京都の闇に魅せられて(新館)

祇園祭「船鉾」 @ 京都妖怪探訪(370)





 どうも、こんにちは。
 今月いっぱいくらいは「祇園祭」の話を続けると決めておりますので、今回もまた(笑)。

 今回は「船鉾 (ふねほこ)」です。
 これはシリーズ第364回の「占出山(うらでやま)」と同じく、神功皇后の「三韓征伐」伝説をモチーフに作られた山鉾です。
 同じ伝説をモチーフにした山鉾には、今年約150年ぶりに復活したという「大船鉾(おおふねほこ)」もあります。同じモチーフで作られた祇園祭の山鉾が3基も。どうやら、神功皇后と三韓征伐の伝説は、京都人や日本人には大人気のようです。
 さてこの山鉾、今回『京都妖怪探訪』シリーズで取り上げたのにはもうひとつ、あります。
 この山鉾には、妖怪マニアであり、そしてファンタジーRPGオタクでもある私にとって、非常に面白く、興味をひくものがいくつもありましたので(笑)。


 京都の中心部・四条烏丸の近く。
 四条新町から、新町通りを南へ。新町仏光寺より南へ。











 今ひとつうまく撮れていないのですが、「大船鉾」の姿です。


 拝観料を払ったら鉾に上がらせてもらえますので、鉾のそばにある町屋の中へ。


 神功皇后の三韓征伐と航海を助けたとされる3体の神。
 「住吉明神」「鹿島明神」「竜神・安曇磯良(あづみのいそら)」の御神体人形です。






 主祭神である、神功皇后の像です。






 御神体に参拝をして、町屋の2階へ。
 ここから船鉾の様子を見ますと、面白いもの、興味深いものがいくつも見えます。







 

 「善政が行われた時に現れる」という伝説の霊獣・麒麟(きりん)。






 ちょっと見にくいかもしれませんが、竜です。






 シリーズ第367回「太子山」でも見られた、羽の生えた竜。








 妖怪マニア、幻獣(空想生物)マニアであり、なおかつファンタジーRPGオタクである私にとっては、これらが観られただけでも、「来て良かった」と思えるのです(笑)。


 船鉾へ。これは、船鉾と町屋の2階とを結ぶ橋から見た新町通りの光景です。






 船鉾の上から見た光景。







 中の様子も。
 まずは美しい絵図や欄間のある天井部分を。









 船鉾の床を見ると、いくつもの漢数字が。
 組み立て等の為につけられたのでしょうか?






 船後方に小さな部屋が。
 ここは御神体人形が入るそうなので、「人間は立入禁止」ということでしょうか。







 船首の方を見ます。
 何やら大きな金色の鳥が。





 これは、中国の想像上の鳥・鷁(げき)だそうです。
 白い大きな鳥で、風に耐えてよく飛ぶというので、船首などに飾りとしてよく使われるそうです。

 この鳥を外側から撮ったものが以下の写真です。





 堂々とした風格さえ感じます。



 最後に昨年の記事からですが、「船鉾」巡行の様子を、写真と動画で。





船鉾巡行 @ 2013年祇園祭・山鉾巡行



 それでは、今回はここまで。
 今年の祇園祭は、本日行われた「疫神社祭(夏越祭)」で終わりです(今回は仕事で行けませんでしたが)。
 ただあともう1回だけ、祇園祭の山鉾についてとりあげたいと思います。
 では、また次回。





*祇園祭のHP
http://www.gionmatsuri.jp/




*京都妖怪探訪まとめページ
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm




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