北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

オープンソースソフトウェアで、地元の活性化を

2011-09-17 23:24:24 | Weblog



 釧路でオープンソースソフトウェアを中心とする勉強会が開催されました。

 オープンソースソフトウェアとは、ソフトのプログラムの中身が公開されていて、皆で作り上げるソフトウェアのこと。

 大手の会社が自分のところで作り上げるソフトだとどうしても高くなってしまうところを、基本的な部分は公開されたソフトで作り上げれば適正な競争も働いて価格を安く仕上げられる可能性があるのです。

 いわゆる公共工事であれば、価格を安くするためには市外の大手の会社を参入させれば効率的で安く請け負ってくれることが予想されますが、あまりそれをやりすぎるとお金が市の外に流れてしまって地元の経済が疲弊してしまいます。

 つまり地元を大事にしすぎると価格が高くなりがちで、価格を下げようとして外の業者さんを入れると地元経済が疲弊するという矛盾のなかのバランスが求められることになります。

 しかしソフトを作ることがオープンソフトウェアを使って地元の企業が受注できるようであれば、価格は安く、しかも地元にお金が落ちて若手の仕事が生まれるという、一挙三得ということになる可能性が広がります。

 こう言うと、オープンソフトウェアだとメリットが多そうに聞こえますが、本当に地元でそれができるのか、とかトラブルがあった時に適切に対処してくれるのか、など、やはり課題もあるのです。

 発注者としての市役所も、値段は下げたいものの出来上がったソフトは安定した良いものが欲しいというあたりで、すぐにとびつけるかどうかはいろいろと考えなくてはならない部分が多いように思われます。

 まずは他に影響のないところから試験的に始めるということが考えられますが、既に先進的な自治体などではオープンソースソフトウェアへの積極的な取り組みを始めているところもあって、まずは現状を調査してみる必要がありそうです。

 いずれにしても、スマートフォンならばアンドロイドなどという基本ソフトもオープンソースであるなど、価格を下げるための工夫は民間会社では死活問題であるわけで、行政においても様々な工夫と挑戦が必要な時代が近づいているようです。


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 講演の二人目は、地元の釧路高専出身で今は東京でプログラマーとして活躍している大和田さん。

 彼は東京から眺める釧路像について40分間の講演をしてくれたのですが、そのプレゼンスタイルは目を見張るものでした。

 私の常識では、普通プレゼンに当たってはパワーポイントのスライド一枚で2~3分話すようにすると思っていたのですが、大和田さんのプレゼンでは次から次へと写真を中心にスライドがどんどん変わります。

 一瞬の絵を元にして言いたいことをどんどん重ねてゆくので息をもつかせぬ話術が必要で、スライドとのシンクロが見事でした。

 後からスライド枚数を訊いてみると、40分の講演で120枚ほどのスライドを用意したとのこと。平均20秒で一枚のスライドを使うようなプレゼンは初めて見たのでとても印象的でした。

 さらに話を伺うと、「絵をどんどん変えることで論理的な左脳ではなく、直感的な右脳に訴えかける手法なのです」とのこと。

 これまた初めての考え方で目からうろこが落ちました。私もプレゼンのスタイルをちょっと考えてみたくなりました。


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 後半は私もパネルディスカッションに参加して、OSSの可能性や情報発信の重要性について持論を語りました。まあいずれにしても、いろいろと勉強になった会合でした。

 聞いていると聞きなれない単語が飛び交うので、頭が焼けるような思いもしましたが、こういう世界があるという印象だけは持てました。

 釧路で主催するにあたっての地元の関係者からは、「IT技術者が自分たちの能力で地元で仕事を得ることができれば地元に残りたいと考えている人は多いはず。それが安くできるのだとすればさらに良いのではないか、と思います」とのことでしたが、まさにそれが実現できると良いと思います。

 地元の能力を見定めながらできることからやってみたいと思います。

 声をかけてくださった関係者の皆さんに感謝します。ありがとうございました。
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