項目A 公務員組織の不合理 → 解体 小さな政府
(冊子『国境をなくすために』の送り状は10月22日にあります)
内閣不一致の批判にもめげずテレビ出演の渡辺大臣、元官僚で大臣経験もある作家の堺屋太一さん、官僚に助けられた経験が多そうな元国会二世議員の片山さんの三人がテレビでわかりやすい議論をしました。 議院内閣制ではなく‘官僚内閣制’では困るという新しい言葉も出てきました。
○ 世界的に官僚主導のやり方は通用しなくなっている
○ 縦割り行政のための省益を考える人はいるが、国の利益を考える官僚がいない。
○ 金融その他、技術的スペシャリストがいない。
最近の政治に注目してきた人には、とてもわかりやすい状況をあらわしています。 国全体を考える役人になってもらうには、今なお各省を廻ってもらってとの案もあるようですが、縦割り蛸壺で凍り付いているところを廻っても勉強にはならず無駄無理の感じがします。 縦割りを解体しなければ納税者が求める役所の合理化はできません。
大量の公務員の身分処理と、国民にコストをかぶせたまま放り出してきた仕事を静脈産業としてきちんとしたビジネスにすることを考えれば、能率よくまとめて移行できると思います。 このデザインが描けなければ、公務員は身の処し方がわからず、ひたすら紛糾に時間をかけるだけになると思います。
右肩上がり経済で若い通産官僚がダイナミックに日本経済を引っ張った時代を知る高齢の政治家は官僚のほうが頭が良いと洗脳されています。 しかし、それは間違っています。 科学や社会の発展で民間企業は自力で強くなっているし、中小企業で働く人々もマルチな能力を磨いて身につけて、経験や応用力や行動範囲が昔と違って広い人達です。 通信機器も車の利用も昭和30年代とは全然ちがうのですから、自己責任で働いてきた人々の力を見落としてはいけないのです。 したがって希望に燃えた若者が霞ヶ関へ就職したがらないそうです。 官僚内閣制で都合がよいのは政治家とそれに連なる利権関係公務員だけで、国は衰退の方向らしいのです。
地方自治体役人が直接市民と向かい会う人ではない別のところで、有能な人々が産業を担っているのだと思います。 下水道本管に繋げる工事の説明会でのことですが、100人以上集まっていたと思いますが、勘違いをしている質問者に答える役人は優しい言葉で説明しようとしても、ついつい漏れがないよう内容を広範囲にして専門用語が間に入るので答えがわかっている私にも必要なポイントを聞き分けるのが困難でした。 やっと、答えにたどりついて話しているという感じですから、質問者は理解できなくて再度質問していました。 そういう時に皆が辛抱強く待っているのです。 これからの日本社会は、大量の高齢者をただ老いさせるだけでなく、霞ヶ関と一体の能率の悪い地方行政でもメスを入れて、住みよい国にすることが何よりのレベルアップです。
(冊子『国境をなくすために』の送り状は10月22日にあります)
内閣不一致の批判にもめげずテレビ出演の渡辺大臣、元官僚で大臣経験もある作家の堺屋太一さん、官僚に助けられた経験が多そうな元国会二世議員の片山さんの三人がテレビでわかりやすい議論をしました。 議院内閣制ではなく‘官僚内閣制’では困るという新しい言葉も出てきました。
○ 世界的に官僚主導のやり方は通用しなくなっている
○ 縦割り行政のための省益を考える人はいるが、国の利益を考える官僚がいない。
○ 金融その他、技術的スペシャリストがいない。
最近の政治に注目してきた人には、とてもわかりやすい状況をあらわしています。 国全体を考える役人になってもらうには、今なお各省を廻ってもらってとの案もあるようですが、縦割り蛸壺で凍り付いているところを廻っても勉強にはならず無駄無理の感じがします。 縦割りを解体しなければ納税者が求める役所の合理化はできません。
大量の公務員の身分処理と、国民にコストをかぶせたまま放り出してきた仕事を静脈産業としてきちんとしたビジネスにすることを考えれば、能率よくまとめて移行できると思います。 このデザインが描けなければ、公務員は身の処し方がわからず、ひたすら紛糾に時間をかけるだけになると思います。
右肩上がり経済で若い通産官僚がダイナミックに日本経済を引っ張った時代を知る高齢の政治家は官僚のほうが頭が良いと洗脳されています。 しかし、それは間違っています。 科学や社会の発展で民間企業は自力で強くなっているし、中小企業で働く人々もマルチな能力を磨いて身につけて、経験や応用力や行動範囲が昔と違って広い人達です。 通信機器も車の利用も昭和30年代とは全然ちがうのですから、自己責任で働いてきた人々の力を見落としてはいけないのです。 したがって希望に燃えた若者が霞ヶ関へ就職したがらないそうです。 官僚内閣制で都合がよいのは政治家とそれに連なる利権関係公務員だけで、国は衰退の方向らしいのです。
地方自治体役人が直接市民と向かい会う人ではない別のところで、有能な人々が産業を担っているのだと思います。 下水道本管に繋げる工事の説明会でのことですが、100人以上集まっていたと思いますが、勘違いをしている質問者に答える役人は優しい言葉で説明しようとしても、ついつい漏れがないよう内容を広範囲にして専門用語が間に入るので答えがわかっている私にも必要なポイントを聞き分けるのが困難でした。 やっと、答えにたどりついて話しているという感じですから、質問者は理解できなくて再度質問していました。 そういう時に皆が辛抱強く待っているのです。 これからの日本社会は、大量の高齢者をただ老いさせるだけでなく、霞ヶ関と一体の能率の悪い地方行政でもメスを入れて、住みよい国にすることが何よりのレベルアップです。