Precious Memories 古松盦 プレシャスメモリーズ

心に染み入る地酒・美酒の醍醐味、越後快酔の夕べを楽しむ~。

枯蘆亭雑纂

2023年01月31日 | 日記
侘び住いから歩いて20分あたりにJRと第三セクターの乗り入れる駅があって、その駅前広場・ロータリーの傍に、それほど大きくないちょっとお洒落なスーパーがありまして、店員さん (  正社員かパートさんかはしらないけれど?キュートでカッコいい~ )が、みんな好感度抜群、気持ち良く買い物ができるので週に何度か寄せてもらいます。その通りの一角にこれまた古書店があり、この古書店からボクは自分のフィーリングに合った一冊100円の掘り出し物をけっこう手に入れました。みんなハードカバーの単行本です ( 文庫本の古本は駄目なんですね~ ) 。これだから古書店巡りはやめられません。が、電車に乗って30分で世界的にも有名な神保町の古書街に行けるというのに、足腰が難渋しているからそれもままならないのでありました。それにしても 陳瞬臣 さんの掘り出し物があったのですが、そのとき素通りして後日行ったら跡形無しで見当たりませんでした。白洲正子氏の著書に曰く 「 骨董は出会いですから、後日というわけにはいきません。その時の感じた気分を大事にしなければ・・・ 」と~。

































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令和の冷血

2023年01月25日 | 日記
毎日新聞社から2012年11月発行の、高村薫著 「 冷血 」の腰巻から抜粋させていただく。曰く 「  《 スタッフ募集。一気ニ稼ゲマス。素人歓迎 》 求人サイトへの思いつきの書き込みから、  顔を合わせたばかりの男たちが、衝動のままに A T M  を破壊し、通りすがりのコンビニを襲い、目についた住宅に侵入、一家殺害という凶行におよぶ。彼らはいったい何者なのか。 」 深まる闇の先に、合田 ( 警視庁 ) は何を見るのか。・・・と。

・・・そこに試しにメールを送ってみた。仕事先は現金輸送トカ、デスカ?すると、イノウエの返信はやはり簡素で、 A T M  ノホウデ、ドウデスカ?まったく類が類を、金欠が金欠を呼んだというところだったが、携帯メールのやり取りだけでは所詮、実感といっても知れていた。これから見ず知らずの男と会う? A T M  を襲う? いやその前に、そもそもプリペイド携帯の掲示板で見知らぬ他人を泥棒に誘うような野郎が、ほんとうにいるのだろうか?いたら三遍回ってワン、というものだろう・・・ ~  。  ( 本編からの抜粋 ) 











































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冷血

2023年01月22日 | 日記
東京・狛江市で90歳の女性が死亡した強盗殺人事件、警視庁は、この狛江市の事件を含む関東及び彼方此方で発生している一連の事件との関連を調べている。空き巣とか窃盗とかとレベルが並みの事件と断然違う( ダンチ ) の大違いで、不特定を対象にSNS・闇サイトでの金取得目的に結集したお互いに見ず知らずの若者&青年の群れ、人殺しも如何ってことのない恐怖殺人強盗が欲望の完結の第一義となっている。まことに鬼畜というか人の皮を被った人非人の凶行ある。一日も早い犯行グループの一網打尽の逮捕・検挙を願う。  2012年に毎日新聞社から発行された直木賞作家・高村薫さんの作品で 「 冷血 」 という作品があります。高村さんの作品はほとんど出版されれれば読んできました。この 「 冷血 」という 作品に関しましては、今日昨日と連日新聞&テレビで衝撃的に報道されている狛江市を含んだ関東で相次いでいる一連の事件を先取りしたと思われる小説だと驚愕しました。高村さんのこの作品の発刊からもう何年経っているかです。若者&青年の心の深層の闇にうごめく狂気の発散がますます尖鋭化していると思います。誰の責任か、親の責任か、社会の責任か・・・・?





