洗濯していたら、季節はずれのゴキブリが走った。
「ぎゃあ~!」
私は、ゴキブリを叩くことも、死んだゴキブリをティッシュとかで掴むこともできない小心者だ。
「chieeちゃーん!」
ここはchieeに活躍してもらうしかない。
ゴッキーは床に置いたタオルの下に潜ってしまったので、chieeが急いで殺虫剤を片手にスタンバイした。
しかし、そのタオルをつまみ上げることができない私…。
結局、ハンガーでそーっと引っかけて、chieeがスプレーを吹きかけた。
弱ったゴキブリは、今度はマットの下へ。
「よし!私がマットをめくるわ!」
頼もしい…
chieeは、マットの端っこを持ってこう言った。
「それでは運命の扉を開きます」
あんたって、この期に及んで詩人だねえ~
「わあ~やっぱりめくれない」
そんな葛藤の中、マットをめくっていくと、ゴッキーは死んでいた。
「おかあさんは、つかめないよ、ティッシュが10枚くらいあってもダメかも…」
「私は4枚でいけるわ!」
こうしてchieeは、死んだゴッキーをティッシュでつかみ、ゴミ箱にぽんで一件落着となった。
たかだか一匹のゴキブリで家中そりゃあ大騒ぎ。
なんだかんだいって、我が家は平和なのかしら?
それにしても、
chieeを鍛えた甲斐があったわ。