近研ブログ

國學院大學近代日本文学研究会のブログです。
会の様子や文学的な話題をお届けします。

9月20日の勉強会について

2011-09-21 03:51:13 | Weblog
お疲れ様です。いしがみです。


昨日、勉強会を行いましたのでご報告致します。
梶井基次郎「檸檬」についての論文を各自一つずつ担当し、発表しました。

私の担当論文は古閑章の「『檸檬』の語りの構造 読みの共振運動論から見た作品世界」(『<新しい作品論>へ、<新しい教材論>へ』1999・6)です。

田中実の考え方を引き継いだ論文となっておりましたので、古閑氏の論文中に出てくる語句の解読は主に田中氏の文章と照らし合わせて考えていく形となりました。

勉強会を終えての反省と感想ですが、今までは論文の気になった部分や言葉のニュアンス等をとらえてしまっておりました。しかし、そうではなく論文の方向性や真意をとらえてどのような地平があるか考えるということをしていかねばいけないのだということが分かりました。
時代で論文に流行があることや様々な手法があるということを知り、凄く勉強になった一日でした!


勉強会に一緒に参加して下さった皆様、沢山ご指導頂き、ありがとうございました!



勉強会  梶井基次郎「檸檬」

2011-09-21 02:26:57 | Weblog
9月20日に梶井委基次郎の「檸檬」勉強会を行いました。


「檸檬」の論文を時代を追って読み、「檸檬」の研究がどのようになされていったのかを議論しました。
今回扱った論文が「檸檬」のどこに着目したのか、そしてそれはどのように変わったのか。また研究方法の変化などを議論しました。その議論の中で岡崎先生や先輩から、様々研究方法についてもご指導いただきました。

今回の勉強会ではあらためて研究史を扱うことの大切さを再認識しました。
後期からの発表に今回勉強会で学んだ研究方法を活かし、多角的視点から作品の研究を行おうように努めてまいります。



今回ご参加いただいた先生や先輩の皆様ありがとうございました。後期からの例会もよろしくお願いいたします。


3年 藤野