コーヂ 日々のあとさ記

管理人の趣味であるアコギとバイク、登山に限らず、日々のあんなことこんなことを気が向いたように書き散らすぐだぐだなブログ

2008/04/12 選択ミス(献血)

2008年04月14日 | 雑記
コーヂの血圧は普段からちょっと高目だ。だいたい上が130~160で下が80~95くらい。

低いほうの数値である130-80ならとりたててどうと言うことはないのだが、それを下回ることはあまりない。齢42のコーヂとしては少々注意が必要な範囲に入っているのである。

既に数年前から近所の医師にも「ちょっと高めに出てますねぇ」と指摘されていたので、日々それなりに体重管理や食生活に気を付けている。ちょっとだけね。

家庭内でも日々の血圧変化を調べるため、ほぼ1日おきくらい(本当はテキトー)に起床時の血圧を測っている。

しかしここ最近、ヤケに高めの数字が表示されるようになった。血圧計の直近履歴の30回分データを調べてみると、3月の中旬アタリを境にはっきりとその変化が見て取れるのである。



3月の中旬あたり・・・。

なにか油系の食事を増やしたと言うワケでもないのに。なんだろなーなんだろなーと考えてもそれらしい食生活変化はない。

食生活はないけど、生活の変化が原因とするなら・・・。


コレ か?!


そうだ、コレに違いない。



ストレスだ。ううう。



このブログだって、この頃から更新が減ったでしょ。確かに更新するようないいネタはもともと無いんだけどね、それでもツマランネタを膨らましながらコソコソとやっていたブログさえ、家庭内ストレスでやる気減退モードなのです。

ツライんです。ううう。


さて、このストレスが原因とするならば、すぐに改善することが不可能だということは自明の理。ただ耐えるしか方法がない。

と言って、このまま高めの血圧を放置するのもどうかなと思い、とりあえず血中のコレステロールと中性脂肪の数値を調べる・・・、じゃなくて、国内医療の一助となればという思いで献血に行くことにした。


とぅおりゃあッと乗り込んだのは以前にも行った 金山献血ルーム である。 


土曜の午後(今日は早く仕事が終わったのである)ということもあって、献血ルームは善意なお心の皆さんがたくさんいらっしゃった。コーヂも早速受付をば。

事務方のスタッフさん・看護士さんは以前の献血の時と比べて、書類の作成方法や検査用採血・問診などがヤケに丁寧な印象であった。ああ、ここでも血圧、やっぱり高めだ。


しばしの待ち時間の後、血漿献血を依頼される。採血には30分程かかるとのコト。

名前を呼ばれ、採血ベッドがずらりとある部屋に入る。

いつものように採血中の時間を紛らわすため、好みの看護士さん・・・じゃなくて好みのDVDを棚から選ぶ。

採血ベッドには1台に付きそれぞれ1台ずつDVDプレーヤーとモニターが据え付けられており、スピーカーは採血ベッドの耳元にセットされている。周りにいる他の採血している人には自分のベッドから出るDVDの音は届かない音量になっており、それぞれおのおのが選んだDVDを一人だけで楽しむことができるシステムとなっている。

はてさて、えーとえーと、どのDVDにしようかな。ああ、看護士さんが待機してる。急がなきゃ。

いつもは映画を選ぶのだが、前回「それでも僕はやってない」を選んだ時、すんげえ中途半端なところで視聴が終わってしまい、なんちゅうかこう、どこかの温泉街のホニャララ劇場のショーが佳境になった途端に中断するような「ハイオニーサンモウココマデヨ」的生殺しな感情をイヤというほど味わった。

やはり映画は(どんなものでも)見始めたら最後まで見ないと気がおさまらないものなのである。


そこで今回は前回の反省も考慮して「ダウンタウンの絶対に笑ってはいけないハイスクール」をチョイス。お笑いならそこそこ話があっても短期決戦的ショートストーリーだろうし。





ところが。


コイツはまずかった。

前回しくじった選択をも超越した、ウルトラハイパーな選択ミスであった。



採血ベッドに横になってDVDが始まる。最初のうちはただ単なる序章の画像が流れているだけである。

コーヂの右腕にも採血の針が打ち込まれ、採血が始まった。


コーヂの周りにもたくさんの方たちが横になって採血されている。みんなそれぞれ好みのDVDをただただ無言で見つめている。みなさんの態度は、良く言えば静かにおとなしく、悪く言えば無表情である。

もちろん、前回までのコーヂもそうであった。ただ、ぼんぼんぼーんやりと画面を見つめているだけだった。


ところが今回は「絶対に笑ってはいけない」というくらいのタイトルがつく、実のところ

絶対に笑ってしまう

DVDなのである。


すぐに本編は始まった。

むっ、むむむ。イカーンッ、ついつい笑いそうになってしまうではないかッ。

周りのみんなが静かなのに、「プヒャーッ!」と笑えるわけない。部屋には採血する機械の「うぃぃぃぃぃぃぃ」という小さな穏やかな音しか聞こえない状況なのに、「ギャハハハ! ヒィ~!」と笑えるわけないではないか。


これでは「絶対に笑ってはいけない献血ルーム」である。まさにDVDの中にいるキャストたちと同じ状況に陥ってしまったのである。


かといって画像から目をそむけることもできず、ううーむそれならばと、できるだけ心静かに、かつ笑わないように頑張るしかない。

がしかし、それでもついついつられて「プッ」とか「ムフッ」とか「ンフッ」と鼻で笑ったりしてしまうのである。

そしてそのたびに「こっちは静かにDVD見てるのに、ナニ笑ってんだあいつ」的視線が周りの人から来るのではないかときょろきょろ周りを見渡してビクビクしていた。


うう、ナニが悲しゅうて血を抜きながら笑いたいのを我慢しつつ、周りの視線を気にせねばならぬのか。おお神よ、なぜ我にこのような試練をお与えになるのですかッ!などと神様のせいにして気を紛らわしたり、笑いを堪えて腹筋にチカラを入れてみたり、噴き出したあとにアワテテ挙動不審キョロキョロなどとやっているうちに採血が終了。



ふうう。こんなに疲れた献血は初めてだやー、と看護士さんに言うと

「ああ、コレ皆さん、声出して笑ってますよー」

とのたまった。




嘘だー。笑えないって、こんな静かな部屋でさー(^^;
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする