馬とモンゴル

乗馬によるモンゴル大自然の四季と牧民生活の折々を日記風に

進化するモンゴル社会

2017-05-31 01:23:28 | 家族・兄弟姉妹・その他

モンゴルの5畜

モンゴルの家畜は馬・牛・羊・ヤギ・ラクダである

馬は牧民の乗用と食用肉・馬乳酒を作る・乗用は(現在・トヨタ車)
牛は食料肉・牛乳・牛車(荷役業務)・牛乳から酒を造る
羊は食用肉・毛皮・羊毛・乳
ヤギは食用肉・毛皮・カシミア・乳
ラクダは食用肉・毛皮・キャメル・乳・乗用・荷役業務

これが昔からモンゴルで飼われている5畜である

これにチベットから持ち込まれた水牛(チベットヤク)が存在する

    

散歩コースを歩いていると首都中心地のど真ん中で
ラクダを使い騎乗体験をしていた

外国人を当て込んでいたのだろうが
騎乗希望者はモンゴルの子供達ばかりである

なんで?

乗馬ができない

      

若い親たちが子供に乗馬を教えないのである

国連児童保護団体なるお節介事業団がモンゴル・ナーダム祭の
競馬レースにいちゃモンをつけているのと

50歳代以下のお母さん連中が子供に乗馬を教えなくなった

ナーダム・チャガンサルレースでは荒い競走馬に鞍なしで跨り
30kmもの道なき道を激走するレースである

毎年、競走中子供騎手が落馬して命を落とす事故が起こる
家族・親族の名誉を掛けて行われる競走馬レースは死のレースである

子を失くした母親の気持は痛いほど理解できる

私の子がレースに出たいといえば猛反対します
乗馬をさせません

もう一つは体が老齢になると足が曲がるという理由で

家畜の生態が分からない

      

特に少女を持つ両親は猛反対で足が曲がるから騎乗させない
首都で生活している大半の女性は成人しても乗馬ができない

田舎の子でも女性は乗馬しなくなった

爺さんはこの事で一言居士であるが言わない
記事では書きますよ

何千年と脈々と騎乗してきたモンゴル人のDNAは
騎乗する体系にDNAが書き込まれている

首都で美しく若い青春を謳歌しても
老いてしまえば貴女の老体・両足はO脚に必ずなる

昔は鞍もなく馬に跨り両足で馬の腹を締め付けて乗馬し
何百㌖と馬を走らせる・・両足の骨が曲がらないわけがない

何千年も乗り継がれてきた遺伝子をそう簡単に切り替えるほど
遺伝子は簡単ではない・・現地人の無知

もし観光でモンゴルへ来ましたら
顔の頬骨と老人の足を観察するのも観光のうち
(皆さん頭でっかちです)よ

ラクダは自ら冬毛を剥がす面白い家畜
冬毛からドビン状態になる時期

鳥の雛をドビン(毛無)といいませんか

核家族が急激に進行している

      

騎乗できる家畜を見ると子供たちの血が騒ぐんですかね
子供たちが興奮して騎乗したがる

約100mほどの距離を騎乗するだけで3000Tg徴収される

昔であれば首都から10kmも離れた郊外にはラクダがウヨウヨいる
お金を出して乗る家畜ではないが

モンゴルの核家族が急激な速さで進行している

若い両親が親元に子供を労働者として夏休み期間中に
連れて行かなくなった

都会の子供は田舎の重労働に耐えられない体になっている

あと10年もするとモンゴル伝統乗馬は
歴史上の物語になる可能性がある

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
現地で体験しないと分からない事実 (馬とモンゴル)
2017-06-01 17:52:01
雀さん

こんにちは!

今朝は意識朦朧で返事を書き校正したつもりが沢山、誤字脱字だらけで申し訳ありませんでした

一番酷いのは最後の文章で冬に備え馬を太らせるを
蓋(ふた)らせると変換している( ´艸`)汗!

私はモンゴル大好きでモンゴルに長期滞在しているわけではないし子供の頃から可愛くない餓鬼でした

思ったことを遠慮なく言い放つ性格が現在でも災いしています(少しは気をつけていますが)

日本にいた頃は皆さんと同じで中国人・韓国人大好きでした

両国の民族も日本に来ている人は日本が好きで来日され滞在されている方たちばかりですから政治や戦争後遺症で騒いでおられるのはお互い話し合って解決すればいいという考え方でした

現に日本で知り合いの両国人は皆さん理解されていたからです

現に中国外務省大臣も在日中国大使時代は中国人一日本国を理解されていた日本通の中国人に見えましたよ

でも自国には自国の政治事情が有るのか強硬な人になっております

私も偶然、モンゴルと関係し縁ありモンゴルに長期滞在しています

私がモンゴル人と知り合ったのは日本に留学しているエリートばかりでした

モンゴル人の礼儀正しさや時間厳守には私も驚きました

その他、経済発展や政治的な話をしても私たちなど歯が立たないほど未来志向で素晴らしい民族だと日本で感心しました

その後、モンゴルを観光訪問し観光地でインデイアンの出そうな山並みを見た途端、ガキの頃の憧れが沸々と沸き上がりここで余生を過ごそうと考えた次第です

その為には世界中で誰もが好きな場所で過ごせる世界が展開しないと夢は叶いません

私なりに努力してきましたが海外生活は考えているほど甘いものでは有りません

積年するごとに住みずらくなるモンゴル国の生活に疲れてきています

青い鳥はモンゴルにはいないようです

矢張り生まれ育った我が日本国が一番で気が付かない場所に青い鳥は居るのかもしれません

モンゴルに滞在して思い知らされたことを少し事実だけ記事にします

モンゴル人ほど番犬の様な行動、態度を取る民族は見たことがない

自宅に番犬・ペット犬を飼われている方にはご理解できるでしょう

縄張りに他人が侵入すると忽ち牙を剥き威嚇し攻撃してきます

縄張り以外に連れ出すと主人に忠実で行き交う他人には尻尾を尻に巻き付け逃げまくる

まさにモンゴル人はこの犬のタイプ民族です

日本にいた頃の礼儀正しい時間に厳格なあなたたちは何処へ行ったのですか

飛行機に乗りモンゴルへ行く時に中国北京空港を飛び立ちモンゴル領内に入るとモンゴル人の態度が豹変しました

日本で礼儀正しかった彼が豹変したのです

此処からは我が領土、わしのいう事に従えみたいな態度を取り出したのです(言葉使いも)

私は笑っちゃいました

日本国は総人口1億2千万人です。

モンゴル国は総人口3百人です

領土の広さは日本の約5倍あります

経済も企業も限定された人たちだけしか成立できない国家なんです(経済競争も改革もできない国なんです)

何かをしようとすれば既得権益者を引きずり降ろして自分がその立場になるという難しい国家なんです

もう一つは拡大路線を世界に標榜して超大国主義を主張する共産主義国家ロシアと中国に領土を塞がれ自国から外洋に出られないという摩訶不思議な国家なんです

共産主義国家は百年先まで考えた政治を行う卑怯な国家なんです

現在中国が南支那海に軍事基地を建設していますが50年後百年後には何処の国もあの航路を通行できなくなる可能性が大です

一路一帯政策で東南アジアを席捲し一路一帯構想を拡大していますがミャンマーや近隣諸国から非難が上がってきています

パイプラインを建設してもミャンマー人を雇用しない埋設したパイプラインの利用もできない

パイプラインの積み込み港は軍事基地になるんじゃないかという危惧が有るそうです(現地人が立ち入り禁止空域になっていrという)NHKニュースで

モンゴルには地下資源が豊富にありその地下資源を他国へ販売すれば世界でも有数の経済先進国になるのは目に見えていますが地下資源を外国に売りさばくにはロシア国・中国の両国を通過し外国貿易が成立する環境に有るわけです

モンゴル国が思いはせる夢みたいな経済発展や理想国家には程遠い国家なんです

そういう国から領土を国境封鎖されるような国境制度が為されている

ロシアにしろ中国にしろ恐ろしいほど狡猾な国なんです

日本も第二次世界大戦時に全面降伏した後二国間交流締結を破棄し北方領土を占領し我が領土とうそぶいているロシアは怖い国家なんです

現在プーチンと安倍でシベリア開発経済協力で1兆円という規模の開発を始めましたが完成後、自国で管理できるようになれば日本企業は難癖付けられてシベリヤからの権益と享受を受けられなくなるのは目に見えています(追放される・追い出される・彼ら国家の常套手段)

モンゴル民族も自国にてストレスを発散するしかない騒ぎ喚き鬱憤を晴らすしか方法が現在のところ見当たらない国家

此処まで記事にすれば何処かよく似た国が日本国の隣にいますね

こういう国は自分より意見を言わない弱い国に鬱憤を向けてきて牙を剥く性質が有る

よく似ているでしょう縄張りと認識した場所に他者が入り込んでくると威嚇したり吠えたり攻撃してく番犬やペットの似て

私は誰にでも忠実じゃない首輪をしていない野良公然とした犬が好きなんです

好きな時に好きな場所で生きられる自然が

縄張り以外でも堂々と交流でき意見が言える自己主張できる行動できるような犬が理想なんです

モンゴルにも野良公でいますよ縄張りに入っても堂々と縄張り犬と渡り合い許されている野良公を

彼らはだから行き交う人に威嚇したり吠えたりしません、声を掛けられれば素直に対応をしています

媚びたりもしませんそんな姿は堂々として威厳が有ります

世界がこのように野良公然として生きられる世界になればと私も野良公を見習い生きています
ありがとうございました。 (雀(から) )
2017-06-01 09:48:03
了解しました
詳しい 説明をありがとうございました
モンゴルも過疎化現象で悩んでいる (馬とモンゴル)
2017-06-01 08:15:23
雀さん

おはようございます!

誤解されたようで申し訳ありません

この記事は真実だけをかいているんですが読みようによって誤解を与えたようです

ナーダム祭はモンゴル国が存在する限り永遠に無くならないでしょう

国連が問題にしているのはナーダム祭。チャガンサルレースに出場する子供騎手の年齢制限が有るからです

騎手は6歳から13歳までの子供が騎手として出場できるんです

競走馬はスタート時点では40km/hの速さで飛び出します

日本の競馬場のように整備されたトラックを周回する競技じゃなく草原を30kmも走るわけです

草原には地リス・鼠・タルバガン等の棲み処(穴)があったり段差が有ります

草原を走る車の轍の跡や自然の段差等で危険が多くあります

其処を平均3時速30km/hから35km/hでゴールまで走り続けます

これを国連児童保護団体が危険すぎるとクレームをつけているだけです

しかし、この祭事である乗馬はモンゴル人にとって国内三大行事である・乗馬・弓・相撲

牧畜業・調教師を生業にしている人達は地方で働いているわけでその子供たちは2歳ぐらいから馬を一頭与えられ乗り回しています

大半の牧畜業者は少ない家畜を扱う零細牧畜業ですから生活も厳しいのが現状です

草原は草が充分ではないので二ヶ月・三ヶ月で牧草を求めての移動になりますから若者には厳しい環境のようです

毎日、TVで首都や地方都市の様子が映し出されるので若者は憧れて街へ出稼ぎに来るようです

また鉱山会社等への職業で過疎化現象は深刻のようです

一方、モンゴルでは牧畜業の担い手が首都に集まり
地方ではオジ・オバが細々と牧畜業をしているのが現状だそうです

皆さん牧畜業は労働環境が厳しく嫁を娶るにしても適齢の女性が首都の大学に集まるので牧畜業を生業にしている若者は仕事を放棄して待ちへ来てしまうというのが現状のようです(日本の過疎化と同じ)

モンゴルの自然環境が一番の問題です

厳寒期が半年間続きます、その間、青い草が無くなります、雪が降れば枯草のある草原や森の中、山岳地帯で枯草のある場所まで移動させ食べさせて夜は野性狼から家畜を守る作業は考えている以上に厳しい作業のようです

夏も若草を食べさせるため常に移動させて冬に備えて蓋らせる作業が有ります

足がまがったりするのは職業病ですから致し方ない所もありますが現地の若者に質問した答えです

私の個人的発言では有りません

モンゴルの若者も3Kは嫌なようです
ナーダムの ない モンゴル? (雀(から))
2017-05-31 05:48:39
外国人の 身勝手ながら 考えられません🙅
農業の 機械 化で 腰の曲がった お年寄りは減ってきたかもしれません けれど 腰が曲がるから 手が 荒れるからといって 農業を 機械化 一辺倒に するでしょうか?
事故の リスクを 防ぐ対策をすれば ナーダムも 継続できるのではないのでしょうか?
門外子が 勝手なことを言って申し訳ありませんが😅

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