 
































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愛書家&読書家の藏書印

2023年01月18日 | 日記
中国・清代の人で、自分ではその居室に 題して 「 千元十架 」( 千部の元版・書物の架藏をしているということ ) と呼び、画にも詩にも巧みで、仁宗・嘉慶年中 ( 一七九六年~一八二〇年 ) に、八十一歳の長寿を保って歿した 『 拝経楼詩文集 』 の著書もある呉騫 ( ごけん )の藏書印に 「 寒可無衣饑可無食至書不可一日失此昔之詒厥之名言是爲拝経楼藏書之雅則 」 がある。それに曰く 「 寒きときには衣無かるべし。饑 ( う ) えたるときには食なかるべし。書に至っては一日たりとも此れを失うべからず。昔の人は 厥之 ( その ) 名言を詒( のこ )せり。これを拝経楼の藏書の雅則 ( りっぱなおきて  )と為す。~とあります。

饑 = 飢






















 
 」 

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いいもんですよッ! 歎異抄。

2023年01月15日 | 日記
こちらに転居することになって、在所で自分の愛着あったものとか、手仕事&手習いの道具とか用具とか文房四宝とか、本とか、いろいろ持って来ましたがその中で重宝しているのが文庫本の 「 歎異抄 」でありまして、昭和五〇年八月三〇日第五三刷の岩波文庫で、ず~ッと以前に檀家のお寺さんの住職から頂戴した文庫本です。手のひらに入るほどに薄くて小さな本ですが、ただ漠然と文字を眼でおってつぶやいたりすると、一刻かも知れませんが何故か心が落ち着くような、荒 ( すさ ) ぶっている精神に穏やかな平常心が戻ってくるような気持がしています。よく新聞に「 無人島に持っていくならこの一冊! 」 という広告が載っていて、作家の司馬遼太郎さんが “  歎異抄 ”  を推輓されていました。 まあ家代々の浄土真宗・末寺の門徒でありましたから、こんなもんかな~と頁をめくっているという昨今でありました。










































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遅足齊日月帖

2023年01月13日 | 日記
いつものパック入りの牛乳の価格が1箱10円アップした。世界規模の物価の上昇なので諦 ( あ ) きらめするしかないありません。給料がアップする大企業の方々はいいが、年金生活の老人には厳しい世の中と相成りました。ここに来て、 “ 機を見るに敏 ” に長けている小池百合子東京都知事が打ち出してきた、子どもに対する月次給付金交付とか&少子化対策&子育て政策拡充とかの政策が話題になって、新聞記事とスマホ情報からして各方面から好感をもって迎えられているように拝察しますが。国を一歩リードした政策表明でしたので、 “ 機を見るに敏 ” の百合子さんとしては、遠望として日本初の女性総理大臣を意識して居られるのかも知れませんね?お子たち&都民だけの対象と云わずにと、ニッポン国の老人たちにもと思えば、やはり初の女性総理大臣になって貰いたいと考えたりしていますが。ボクとしましては、そう為るほうに賭けてみるつもりなんですけど・・・。如何でしょうか~?







































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枯蘆亭雑纂

2023年01月10日 | 日記
大相撲が開幕しましたから少しは生甲斐が戻ってきました。閑暇を持て余していて、近間のスーパーまで夕餉の食材を調達に行ったり ( 外に出るのはこれだけです・これが運動と云えば運動なり~ ) 、あとは、独坐読書したり、どうでもいい気の乗らないテレビ番組を惚ッとしてただ流し観 ( み ) したりするだけで、こんなもんで老いたる一日を何とか消化しているんですが、大相撲の取り組みが始まって元気が出てきました。年六場所、一五日掛ける六場所でこの九十日がワタシの滋養強壮の特効薬でありました。格闘技で「 柔よく剛を制す 」 と云う語句があって、相撲の場合、小兵の力士が巨漢の力士に勝ったりすると大喝采する人が多いが、ワタシはこれダメなんですね~。小さい力士の方には失礼ですが、堂々たる体格の大きな力士はいつまでも堂々と、ふりかかってくる小兵の相手を突き飛ばして欲しい、ねじ伏せてほしいと思っているのです。巨体 ( 絶対にデブじゃない、鍛え上げた身体じゃないか!こういった差別用語は拒否! ) を身に宿した闘士の苦労&苦悩に連帯する!!





































