨイショ」の方向に、何故か走ってしまう。いわゆる「左派」的な態度をとっているように見えても、どうも中途半端な印象が(私には)あります。
 いわゆる「左派」「市民派」とか、平和主義の立場の人たちからすれば、読売や産経のように最初から「我々は保守反動ですよ」という姿勢をとっているメディアよりも、朝日のとっている態度のほうが、かえってイラつくのかもしれません。
 そのことが、朝日がネットや様々なメディアで、多くの人たちから叩かれる原因なのではないか、という気もしますが、どうでしょうか?

 もっとも、私の朝日系メディアに対する私の感想は、端的にいえば次のとおり。
 確かに朝日系も今ひとつ信用できないし、問題もあるでしょう。
 しかし、それ以上に(私にとって)信用できないのが、朝日を目の敵にして、ヒステリックなバッシングをしまくる人たちです。
 『3K』『錆論』『国粋情報誌・錆びお』『あほらしい歴史教科書をつくる会』など(もとい、『産経』『正論』『国際情報誌SAPIO』『あたらしい歴史教科書をつくる会』など)。
 「朝日新聞を批判するのはいいけど、頼むからそのために半世紀以上遅れた国粋主義や国家至上主義のような考えを持ち出すのはやめてくれ」と言いたいのですが。

 それにしても、自分たちの問題を棚に上げて朝日批判をする人が多いことも、事実でしょうね……。
komichi@ネットカフェ
 どーも、皆さん。
 返事が遅くなりました。
 仕事先近くのネットカフェより書き込んでおります。


>rさん

 いつもコメントありがとうございます。
 そうですね、ライブドアの時といい、消費者金融の時といい、どーも日本のマスメディアは商業主義に走りすぎて、よい意味での批判精神を失ったかのようですね。
 極端な言い方をすれば、小泉政権に媚び、アメリカに媚び、消費者金融などのスポンサーに媚び、日本国人にとって重大な不利益となるようなことを批判しない。それどころか、その片棒を担ぐようなことをする。
 そんな(テレビ朝日以下の)日本の大手マスメディアは、「国民の敵」とはっきり認識した方がいいのではないか? 
 そのようにすら思いますが。


>Chic Stoneさん

 「まず民主化を、独立を!」というのは同感ですね。
 政治も、経済も、そして軍事も事実上アメリカの支配下におかれたこの状況を、どのように打破すればいいのか。
 なかなか難しい問題だと思うのですが、今後とも無力ながら考えて生きたいと思います。
 ところで、少女漫画のモチーフ等について書かれたHPと、ブログ「枕元の計算用紙」は(まだ少し読んだ程度ですが)、なかなかに面白いですね。
 またお邪魔させてもらいますね。


>喜八さん

 ども! こちらこそよろしく。
 TBの文章を読みましたが、吉川・関岡氏の『国富消尽』には恐るべき事実が書かれているようですね……。
 な、喜八さんのブログにも今後、お邪魔させていただこうと思いますので、よろしく。
 それにしても「あれっ?」と思うことがひとつあります。この本文「アメリカ政府は年次改革要望書で日本の庶民を殺す気か?」をほかのブログにTBさせようとしたのですが、何度やってもできません。TB送ってくださった皆さんにもTB返ししようと思ったのですが、何故かできません。何故?


 ところでr氏については、「人文社会系学部の学生さんかな?」と私は勝手に推測しておりますが(笑  
kaetzchen
http://blog.goo.ne.jp/kaetzchen/
rさん,あなた文藝春秋あたりの読み過ぎ(笑) 朝日のもと社主がどうしようと,知った事じゃないでしょ。元々,朝日は大阪の新聞で,社主一族が大株主だったという歴史を引きずってるだけなんだから。それを言い出したら,創価学会の手先になってる毎日新聞とか,総会屋の食い物になってる産経新聞とか,組織暴力団稲川会が実質的なオーナーの読売新聞なんて,論外中の論外っすよ(笑) 朝日の攻撃をする人はすぐ感情論で攻めるから,まさにIDが低いとしか言い様がない。(^^;)
喜八
http://kihachin.net/klog/
はじめまして。
謎の r 氏に御ブログのことを教えていただきました。
(r さんの正体は私も知りません)
関岡英之さんつながりでトラックバックを送らせていただきました。
以後よろしくお願いします。
r
下記より続き

