NO MOVIE, NO LIFE

観た映画をすぐ忘れてしまうので、覚書です。。。

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ヒマラヤ杉に降る雪

2003-11-17 | DVD た・な・は行
あーっ。これはもっと早くに観ておくべきだった。。。
工藤夕貴出演のハリウッド映画で、イーサン・ホークも出てるやつね。
前から気にはなっていたのだけど、観ようという最後の一歩が出ないような、決め手になるものがないように感じられて、今日まで延ばしてしまった。
その原因は、映画のテーマの重さにあると言えるわねぇ。

1954年のアメリカで第一級殺人をめぐる裁判の被告が日系人なのだけど、当時といえば、真珠湾攻撃(1941)を経て太平洋戦争に突入した時代。
日系人は収容施設へ送られることとなり、戦争が終わりようやく解放されたがアメリカ人の日系人に対する差別はまだまだ残っている中での裁判なのだ。
もちろん陪審員は全員アメリカ人。
100%公平に裁かれるとは言い難い状況の中、ひとりの新聞記者が、無実を証明できる決定的な証拠をつかんだ。
彼がそれを公表するかどうかに、裁判の判決がかかっている。

・・・といった内容なのよ。
作品では登場人物それぞれのかかえる問題がきちんと描かれてる。
そのため、なぜ新聞記者が証拠の公表を躊躇するのか、なぜ日系人が殺人容疑者とされてしまうのか、が観ている側にもちゃんと伝わってきて、先がどうなってしまうのか、ハラハラしてしまう。
あたしがお気楽に、
「あ~、海外で生活してみた~い」
なんて言ってたりする今よりちょっと前には、自分の土地を持つことが法律で許されなかった、移民たちの苦労があったのよね。
なんにも知らないわねぇ、あたし・・・

工藤夕貴の存在感は、素晴らしくイイね。
日本人がハリウッド映画で役を得るのはかなり難しいと思う。
いつだったか、本人がそのことについて語っているのをテレビで見たことがあるけど、ハリウッドで活躍する東洋系の女優たちから受ける嫌がらせなんて、ハンパじゃないらしい。。。
だけど、そのへん冷静にキャスティングして、工藤を抜擢した監督は正しい判断だわね。
日本人なら、この作品は観るべきでしょう。
余談だけど、鈴木杏も、なかなか堂々としていてこれからが期待できると思いますです、ハイ。
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