京都の闇に魅せられて(新館)

特別編・兜神社 @ 京都妖怪探訪(511)





(記事中の写真はクリックで拡大します。プライバシー保護等の為、人の顔部分に修正を加えていることがあります)


 どうも、こんにちは。
 前回は1回休みましたが、東京都内の平将門ゆかりのスポットを巡る特別編の第3回目です。
 今回は、平将門の兜か鎧が埋めてあるという伝承の遺る「兜神社(かぶとじんじゃ)」を訪れました。


 まずはいつもの通り、交通アクセスから。
 東京メトロ「茅場町」駅から。





 確か、8番から9番の出入り口だったかな?
 そこから永代通りを少し西へ。「茅場町交差点」へ。






 その交差点から北へ。











 さすが兜町、金融・証券の街だけあって、証券会社や保険会社がたくさん並んでいます。

 東京証券取引所、この写真でその大きさが伝わるかどうかはわかりませんが、結構大きな建物です。






 証券取引所のすぐそばに「よろいはし」。






 橋の脇にはこのような看板が。





 ここには今より遙かに大きな河があり、源義家がそこを渡る為に竜神へ鎧を捧げた、あるいは平将門が鎧を納めた。
 こういう伝承の遺る地だということです。兜神社の由来や伝承とも関係ありそうです。


 橋を渡らず、そこから西へと進みます。









 で、首都高速道路の高架下、近代的なビルの並ぶ一角にありました。












 まずは本殿に礼拝します。





 平将門の兜を埋めた場所だとも。
 将門を倒した“俵藤太”こと藤原秀郷(ふじわらのひでさと)が、将門の首を京都へ運ぶ途中、その兜を供養した場所とも伝えられています。

 東京の、日本の金融の中心街ともいうべき兜町。
 その守り神であり、地名の由来にもなったという割には、常任の神職さんも居ない、小さな社です。
 江戸時代までは、この辺りには源義家の兜を埋めた兜塚と平将門の鎧を祀った鎧神社とがあり、明治の頃に三井財閥が鎧神社のあった場所に商社を移転した際、兜塚と一緒になって、兜神社となった。
 さらに主祭神が大国主命事代主命に代えられたという、少々ややこしい歴史があるようです。
 その為でしょうか。
 どうも、この地に伝わっていた源義家の伝承と、平将門の伝承とが混同されてしまったのではないか、という気もします。
 ところで、明治以後この主祭神となった大国主命事代主命ですが、二人とも出雲系の神様、つまりアマテラスニニギタケミカヅチなどの天孫降臨の神々に国譲りをした神々、「征服される側」の神々です。
 平将門も、最後は中央権力に敗れた人物ですから……同じく「征服された側の神様」と一緒に祀られているということに。
 うーん、何かの意図がありそうですが。


 境内の一角に祀られている「兜岩」。






 この「兜岩」には、以下3つの由来話が伝わっていますが、どれが本当なのかはよくわかっていないそうです。


(1)源義家が奥州から凱旋した際、東夷(東日本の反朝廷勢力)鎮定を祈願して、自らの兜を埋めて塚を築いた。

(2)前九年の役の時、この岩に兜をかけて戦勝祈願をした。

(3)“俵藤太”こと藤原秀郷(ふじわらのひでさと)が、将門の首を京都へ運ぶ途中、その兜を供養した。


 うーん。
 やはり、この地に伝わる源義家と平将門との伝承が、混同されてしまっているような気がするのですが。
 ただ、ある英雄豪傑や有名人のエピソードが、後世になってから別の英雄豪傑や有名人のエピソードとして伝わってしまうという現象は、平将門に限らず、結構よくあることであり、これもまた平将門という英雄、神様がそれだけ東京の人々にとって馴染みのある存在だということでしょう。


 兜神社を後にし、次の「将門ゆかりのスポット」へと向かいます。









 今回はここまで。
 また次回。




*将門の首塚へのアクセス・周辺地図はこちら




*『京都妖怪探訪』シリーズまとめページ
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm




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