コメちゃんの悪性リンパ腫闘病日記

悪性リンパ腫になってからの生活の様子と病気についての考え方を書いていきます。

糖について考えてみた

2017-06-14 16:18:22 | 日記
糖について基本的な事から考えてみた。
糖は炭水化物とも呼ばれ、Cm(H2O)nの一般式で表される。
しかし,アミノ糖のように窒素を含むものなどは,この一般式に当てはまらない。
糖は多価アルコールの最初の酸化生成物で
アルデヒド基 (−CHO) またはケトン基 (>C=O) をひとつ持ち
2つ以上のヒドロキシ基-OHをもつ化合物と定義されている。
アルデヒド基を持つ糖はアルドース、ケトン基を持つ糖はケトースと呼ばれている。
例として炭素数3の化合物で説明すると
炭素数3の炭化水素プロパンにヒドロキシ基-OH3つが付くと
3価アルコールのグリセロール(プロパン-1,2,3-トリオール)になる。
この3価の多価アルコールであるグリセロールが酸化される(端の炭素部分が酸化される)と
3炭糖(トリオース)の2価アルコールで単糖のグリセルアルデヒド(2,3-ジヒドロキシプロパナール)になる。
グリセルアルデヒドは最も簡単な糖類でアルドースである。
生体内ではフルクトースが解糖系に送られる際
肝臓中で解糖中間体であるグリセルアルデヒドに変化する。
生体で最も重要でよく知られている糖は6炭糖(ヘキソース)でアルドースのグルコースである。
このグルコースは物質代謝の中心的な存在で
原核生物から真核生物(人間含む)まで、大部分の生命体がこの化合物を栄養素として利用している。
グルコースはエネルギー代謝の根幹を成すもので
酸素がない場合は嫌気解糖によりグルコースをピルビン酸を経て乳酸まで分解し
エネルギー通貨であるATP(アデノシン3リン酸)2分子を得る。
酸素がある場合はピルビン酸がアセチルCoAとオキサロ酢酸に変わり
ミトコンドリアにおいてアセチルCoAとオキサロ酢酸がくっついてクエン酸となり
クエン酸回路が回る。
この時にできるプロトンの濃度勾配を使ってATP合成酵素が稼働し
ATP38分子を得る。
グルコースが余った場合は
多数のα-D-グルコース(ブドウ糖)分子がグリコシド結合によって重合し
枝分かれの非常に多い構造になった高分子であるグリコーゲンとして
肝臓や骨格筋に一時的に貯蔵され
グルコースが足りなくなった時に
すぐにグリコーゲンがグルコースに分解され、利用される。
グルコースの貯蔵手段としては
他に脂肪とアミノ酸という形によるものがあるが
脂肪は脂肪酸という形でしかエネルギーを取り出せない(グルコースにできない)し
アミノ酸は合成分解に窒素代謝が必要(体に負担大)となる。
脂肪ほど多くのエネルギーを貯蔵することは出来ないが
食後などの一時的な血糖過剰に対応(余りを貯蔵)しているのがグリコーゲンだと言える。
グルコースは水溶液中では
鎖状構造以外にa型とb型(アノマーという)の2つの環状構造をとって存在する。
水溶液中では最終的にこの3つの分子種の平衡混合物になる。
環状構造をとった場合
C1炭素に新しいヒドロキシ基が生じる。
このヒドロキシ基はアルデヒド基から派生したものなので還元性を示す。
グルコースはそのアルデヒド基の反応性の高さから
タンパク質を修飾する作用(糖化反応)があり
インスリンによる血糖の制御ができずに生体が高濃度のグルコースにさらされると
糖毒性が生じ
微小血管障害によって生じる糖尿病性神経障害、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症などを発症する。
これらのことにより糖は一部の人から目の敵にされているが
やはり糖は物質代謝の中心であり、問題となるのは糖の摂り方がまずいことであって
糖そのものが悪いようには言わないで欲しいと思う。
次からもしばらく糖の擁護をしてみようと思う。
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