そんでもって散々「どうする~アイフル」なんてCM延々と流し続けていたわけだ。
それに対する反省の弁はないわけ?
それで「アイフル」を批判できるの?するの?叩くの?
これって氷山の一角じゃないの?
公定歩合0%で銀行が日銀から借りまくった「アブク銭」をアイフル始めサラ金各社が2%程度の低金利で融資を受けた
金を利息制限法どころか出資法限度ギリギリでテレビ朝日の言うところの「年収300万円以下の低所得者層」に貸し付けて
アイフルが違法な取立てを始め、数々の違法行為をしていたのを黙って見過ごすどころか事実上の幇助をしてきたんでしょ?
流石は従業員の年収1000万円を遥かに凌駕するテレビ朝日さんは素晴らしすぎる。
で、テレビ朝日さんのお偉方は「テレビ朝日の経営に重大な支障をきたすからCMの自粛は出来ない」って言ってたんだね。
従業員の平均年収を300万円に下げれば何も問題ないんじゃな~い?
所詮は小泉竹中の奇形新自由主義を礼賛しまくって去年の衆院選で放送法や公選法を違反してまで郵政民営化を応援したテレビ朝日さんだね。
そう言えば今回の衆院補選、小泉さんの応援足りないんじゃな~い?
サンデープロジェクトやTVタックル、スーパーモーニング、報道ステーションでもっともっと小泉さんを応援しなきゃね。
それとも何ですか?
親会社の朝日新聞さん紙上に於いて「小沢一郎さん」が「マスコミは一線を越えた。私小沢が国家公安委員長なら厳しく取り締まる!」なんて
発言をしたものだから自粛しているんですかあ?

ところで朝日新聞さんのお偉いさんのご子息の件はどーなったの?
ねっ「ジャーナリスト宣言」の朝日新聞さんの子会社さんのテレビ朝日さん!
r
面白い書き込みです。私が今朝みたスパモニの内容そのものです。

【小泉】新聞テレビの世論操作を監視するスレ【17】 より抜粋(>>370-372)

いや~今朝の「スーパーモーニング」見て笑っちゃったよ。
渡辺アナウンサー、アナタ調子良すぎ!
「アイフル被害者の会」の映像を音声付で流していたけれどさあ、あのテロップの日付なんですかあ?
「2005年4月」って出てたんだけどそれって俺の見間違い?
本日は「2006年4月17日」だよね?
テロップの間違いに厳しい渡辺アナの事だからテロップの間違いって事はないよね?
って事は「テレビ朝日」では昨年「2005年4月」の段階でアイフルの違法営業を把握してたってわけだよね?
何ゆえに「調査報道」の形で実態を報道しなかったわけ?
それどころか「テレビ朝日」の「お偉方」は「アイフル被害者の会」や「消費者団体」そして「共産党」がテレビ朝日に申し入れていた
「消費者金融のCM自粛要請」を突っぱねていたよね?
何でも「テレビ朝日の経営に重大な支障をきたすから…」とか何とか言ってさ。

Chic Stone
http://www.moemoe.gr.jp/~nakayosi/
明治時代の先祖の爪の垢でも飲ませたいですね。不平等条約撤廃のため、どれほど努力したか。
明治の元勲や維新の志士が今の日本を見たら、自分たちは何のために命を懸けたのかと嘆くでしょう。第二次大戦の死者は言わずもがなです。

まず民主化、そして独立を!
こんにちは。
NHK、私も観ました。
さり気なく年次改革要望書を取り上げてましたね。
NHKにも小泉竹中の売国路線を快く思ってない方々がいらっしゃるのですね。
受信料払った甲斐があります。

本日の民放ニュースでアイフルの業務停止命令がニュースになってました。
サラ金問題はスルーの民放が報道するからにはウラがあると思います。

ああ~時間がないのでまた後日…
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