心に風を感じて

詩、想い、等を気ままに綴っています。

うつろい

2009年08月31日 | 四行詩
プールではしゃぐ子供達の声が
似合わない空になり
けだるさと寂しさを置きみやげに
夏が往く


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ラジオの時間

2009年08月30日 | 日常
お盆休みに、それまで押入の肥やしだったTVを引っ張り出して以来、なんとなく見続けていました。
身体のしんどさもあって、仕事から帰ってゴロンと横になったまま寝てしまったりしてるので、これはいかんと反省し、その勢いで押入にしまい込みました。

部屋の中からTVがなくなると活躍するのはラジオです。
ラジオは聴きながら、手を動かせるのでいいです。
本も読めるし

そんな感じで聴いていて、「あ、いいな」という曲と出合いました。
以前は聞き逃してしまうと、誰の何という曲かわからなくて、うろ覚えのタイトルでCDショップを探し回る、等ということもありましたが、この頃は放送局のHPにアクセスすると、今流れている曲がわかるという機能があるので便利ですね~

今気になってる曲は、福山雅治さんの「道標」と、MY CHEMICAL ROMANCEの「WELCOME TO THE BLACK PARADE」
早速この曲の入っているアルバムを借りてきて聴いています~
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夏バテ気味

2009年08月27日 | 日常
お盆休み明けから、身体がだるくて、元気が出ません。
いつも有り余るほどにあるわけではない感受性がなくなって、ボケーッと過ごしてます。
あかんなぁ、何とかしないと・・・と思いながらの日々。
「しまった」「間違えた」「忘れた」等々・・・緊張感ないです。


一昨日、締切ギリギリでどうにか詩を書いたのですが、ふっと親の事を書いた詩多いよな~と思いました。
私を形作ってるものの中で、親が締める割合がとても多いと今更ながらに感じています。

先日BEGINの「島人ぬ宝」を聞いて、田舎の山と空を思いだして望郷の念にかられました。

こんなふうに感傷にひたるのは、夏バテで弱ってるからかも知れません
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父似

2009年08月25日 | 四行詩
白いものが増えていく髪に
ため息をつきながら
「父に似たから仕方ないの」
言うたびに少し嬉しい

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「月刊ポエム」の投稿作品です。
今月のテーマは「髪」
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想い

2009年08月22日 | 四行詩
ゆずれないものがある
それを偏ってると言うのなら
誰もがみんな
少しずつ偏人
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盆休み

2009年08月16日 | 日常
長いような気がしていたけれど、過ぎてみればあっという間だったような盆休みが終わりました。
明日から仕事だと思うと、どこかホッとしている自分がいます。

誰ともしゃべらないで過ごす日が続くと、言葉を忘れそうな気がします。
普段見ないTVを押し入れから引っ張り出して、見たい番組があるわけではないのにつけっぱなしにして、時々画面に向かってしゃべって、そんな自分の声に自分でビックリしたりします。

こんな日がズーッと続いたら、、、たまんないな~と思って、会社以外に社会と繋がる何かを見つけておかないといけないのではないかと、考えてしまいました。


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こっちへお入り/平安寿子

2009年08月15日 | 本を読んで(た~)
落語が面白くなって頻繁に寄席に行くようになった頃、一緒に行った友人と
「ひとつでいいから落語を覚えてやってみたいね」と話をしました。

この小説はひょんな事から落語を習い始める、33歳の独身OLの物語。
噺家さんによって噺のサゲが違う。
この人だとこうだけど、この人は・・・とよく出てくる。
演じる立場だと、人物のひとりひとりを深く掘り下げてるのだなあと感心する。
サゲが違うなとは思っても、まだそこまで考えては聞いていない。
友人にはやってみたいねと言って、落語教室なるものがあると耳にしたが、今ではやはり自分は演じる方の人間には向いてないような気がしている。

主人公のBFが、サゲは笑わせるものと思っていたが、場をしまうための一種のエンドマークみたいなものだと言うのだが、とても納得がいって、そう思って聞くと、また違う聞き方も出来るような気がしている。

本の中によく登場する、志ん朝さんや小三治さんの落語を聞きたくなった。
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どこから行っても遠い町/川上弘美