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江河右岸 備忘録

2023年01月07日 | 日記
或る方から、歳暮 ( さいぼ )のちょっと前ころに “ 自然薯 ” を恒例のように毎年送っていただいている。茨城県産の見事な自然薯です、縦横高さ、100cm×10cm×8cmの箱に入っていて、「 最高の滋養山菜 」と書かれてある。本年も転居先に、歳旦 ( さいたん )の正月二日に届きました。三が日に届いたので、誠にお目出度い  “ 自然薯 ”  と相為り候・・・。常滑焼だったかな?大きい擂り鉢が在所にあるのですが、擂り鉢までは武州と総州の境まではもってこれませんでしたので ( 擂り鉢までは眼中にありませんでした )、さっそく、がんばってフードプロセッサーで擂り、出汁と醬油・めんつゆと味醂で延ばして大きいボールがいっぱいになるほどに作りました。一同揃って、自然薯ぶっかけどんぶり飯を、それぞれのお腹に聞いて丼で二杯は食しました。ボクも大盛で二杯いただきました。アテには焼いて焦げ目のついた “  丸干し鰯 ”を そえて( マグロのお刺身というわけにはいきませんから )、 これでガッチリ?と多少は滋養がつきました。明日からガンバルぞ!まだ、長さ100cmクラスの自然薯が二本あるから新鮮なうちに、頃合いを見てまた自然薯ぶっかけ丼飯大会を挙行することにしましょう。雅趣の無い食ものの話でゴカンベンのほど、まことに恐縮でした。





































 

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めちゃくちゃ&メチャクチャと何かにつけて云う、若人よ日本語に覚醒セヨ!

2023年01月07日 | 日記
椿だろうか?山茶花だろうか?今ごろの茶室の花活けに挿してあるお花のような感じの花が、買い物帰りの道添えを歩いていると、庭木として植えてある家の庭に見ることがある。こういった茶花に採り上げられてある花木の持ち主のご主人か奥様は茶道をたしなんでいられるのだろうか?なんて空想してしまうのでありました。趣味の陶芸の方から、拙いながらも、茶碗もどきモノをそこそこひき上げて焼成してきて、在所には拙作のお茶碗が結構あるので、たまに自己流で抹茶を楽しんで喫していましたし、お茶の道を本格的に極めてみたい思ったりしたこともありましたから、この年齢になっての転居でかなわぬ夢となりました。歳も歳だから仕方のないことでありますが・・・。お茶とか&お華とか書とかは家元制度の範疇にあって、入門して修練するとなるとそれなりの費用も伴いますが、日本人の精神性から生まれて精華してきた文化に足を踏み入れることを、わたしは推奨します。







































 」 


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遠隔なり軍鼓の響き・・・。

2023年01月05日 | 日記
軍事超大国ロシアのプーチン大統領が対ウクライナへの戦争を終結させることができるでしょうかね?もうここまでくると国際司法裁判所で戦争犯罪人として告発され断頭台への道しか残っていないように思われますから、彼としては意地になっても形( なり  )振り構わず狂気の号令を掛け続けるしかないんじゃないか!ロシア国内で権力の奪取が企てられるか、それともヒットラーの末期というか最後のようになるか~まで・・・? それにつけましても、狂気の軍事超大国がか弱い隣国を破壊し、その国民を殺害し続けるの現況を、世界中の人々がリアルタイムでただただ傍観しているという事実も、これもまた物凄い狂気であると云えますが?いかがでしょうか。

















































