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航空専門誌の文林堂『航空ファン』&『世界の傑作機』公式ブログ

ブルー50周年DVDとグッズ

2010-07-02 16:30:00 | BLOG×記事
 


7月1日夜、有楽町の東京国際フォーラムで
バナプル制作のDVD『Blue is Blue ―the 50 years』
完成披露試写会がありました。

試写会場にはインタビューや製作に協力した方々を含め、
ブルーインパルスOBや空自関係者、また招待された本誌の読者も集まっていました。

このDVD、今年発足から50周年を迎えたブルーインパルスを振り返る、
インタビューを中心としたビデオで、文林堂が8月末の発行に向けて
現在編集中の『ブルーインパルス50年の軌跡』(仮題)とも共同で取材をするなど、
メディアミックスの50周年プロジェクトの一環です。

ということで、これまでに一緒に取材もしましたし仮編集のものは見ていたのですが、
実際に完成品を観たのは今回が初めてでした。


ビデオにはいろいろな観方があると思いますが、
個人的にはヒコーキもののプログラムは
理屈抜きにカッコいい飛行シーンやらエンジン音を楽しみつつ、
音楽が被っていても、BGVとしてとにかくノリのいいものが好きです。

が、今回のプログラムはやはりインタビュー主体の
ドキュメンタリー風作品ですから、そんなに軽快な内容ではありません。

ですが、それでもブルーに少しでも興味のある人には、
これはぜひとも観ていただきたい作品です。
多くの新旧ブルーインパルス関係者に全国でインタビューを敢行、
そのなかから厳選されたエピソードや証言をまとめ上げており、
そして各世代のトピックがほどよく配分されています。

当然、F-86F、T-2、現役のT-4と各世代の貴重な映像も満載です。
この作品、弊社姉妹会社のウェブショップ“モノショップ”でも購入可能です。

ブルーインパルスフリークを自認する人はもちろん、ヒコーキファン、
または航空祭でブルーを見て、ちょっと興味を持ったという人も、ぜひともご覧下さい! 


モノショップのブルー関連商品といえば、
貴重な50周年グッズの取り扱いが始まりました。

『航空ファン』次号(9月号)の「ブルー、最高です!」でも紹介しますが、
今年彼らが展示飛行時に胸に着ける50周年限定エンブレムパッチや、50周年限定展示識別帽、
それに50周年の2010シーズンパッチを、
航空自衛隊やブルーインパルス(第11飛行隊)に確認をしていただき、
一般販売も可能としたレプリカ品です。


各地の航空祭では無許可で製作されたコピー品も出回っているようですが、
こちらは少しだけ色が違う部分などがあるものの、
すべて隊員が使用しているのと同じ工程で製作されているもの。

自衛隊をバックアップするJSDFS(自衛隊サポート連合会)の調整によって、
販売が実現したものです。
各地の航空祭でも購入は可能ですが、
飛行場まで出かけることのできない方もいるはず。

すべてのアイテムが送料無料でオーダーできる
モノショップをぜひともご利用ください。
手前味噌ですね(笑)。



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戦競裏話

2010-07-01 12:09:55 | BLOG×記事
 

戦技競技会は航空自衛隊の部隊が日ごろの訓練の成果を試す格好のステージ。
軍事組織ではあっても実戦の機会のない航空自衛隊にとって
(これは当然いいことなのですが)、
「訓練のための訓練」に陥らないようにすることは大事なこと。
そうした意味からも戦競での成績が優秀であれば、
部隊の士気を高めることにもなります。

参加各飛行隊は競技機に独自のスペシャルマーキングを入れ、
全国の基地では全隊員を挙げて地元部隊を応援、
開催基地となった千歳の厚生センターにも
第2航空団の2個飛行隊を応援する旗が飾られていました。

今回の競技は近年ない複合的な任務で、
もともと天候に左右されて競技が延期されるケースは充分に考えられました。
しかし実際に競技開催日を迎えた後、北日本に大きな低気圧と前線が居座り、
最初の5日間は1つも競技を行なえませんでした
(実際に競技が始まれば、一日2フライト、
6チームが3日間で競技を終えることができるのですが)。

つまり6チームすべてが一度は競技キャンセルとなり、
うち4チームが2回も天候でキャンセルをくらったというわけ。

アスリートなどは体調やメンタルのピークを競技の日にあわせて調整しますが、
パイロットや整備員たちも同様かというと、
実際には順延で機体やパイロットの調子を崩さないようにするのも
戦競の大事な部分となっているのです。
なにせ実際の戦闘では、敵はいつ攻めてくるか分かりませんし、
天候は計画通りにはなりませんから。

 

競技の順延が続きやきもきしている取材陣の脇では、
元気に超大盛りの“メガカレー”を食べる整備員の姿。

とはいうものの、やはり長く操縦から離れていると錬度も落ちるため、
今回は4日目の競技のキャンセルが決定した時点で、
各チームに感覚を忘れさせないようにするための
ローカルフライト(通常訓練)の機会が与えられました。

とくに遠方から展開している“アウェー”のチームは、
こうした訓練でいろいろなチェックができたのは
メリットだったのではないでしょうか。



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