どうも、こんにちは。
前回に引き続いて、『京都食べある記』シリーズを。
『京都妖怪探訪』シリーズなどで私は、京都の各地を回っています。その中でたまたま見つけてお気に入りになった店もあります。
今回紹介します『紫珠庵 大芳』もそのうちのひとつです。
この店は20年間割烹として続いてきた店が、数年ほど前からカフェとしてリニューアルオープンしたという面白い店です。
最寄りの交通機関は京都市営バスの「上七軒(かみしちけん)」停留所です。
写真は、今出川通りと七本松通りとが交わる、上七軒の交差点です。
上七軒の交差点から、七本松通りを真北に歩きますと、‘千本釈迦堂’こと「大報恩寺」の南門が見えてきます。
千本釈迦堂・南門のすぐ隣に、『紫珠庵 大芳』はあります。
千本釈迦堂については、『京都妖怪探訪』第177回、第178回、第342回とでとりあげたことがあります。
実はこの店『紫珠庵 大芳』は、その時の取材・写真撮影の時に見つけたのです。
境内散策を終えて移動しようとした時がちょうど昼食の時間帯だったのです。というより、昼食をとるには少し遅い時間帯だったので、「ここいらで昼食をとるか」というくらいに考えて、南門の隣にあったこの店に入ったのです。
ところが中に入って、少しびっくり。
おや?
普通のカフェとはちょっと違った感じが。
落ち着いていて、それでいて個性的な雰囲気もする。
一体どんな店かと思ったら、カウンターの片隅に、こんな少し古い雑誌か、新聞の記事が目に付きました。
20年も割烹料理していた店がカフェにリニューアルされたという、非常にユニークなお店だそうです。
ここでは、割烹料理など和食の技術を活かした料理が食べられるのか。
そう思って、まずは「京野菜カレー」のセットを注文します。
まずは前菜としてサラダを。
「京野菜カレー」が出てきます。
野菜の天ぷらが付いてます。
油で揚げた天ぷらにカレーの組み合わせ。
最初「これは油っぽすぎるんじゃないかな」という気もしたのですが。
天ぷらの油はあっさりとしていて、これがカレーやご飯とも合うのです。
あっという間に完食してしまいました。
この店では、オリジナルの手作りパンで「ハンバーグサンド」等のメニューも出しているそうです。
元割烹店の作るパンとは、どんなものなのか?
そう思って、別の日に千本釈迦堂とこの店を再訪しました。
が……。
その直前になって、パンよりもお米のご飯が食べたくなって、カツ定食を注文しました。
私は元々、米食派ということもありましたので。
赤じそのふりかけをかけた炊きたてのご飯。
味噌汁です。
実はサンドをやめて定食にした理由のひとつが、この味噌汁なのです。
味噌汁というのは、だしの取り方などでいろんな味が出るものです。
この店の味はどんなのだろうか、とちょっと興味を持ちましたので。
そしてメインのカツ。
このカツも、先述の天ぷらと同じく油で揚げたわりにはあっさりとしています。
歯ごたえ、味付けも十分に堪能、この定食も完食。
デザート代わりにプリンも。
これも甘すぎず、くどくなく、どちらかと言えばあっさりとした味だったかな。
ごちそうさま。
ここは私のお気に入り店のひとつになりましたが、未だに何だかんだでオリジナルの手作りパンを食べられていませんが(笑)。
この店では(予約制らしいですが)、夜の時間帯に割烹料理もしてもらえるそうです。
グルメ本や雑誌・テレビなどのメディアなどで事前情報は一切なし、行き当たりばったりで食べ歩きしていたら、思わぬ収穫とかがあるものです。
これは、計画性がなく、行き当たりばったりな私の性格にもよるものなのですが(苦笑)。
こういう性格も幸いして(?)、妖怪スポット巡りだけではない、こういう楽しみもあって。
そんなんですから、京都巡りとか、行き当たりばったりの出歩きとかも、やめられなくなっています。
それでは今回はここまで。
また次回。
*『京都妖怪探訪』もよろしく!
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