京都の闇に魅せられて(新館)

四年ぶりの東寺観智院・五大の庭 @ 京都妖怪探訪(556)





(記事中の写真はクリックで拡大します。プライバシー保護等の為、人の顔部分に修正を加えていることがあります)


 どうも、こんにちは。
 本シリーズも555回を越え、これまで数多くの寺社仏閣、心霊スポット、妖怪伝承地などを巡ってきました。
 その中には、ここ何年かで変わった場所、最初に観たのとは変貌してしまった場所もあります。
 シリーズ第352回で紹介し、先月再訪した東寺・観智(とうじ・かんちいん)です。
 今回は最近の東寺と、大きく変貌した観智院の姿を紹介します。


 まずはいつもの通り、アクセスから。
 九条大宮の交差点にて、京都市営バスの中から眺めた東寺・五重塔の光景です。





 近鉄「東寺」駅や、京都市営バス「東寺南門前」停留所など、アクセス方法はいくつもあります。

 今回は、京都市営バス「東寺東門前」停留所で降り、東寺東門から入ります。





 実は先月の連休中、学生時代の友人が訪れてきたので、京都を案内して回っておりました。その時彼が、東寺拝観を希望しましたので、こうして訪れたわけです。

 ちょうど東寺の庭や五重塔などの内部が公開されていました。















 連休期間中と言うこともあって、多くの人が訪れ、長蛇の列が出来ていました。








 内部は撮影禁止ですので、下から眺めた五重塔の姿でも。









 その後、東寺境内の塔頭寺院「観智院(かんちいん)」へ。
 この観智院は、シリーズ第352回でも紹介しましたが、いろいろと面白いものがあります。
 吉岡一門の残党に追われていた宮本武蔵がここに匿われていた頃に描き残した襖絵とか。
 「愛染明王」の像とおみくじとか。
 「五大虚空蔵菩薩」の像とか。
 このような美しい庭とか。














 確かに、美しい、いいお庭なのですが……。
 ただ……。
 シリーズ第352回で観た、「弘法大師こと空海が、海神や竜神の守護を得て、唐から無事に帰国する」というエピソードが表現された枯山水がなくなっているではありませんか。
 これでは普通の枯山水庭園。
 ここのスタッフの方に尋ねたところ、数年前に変えてしまったとか……。
 ちなみに、その当時の様子が以下に。





 この庭に向かって右側にある築山が唐を表し、白砂の中に浮かぶ石が空海の乗った遣唐使船やそれを守護する海神や竜神を表しているそうです。






 次の写真の奥側に見える築山が日本を表しているそうです。






 これは、空海が乗った遣唐使船を表しているそうです。






 空海が海に投げ入れたという法具・独鈷杵(とっこしょ)です。






 こちらは、亀の姿をした海神のようです。






 こちらは海鳥。






 こちらは竜神。






 こちらは、インド神話にも登場する「マカラ」という怪魚だそうです。





 「摩掲魚」「摩竭魚」「摩伽羅魚」などと訳されていますが、水神ヴァルナの乗り物で、水を自由に操る力を持つとされています。
 自然の力を表した多神教の神獣らしく、人に対して仇を為すこともあるそうで、これに遭遇した時には観世音菩薩の名を唱えれば助かると伝えられているそうです。


 いかがでしょうか。
 この庭の存在があったからこそ、『京都妖怪探訪』シリーズでとりあげたのですが。
 本シリーズで紹介する寺社仏閣や妖怪伝承地の多くは、一般の飲食店などとは違って、変化が少ない。何年か経って潰れてなくなっていたとか、移転したということは滅多にないのですが、ごくたまにこのように大きく変貌することもある。
 また、第313回の出世稲荷神社みたいに、潰れたり、移転したりすることもありましたし。
 「諸行無常」と言いますが、一抹の寂しさを感じずにはいられなかったですね……。








 今回はここまで。
 また次回。




*東寺へのアクセスについてはこちらを参照。




*東寺・観智院のHP
http://www.toji.or.jp/kanchiin.shtml




*『京都妖怪探訪』シリーズまとめページ
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm




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