どうも、こんにちは。
京都・夏の風物詩といえば「祇園祭」。
今年も「祇園祭」の時期になりました。
今回は、そんな祇園祭の行事のひとつ、「久世駒形稚児社参」を紹介します。
この行事については、2012年にもシリーズ第189回でもとりあげたことがありますが。
昨年(2015年)の「久世駒形稚児社参」では、その様子を間近から動画にも撮りました。
祇園祭の御輿巡行(17日の神幸祭と24日の還幸祭)で、主祭神が乗るという中御座神輿の先導役をつとめる「久世駒形稚児」。
この毎年7月13日14時、この「久世駒形稚児」の社参が行われます。
昨年7月13日、13時過ぎ頃の京都・八坂神社の西楼門の前。
京都のメインストリートとも言うべき、四条通りの東の端に堂々と立つその姿は有名です。
中へ。舞殿、そして本殿へ参拝。
実を申しますと、同日の午前11時には「長刀鉾」の稚児の社参もあります。
そう、祇園祭の山鉾で最も有名な「長刀鉾」の、です。
その年の午前中は都合が悪くて、「長刀鉾」稚児の社参を観ることは出来なかったのですが、シリーズ第189回でには、2012年の「長刀鉾」稚児社参の様子を、動画付きで紹介してます。
稚児を迎える準備で大忙しの八坂神社・境内。
本シリーズ「祇園祭」記事でも何度か取り上げましたが。
祇園祭と言いますと、華麗な山鉾の数々が市内を巡る17日・24日の「山鉾巡行」がメイン行事であるかのように思う方も多いと思いますが。
実は、山鉾巡行の後に行われる御輿の巡行(「神幸祭」と「還幸祭」)の方が、より重要な神事なのです。山鉾巡行は、ご神体(神様)を乗せた御輿が街中を巡る前の「穢れ払い」にすぎないのです。
ですから稚児の格も、「長刀鉾」の稚児よりも、御輿を先導する役の「久世駒形稚児」の方が格が上なのです。
八坂神社の境内では、長刀鉾の稚児も、皇族でさえも下馬しなければならないのですが、久世駒形稚児は境内に入っても下馬せず騎馬のまま本殿に乗りつけることができるそうです。
綾戸国中神社(南区久世上久世町)の氏子の家から毎年2人の少年が選ばれ、白の狩衣に紫紋入りの括り袴、金の烏帽子で登場します。
いよいよ、稚児役の子2人が入ってきました。
以下、稚児が入ってくる様子を動画でも撮影しました。
【動画】2015年祇園祭「稚児社参」(その1)
しばらくの間、本殿の中で神事が行われます。
稚児の一行が出てきます。
社参を終えて、稚児の一行が帰っていきます。
以下、その様子も動画で撮影しました。
【動画】2015年祇園祭「稚児社参」(その2)
本記事の写真と動画は、昨年7月13日の社参で撮りました。
今年の7月13日は、仕事の都合でこの神事を観られませんが。
今年も既に、祇園祭が始まっています。
それでは今回はここまで。
また次回。
*八坂神社へのアクセス・周辺地図はこちら。
*八坂神社のHP
http://www.yasaka-jinja.or.jp/
*祇園祭のHP
http://www.gionmatsuri.jp/
*京都妖怪探訪まとめページ
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm