北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

夏休みの宿題 ~ 大人は毎日が答えのない宿題

2022-08-18 22:55:06 | Weblog

 

 ネットの記事に、子供が「大人には夏休みの宿題がなくていいな」と言ったのに対して、「正解のある問題を出してもらえることがいかに幸せかを説いて聞かせた」というやりとりがありました。

 子供だって自由研究や読書感想文のように答えのない問題はあるでしょうが、それにしても大人になれば全編にわたって答えのない問題ばかり。

 それどころか問いも必ずしも与えられるわけではなく、問いも答えも自分で作るところから始まって、自分なりの答えを模索し続けるのが大人の世界です。

 仕事の正解は、上司が「これでいいよ」といった時に決まる、それが大人の宿題でした。


     ◆

 
 公務員試験の人気が低下中という話題もありました。

 相対的に女性の比率が上がったという事も話題になっていて、それはつまり男性が死亡しなくなったことの裏返しなのかもしれません。

 公務員試験への採用者も、以前なら東京大学を筆頭に国立大学の文系、理系が幅を利かせていたところですが、最近は有名私立大学はもちろん、地方の大学からもかなり人材が供給されています。

 人気がないことの理由として、残業が多く仕事と家庭の両立が難しいことや、転勤や職場の転換が早く自己成長が感じられないことなどが挙げられていました。

 私が採用になったころも先輩の中には「いいか、『滅私奉公』だよ」と真顔で言う人がいたくらいです。

 その当時は(まあそんなものかな)と思っていましたし、自分もその荒波の中を泳いでいたものですが、今ではそんなことを言ったらパワハラという扱いになるのでしょう。

 公務員が嫌われる理由のひとつに「有給休暇、子育て休暇、介護休暇」などが取りにくい、ということも挙げられていました。

 これらはどれくらい消化できたかが数字で表れてくるので、管理する側としては「もっと休みなさい、ちゃんと休暇を取りなさい」と言って指導して、実際に休暇を消化してもらえばよいのです。

 しかし部下の側にしてみると、締め切りのある仕事が多く、休暇を取って職場に行かなくても心の中では(あれはどうしようか)と悶々とするばかり。

 休んでも仕事は減らないし待ってくれないし、休んでいるときは相談したり指示したりする相手もいないし不安ばかりが増えるのがクリエイティブな仕事の性です。

 でも結局それらって、定められたことを定められた時間の範囲でこなしていれば良いアルバイトとは違って、必ずしも公務員に限らず民間企業に入っても大人の仕事なんてそんなものなのではないか、と思うのです。

 しかも大人になれば上司や部下・同僚、クライアントなどに囲まれて、それらとの関係性を維持し利用し、成果を共有しながら前に進める必要があります。
 
 まさにこれこそ大人の仕事。

 さらにその先には、年齢を重ねる中で自分人生の意義まで自分なりの答えを出さなくてはなりません。


 一人で正解を追い求めている夏休みの宿題は、大人になるための一段目の階段です。

 でもそんなことを教えたとしても子供には実感が伴わなし、それを理解させてもどうにもなりません。

 まずは宿題でも嫌な事でもなんでも、日々を一生懸命に生きる練習だと思うことです。

 それは子供が大人になっても変わらない価値観として残りますから。

 さて、子供たちの夏休みはそろそろ終わりですが、私は今日も一生懸命に生きられたでしょうか。

 

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