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chieeと私のバトルな日々

コメントについて

コメントは公開していませんが、私にはメールで届くので、すべて読ませていただいています。ご意見・ご感想・ご質問、何でもお寄せください。必要に応じて、記事、メール、あるいはお会いしたときにお返事させていただきます。

苦手と平気

2007-07-28 23:44:00 | chiee
「ねえ、おかあさん。おかあさんはミミズは怖いけどセミは平気だから触れるんだね」

「そうだよ」

「おかあさん…私には強いけど、ミミズは苦手なんだよね?」

「・・・・・・・・」

なんだ?

その例えは?


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小児医療センター発足記念シンポジウム

2007-07-28 23:06:46 | daily
今日は大阪市立総合医療センターに発足した小児医療センターの記念シンポジウムを聴講に行きました。

初代部長にはVOXアドバイザーでもあり、総合医療センターの副院長でもある藤田敬之助先生が就任されました。

医療センターには17の小児の専門科があります。

高度な知識や技術、医療機器を必要とする子どもの難病や急性医療に対応することが小児医療センターの重要な機能・役割です。



今日は藤田先生がセンターの概要を、また各専門科の部長のうち小児血液科部長、小児神経外科、小児救急科部長とホスピタルプレイスペシャリストの方が小児ガンやそれぞれの専門の立場からの取り組みや医療の現状について講演されました。

第2部では【極道の妻】から弁護士へと転身したことで有名な大平光代さんと小児心臓血管外科部長との対談が行われました。

小児の専門医療についてはほとんど聞く機会がないため、とても新鮮な体験でした。

こうした医学、医療技術の進歩と多くの小児科医の努力によって、小児医療が支えられていることを実感しました。

さらに、医師だけでなくチーム医療に携わるコメディカルや、他科との連携の様子、また子ども特有の心と体の発達やケア、あるいは生活や教育にも目が向けられた気配りや環境作り、また家族や兄弟へのケアなどが進められていることもよくわかりました。

しかし一般的には、こういうことはほとんど知られていない側面だと思います。

今日も関係者が多い印象を受けましたが、この小児センター発足を機に、医学的なことも含め小児医療の現状や取り組みについて、もっともっと市民向けの広報や情報発信を行って、理解や協力を得るべきだと感じました。

この点は、府立母子センターの取り組みは一歩前を行っているように感じます。



シンポジウムの最後に、少しだけ小児医療の危機的状況について触れておられました。

やりがいのある仕事に後継者が育たないのは、医療を取り巻く状況と過酷な労働環境の下で小児科医が疲弊して、モチベーションが下がっているということを、強く訴えたい様子でした。

今や、救って当たり前という認識と患者の権利意識だけが前面に出て、報道もその傾向が強くなってきている気がしますが、今の救命率は実際には医療や医学に携わる人々の献身的な努力のたまものであり、それでもなお救えない状況があるということを第一線の先生方だけが苦悩していることを、社会や市民はもっと知る必要があるのでは、と思います。

そのためには現状をもっと社会に訴えて社会全体の意識を変えていくことが一層重要です。



藤田先生が概要をお話ししてくださる中に、チーム医療といえどまだ不十分な分野のひとつとして医療ソーシャルワーカーを挙げられました。

でもね。先生。

社会福祉士になっても医療ソーシャルワーカーをやれる人はほんの一握りです。

業務独占でもなく、医療が縮小される中、やりたくてもソーシャルワーカーの需要はほとんどありません。

おそらくその多くは高齢者の転院先や、医療費についての問題を解決するのにいっぱいいっぱいでしょうし(中には専門とは関係なく従事されている方もおられるのでは?)小児医療には小児医療ソーシャルワーカーという存在が必要なのかな、と思いながら聞いていました。



今日は思いがけず、とてもうれしいことがありました。

何年ぶりでしょう!

chieeを取り上げてくださった産科主治医に会場でお会いしました。

私は大平さんがなぜ今回登壇されるのか全然知りませんでした。

結婚のことは知っていましたが、出産されたことはまったく知りませんでした。

妊娠した大平さんは最初開業産婦人科を訪れました。それが先生のクリニックだったのだそうです。

その後、子宮筋腫もあり転院されたそうですが、大平さんが壇上で先生のお名前を出されたとき、びっくりしました。

大平さんは昨年の9月に女児を出産されました。

子どもさんはダウン症で、しかも心臓病ほかの合併症があり、1月には心臓の手術を受けられたとのことでした。

ダウン症は、妊娠15-18週目くらいに受ける羊水検査で出生前診断を行う場合があります。

大平さんは高齢出産だったため、おそらく医師側から羊水検査の提案はされたのではないかと思いますが、受けられなかったそうです。



ちょうど7年前、私が出産のために入院していたある日、病棟に私服の女性が大勢いました。

看護師さんに訊ねると羊水検査に来ているということでした。

羊水検査は自然流産などのリスクがあるため、高齢出産など染色体異常の確率の上がる女性が受ける場合が多く、確かにそのときも若い女性というより、少し上の、主に30代くらいの人が多かったことを今もよく憶えています。

その光景は、検査の意味を考えると当時の私…やっと妊娠が継続して出産にこぎつけようとしていた私にはショックな出来事でした。

私も一度は説明を受けたと思いますが、不育治療から長いつきあいになっていた先生は、私のそれまでの経緯も病態も私の性格もよくご存じだったので、私には勧められませんでした。



大平さんは、陽性だった場合、それは産まない選択か覚悟の時間を与えられるかのどちらかを意味するものなので、私は受けなかったと言われていました。

その言葉通り、彼女は現実を冷静に受け容れ、様々な状況に対応していました。

それだけでなく今日の講演ではシンポジウムの趣旨と課題をきちんと理解して、経験を踏まえた上で、かなり客観的な立場でコメントをされていました。

ダウン症児の抱える特有の問題に対応するために、弁護士さんはときには顧問になることがあるのだということも言われていました。

それにしても大平さんは強い…障害の受容が自然体に感じるのは、彼女の歩んできた波乱の人生からすれば、今は、神様が与えてくれた新しい家族と新しい命と、そして母親としての人生をかみしめて生きている…それは、妻として母としての自分を見つめる充実した日々なのかもしれない…とも思えたりしました。

産科の先生は講演の終わり際に席を立たれたので(大平さんが壇上から退場されたので)、私も席を立って近寄っていき、簡単なご挨拶だけして、携帯の待ち受けのchieeの近影を見せて別れました。



今日のchieeは午前中は、消防学校で開催されたレスキューカーニバルにおとうさんと参加。

震度5強の体験や消火体験が組まれたスタンプラリーに参加して景品をゲットして帰ってきて、昼からはおとうさんとお留守番していました。

それにしても蒸し暑い1日でしたね。

疲れました…


コメント
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