軽トラ北海道旅行記-6

「カラフトマス」

９月２日（火）９時００分　「とおまわり」　出発
　昨夜「夜の部」で盛り上がりひとりのライダーさんと天気が良ければ「知床クルージング」に一緒に行こうということになりましたが、今朝起きると曇り空、天気予報は昼ぐらいから「雨」の予報。ライダーさんがいろいろ調べてくれて朝の船は出るようなので予約の電話を入れていま～す、「どうしますか？」、「済みませ～ん、キャンセル」。残念ですけど、雨のクルージングになりそうなので無理しないことにしました。ライダーさんは軽トラの倍ぐらいの排気量のＢＭＷの大型バイクでさっそうとウトロに向かって走って行きました。
（次の機会はないかもしれませんが、まぁ、無理をしない事を心がけています。）

で今日の予定がブランクになってしまいました～。
そこで昨日の話を思い出しました。昨日、「サケとマスの違い」について議論？をしていたところ、当地では９月１日に定置網の網入れで９月４日が網起こし初日という話が。
ということは「サケ」が戻って来ているんですねぇ！


「カラフトマス」1

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何とか「見れないかなぁ」、出来れば川が良いんですけど、土地勘がありませんので。すると標津の「サーモン科学館」で見られますよぉと、札幌在住の方が。で、出かけてみることにしました。


「標津サーモンパーク」


９月２日（火）１０時００分　「標津サーモンパーク」　到着
羅臼⇒標津　40ｋｍ、約１時間で到着、「標津サーモンパーク」にはでっかい駐車場が、でも平日とあって車はパラパラで～す。ここは「サーモン科学館」を中心とした大きな公園になっているようです。
私は「サケ」にしか興味がありませんので「サーモン科学館」へ、入場料６１０円、これはちと高い、でも折角来ましたんで中へ。


「サーモン科学館」


えっ、最初は何これって感じでしたが、次の部屋に入ると、超でっかい水槽が、いろいろな種類の鮭が悠々と泳いでいます。脇の方に説明画面が。


「カラフトマス」1


今はこいつが一番戻って来ているそうです。係員の方が熱心に説明してくれます。
「サケとマスの違い」について質問してみました。
結論から言うと「サケとマスには明確な違いはない」とのことでした。
ただし陸封型、降海型の違いや母川回帰期間が２年、３年、4年、長いもので５～７年などの差があるそうです。
ちなみにカラフトマスは２年、シロザケは４年ぐらいで母川に回帰するそうです。
ううう～ん、判ったような？


「サケ科」


で、私たちの住んでいる川に戻ってくるのは「シロザケ」と呼ばれる種類のヤツみたいで、一番オーソドックスなヤツのようです。ラウスにいま戻ってきているヤツはこいつ、「カラフトマス」です。（サケもだいぶ遡上しているとのことです。）


「カラフトマス」2


この水槽は、直ぐ脇を流れている「標津川」と直接繋がっている水路（魚道）を水槽展示しており、遡上するサケ、マスの姿をそのまま見られる仕掛けになっています。という訳で、今見ているこの水槽のサケ、マスは今年遡上してきた全くの天然ものだそうです。「この時期にこれだけのサケ、マスの遡上を見るのは本当にしばらくぶり」と係員が興奮気味に説明してくれました。
（今年はサケ安いですかねぇ、でも後日談ですがロシア領海の漁が制限されたみたいで、全体としてはどうなりますかねぇ。）
そして下の写真右上の方がシロザケです。全体的に丸みを帯びている魚たいです。


「カラフトマス」3


このほかにもチョウザメなどのたくさんの種類の魚の水槽が展示されていました。その中で以前から見たかった魚の水槽を見つけました。こいつです。
開高健さんのエッセイや写真集で有名な幻の魚「イトウ」、一度本物を見て見たかったヤツです。
もうちょっとワイルドなイメージを持っていましたが、水族館ですからね。


「イトウ」


外に出て標津川の方に行くと川の真ん中まで行ける「遊歩道」がありましたので、ちょっと行ってみました。


「遊歩道」


「標津川」もちろん初めてですが、そんなに大きな川ではありませんでした。ここにサケが遡上して来ているんですねぇ、でも上からは魚の姿は確認できませんでした。
たぶん水中にはウジャウジャ、残念！


「標津川」


帰り道ふと道端をみると赤い花が咲いていました、赤い実も見えます。
待っていてくれたんですかねぇ、「ハマナス」。
ずいぶんくたびれていますから最後の花ですねぇ！
（去年稚内で見たハマナスは赤色でしたが、これは赤紫って感じですねぇ、場所によって多少違うんですかねぇ、それとも種類が違うんですかねぇ。）


「ハマナス」


車に戻ろうとするとポツリポツリ降ってきました。予報より少し早い感じです。
さてこれからどうしますか、時間があれば根室の方にもと思いましたが地図で見ると遠いです。近場の標津町の温泉でゆっくりとも思いましたが、少し遠いですが気になっていた別海町の温泉に行ってみようと思います。


「べっかい郊楽苑」


判らなかったんですが、「べっかい郊楽苑」は株式会社が運営するホテル、レストラン、温泉施設がある複合施設です。100％源泉かけ流しの天然モール温泉、入浴料はたしか５００円。モール温泉は初めて、茶褐色の独特の色です。タオルに色が付いてしまうかも？と心配したんですが全然大丈夫でした。サウナもあって大満足、温まりました。
外に出ると年配（私よりは上）のカブの方に呼び止められました。
「別海町ふれあいキャンプ場って、どこにありますか？」
出がけに宿主から地元民に間違えられないようにと注意されていたんですが、乗っているのが軽トラですからねぇ、どうやら…。で、仕方ないんでナビでチェック、すると今いるところとほとんど同じところを指示しています？
仕方ないんで、「たぶん町の施設でしょうから、あそこの体育館の職員に聞いて下さい」とアドバイスしました。
私も「別海ふれあいキャンプ場」、気になっていましたのでそっと後を付いて行きました。大体の方向は判りましたので、明日確認しましょう。
でも、小雨ですが雨が降っているのに、キャンプですか、やっぱそれくらいの根性がないと北海道は回れないんすよねぇ、教えられました。（サラリーマンは軟弱、雨ではテント張りません。）
そんなことをツラツラ考えながら羅臼に戻りました。


「チャンチャン焼き」


宿「とおまわり」さんに戻ると、すぐに夕食です。今日は連泊の私だけ「チャンチャン焼き」、初めてでしたが味噌の香ばしい香りが、美味しかったです。


「夕食」1


それ以外にもたくさん出てきますので、本気で食べないと大変です。


「夕食」2


そして例によって「夜の部」の始まりです。


「とおまわり」1


本日のメンバーは、軽トラ１名、乗用車１名、ライダー２名です。
そして、なんと神奈川県人３名、茨城県人１名です。多勢に無勢です。
お酒は強い方っていうか、弱い方なんで話の内容は良～く覚えていないんですが、宿主さんがどなたかのアドバイスにより１年ぐらい前？にブログの題名に「ゲストハウス」って入れたそうです。そしたら、結構外国の方から電話が入るよになったそうなんですが、宿主英語が？　先日もコリアンからＴＥＬが、
「シングルルーム　４、ＯＫ？」
「ノー、ドミトリーオンリー　ＯＫ？」
その後は、……。


「とおまわり」2
　　

恒例のお休み前の写真、初めて看板持たせて頂きました！（たぶん１２時過ぎ？）

そんなこんなで「しれとこの夜」は更けていきました。

次回に、つづく。


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