少女が犠牲にならなければ怒れないのか

天木直人氏のブログ、今日のタイトルだ。
http://www.amakiblog.com/archives/2008/02/13/#000711

いつもながら、その内容に全く同感だ。

＞＞引用開始
　かつて私は沖縄で講演に招かれた時にこう言った。「少女が犠牲になった時しか怒れないとすればあまりにも悲しすぎる。大人たちは情けないと思わなくてはならない」と。

　今回起きた少女暴行事件によって皆が怒りまくっている。福田首相、高村外相、石破防衛相、仲井真知事、みんな怒りの言葉を吐いている。しかしその怒りはよそよそしい。

　なぜか。それは、その怒りが米軍基地の存在に向けられていないからだ。米軍再編を進めようとしているこの時期に、「なんと馬鹿な事件が起きたんだ」という、間の悪い事件そのものに怒っているに過ぎないのだ。そこには少女の犠牲へのまなざしはない。
＜＜引用ここまで。

　氏は続けて今回の事件に対するマスコミや野党の対応も批判している。
　私もそう思う。

　今、日本にとって最大の脅威はアメリカだという視点が全くないのだ。そのアメリカに我が国の領土が蹂躙されているという危機感がなぜ日本人にはないのか。これが本当の「平和ボケ」というやつだ。多くの日本人は「平和ボケ」の意味を間違っている。
　少し前、北朝鮮の拉致は「国家テロ」だと騒ぎ、このことに危機感を感じないのは「平和ボケ」だとわめいていた政治家もいたようだが、己が「ボケ」ていることに気付かない（？）。マスコミも多くのＢ層も当然気付かない。アメリカが必ず助けてくれると信じ込まされているから。これがほんとの「平和ボケ」なのに。アメリカが日本の利益のために何かをしてくれるなどと本気で信じていたのだろう。しかしアメリカは日本の民衆には見えないところで、（アメリカの）国益のために北朝鮮としっかり手を結んでいる。このことを訴え、警鐘を鳴らし続ける人々もいるが極めて少数なのだ。
　（？）の意味は、ほんとにバカな政治家は気付かないが、数名のある意味「覚醒」している政治家もいるので、つまり確信犯もいるので（？）とした。誰が確信犯か・・・言うまでもなくアメリカから莫大な利益を期待できる政治家だ。こいつらに踊らされるバカな政治家や民衆・・・まさに「ボケ」国家だ。
　確認しよう！
　アメリカは日本の味方だ・・・これが本当の意味の「平和ボケ」だ！！！
　「われわれの最大の敵はアメリカ合衆国だ！」