北風と太陽・保存版 統一教会から娘を家族のオープンな話し合いで取り戻した父kokoroのブログ。

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風化させてはならない暗黒時代    尹東柱の命日には同志社大学で献花式

2010-02-05 11:20:57 | 戦時下の文鮮明

今年の2月16日は、2月3日にアップした獄死した尹東柱(ユドンジュ)の65回目の命日だ。

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折しも、2月5日、横浜地裁は戦後最大の言論弾圧事件に冤罪の判決を下した。

 

横浜事件とは、尹東柱、文鮮明が日本に留学していた当時1943年~45年にかけての言論弾圧事件。治安維持法違反で出版関係者60人が特高に逮捕され、拷問を受け、4人が死亡した。

遺族の方が、ご本人の名誉回復のためにこの間裁判で闘って来られた。

 

帝国主義的支配が正統化され、思想弾圧、宗教弾圧、民族弾圧が荒れ狂った時代。

この時代を、忘れてはならないとあらためて思った。

 

獄死した尹東柱(ユドンジュ)の名誉は回復されてはいない。

 

韓国併合100年目にあたる今年、さまざまな取り組みによって、日本の歴史の負の部分が掘り起こされている。

埋もれた歴史を、意志ある人々の手で日韓共同の作業で後世に残すことは、再びあの時代を繰り返さないために大切なことだと思う。

 

尹東柱没後50年に当たる1995216日同志社大学に彼が残した詩「空と風と星と詩」の詩碑が建てられた。それ以来毎年献花式が行われているようだ。

今年も、おそらく2月13日(土)に故人を偲んで行われるようだ。

 

ハングル語で詩を書いただけで、逮捕され獄死した留学生尹東柱について、その純粋な詩と人となりについて、知りたい方は下記のサイトにアクセスしていただきたい。

 

http://homepage2.nifty.com/taejeon/Dongju/dongju.htm

 

文鮮明については、当時、一月に一度戸塚署に呼ばれ、キリストの話をし、警官に惚れられ、拷問を受け釈放されたという話を聞けば聞くほど、拷問を受けたという被害者の側面よりは、他の側面が浮き上がってくる。

 

もし彼がキリスト教のメシアという信念を通したら、釈放されることはなかったと思うのだが。

  

転向者も被害者という寛大な気持ちになりたいのだが、・・・・・。

  

写真は尹東柱。