2009年08月14日 | 本を読んで(か~)
本を読んでいると、ドキッとする言葉に出合います。

自分の経験した事のない世界に想像をめぐらす、様々な想いや心の奥深さを感じる。
読書の醍醐味っていろいろあると思うのですが、文章の中でドキッとしたり、ズキッとしたり、ストンと落ちてきたり、そんな言葉に出合うのも醍醐味かなと思います。

どこから行っても遠い町の中で、「人の人生の世話まで自分が請け負える、などと思っている奴なんて、ろくな奴じゃないんじゃないか。ひそかにおれは、思っている」という文章を読んだ時、このズキッを感じました。
ひところよく耳にした、守りたい人という言葉が私は嫌いでした。
上手く言えないけど、おこがましいという気がしました。
私自身が、そんなに立派に生きてるワケではないので、余計に思うのかも知れませんが。
なので、この言葉に出合った時、思わず、そうそうそう!と思いました。

読み進めて行くと、その後に「生きてきたというそのことだけで、つめに事を決めていたのだ」という文がありました。
自分では何も決めずにいたと思っていた主人公だけど、「誰かと知り合ったり、すれ違ったり、そこにいるだけで、息をするだけで、何かを決めつづけてきた」とわかるのです。

人は意識しないけど、日々いろんな人と少しずつ関わりながら生きてるのですね。
そんなことを思いました。
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ステップ/重松清

2009年08月13日 | 本を読んで(さ~)
家族ってなんだろう・・と考えました。

小説の中での登場人物達は「育つ場所」「命のある場所」と意見を述べています。
子どもだけでなく、親、夫婦、兄弟が育っていく所。
亡くなった人も含め命を見つめる場所。
その根っこは同じではないかと。


おひとりさま、の私はさしずめ、ひとり家族?
ひとつ家に住んで家族なのか、離れていても家族なのかな。
でも、離れて住んでいると、どうしてるのかもわからなかったりする。
私自身、ちょっとくらい体調不良を娘に報告するワケではないし。
田舎の母も、入院しても何も言わずよくなってから報告して来る。
一緒に住んでるから、何もかもわかると言うのではないだろうけど、少し寂しさも感じている今日この頃、「育つ」事と「命」について考えてしまいました。
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桂三枝一門会

2009年08月12日 | 落語
怪談スペシャル~私のお墓の前で笑って下さい~ということで、行こうかどうしようか少し迷いました。
怪談が苦手なのです。
あと、映画や講談での刃傷のシーンも苦手です。
特に切腹シーンとか見たり聞いたりすると胸が苦しくなります。

でも落語だからなぁと興味もあって行く事にしたのですが、先日の育っちゃったらくごで、三金さんが「まだチケットが残ってるので・・」とおっしゃったので、のんびりと出かけました。
少し早くついたので、ここはやっぱりと、繁昌亭のお隣の天満宮にお詣りしました。

開演10分ほど前に繁昌亭に着いたら、補助席も出て満員。
おいおいって感じで2階にあがり、やっと空いた席を見つけて潜り込ませて貰いました。

最初に全員が並んで、枝三郎さんがご挨拶。
演目は
桂 三四郎さん  「幽霊アパート」
桂 三金 さん  「奥野君の幽霊」
桂 三象 さん  「高尾」
  ― 仲入 ―
桂 三若 さん  「一眼国」
桂 三風 さん  「恐怖の怪談社」
でした。

三金さんの奥野君シリーズは面白いです!
幽霊になったメタボの奥野君って・・・想像するだけで怖いより笑える。
三風さんの時、高座と場内が暗くなってシーンとした中で、マナーモードにした携帯がなり出しました。
皆が固唾を呑んでる静けさの中で余計だったのでしょうが、あの鳴動って結構響くものなのですね。
私もよくマナーモードにしてるけど、これからは電源を切ろうと思いました。
三枝師匠作の「恐怖の怪談社」サゲが面白かったです。
サプライズのお化けさん達も怖いより笑っちゃいました。

夜、思いだして怖い噺だったら・・と思ったりもしたけど、全然大丈夫。楽しい一門会でした。
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