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日日日又日

2023年01月04日 | 日記
年明け前の師走の二十二日が二十四節気でいう “ 冬至 ” だっかかな?そのちょっと前あたりから、日没の時間が遅くなって来ていて、昔は一月十五日が “ 成人の日 ” と決まっていまして、どうして一月の第二日曜日に祝日が変更になったのか分からない?子供心に、この時分になると極端に日没の遅いのが実感して、寒さの中にもホッとするのでありました。日の出はまだまだそう簡単に早まりません、早寝早起きが習慣になっていますから、早朝の4時~5時あたりには起き出すのであるが、この時季、起きれば暖房&照明&テレビなどで電気を消費しますから、じ~ッっと布団の中で我慢をしまして、六時半ごろに布団をはねて起き上がるのでありました。此方に来てからは、毎日、晴天が続き、日なたに居るとお日様の暖かい温もりが感じられる喜びにビックリしているのでありました。11月・12月・1月・2月と毎日のように暗い鉛色の空から雪や霰や霙が降ってくる心細い在所から離れたことがありませんでしたから、この年齢まで・・・。









空ひびき 土ひびきして 吹雪する 寂しき国ぞ わが生まれぐに    宮 柊二























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おいしい油揚げのお寿司のために努力する。

2023年01月02日 | 日記
本日も天朗気晴の凛としたお天気なり・・・。そういえば、晩秋にこちらに来るときに、在所にそれも大変な量の “ 胡桃・クルミ ” を保管しているのでありまして、自分で毎年秋に山へ行って収穫したのもあれば、中越地震の影響で栃尾の山奥深い在所から、わが家に隣接した空き家を購入して引越してきた、お隣りさんとなってお付き合いしていたお爺さんとお婆さんから頂いたものもいっぱいあり、他人が見ればビックリするほどの大変な量を保管しているのです。銀杏の実と違って胡桃の実はそのままにして置いても目減りしない、 銀杏の実は収穫してすぐに殻から実を取り出してボイルして冷蔵庫に保管して置けばいいが、殻付きまま放置して置くと、実は萎んで跡形もなくなってしまう。その点 “ 胡桃・クルミ ” は重宝する天才なのである。このたびの関東に来るときに胡桃・クルミをちょッと持って来た、どうせやることも無いんだから、胡桃の実を割って実を取り出し、甘塩ッぱく炊いて “ お稲荷さん ” の具としましょう、と考えて~。午前中は宮城谷昌光の単行本通読して、午後から胡桃・クルミの殻を割って実を取り出してそこそこの量を冷蔵庫に保管した。













































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「 平成癸卯 」の歳旦に苦悩バッテンする?

2023年01月01日 | 日記
もうだいぶいい加減な老いぼれに至っていますから、日々これといって他に何も遣( や)ることはありません、古文書解読とか、英会話&中国語の習得とか、かな・楷書・行書・草書の手習いとかを、現役というか生業の仕事を放り出したと後の生甲斐というか、その後の人生の修練にしようと思っていましたが、結局その境遇が我が身に至ってみれば、虚脱感&虚無感から抜け出せない状況になっている。昨日(  大晦日  )はNHKシネマ「フォレスト・ガンプ、一期一会」、本日( 歳旦  )はマリリン・モンロー「リバー・オブ・ノー・リターン、帰らざる河」を呆燃として観て一日が終了する。生産的では全く無いこんな一日でいいんだろうか?慚愧に堪えない という思いに苛まれての就眠は浅くてつらい・・・~。若さよ永遠なれッ!一年の\計( 刑 )は元旦にあり!!というではないか。足腰が少し不自由なのでラジオ体操とかジョギングとかウォーキングとかでの “ 若さよ永遠なれッ! ” は、できませんから鬱憤( 想い )を吹っ切り置き去りにして、神経を尖らして元の元に回帰しなければ( これハードでストレスありの断崖なり也! )   。!!!!                                    













できるかな?


































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