今日はなんと12年ぶりに栄養士さんによる栄養指導を受けた。
…と言っても糖尿病の食事療法ではなく、血圧管理のための塩分調整のための指導だった。
塩分を少なめに…と漠然と言われて、あれこれ思いついたとしても、実際にどこまで実践できるかわからないので、言われるままに受けてみることにした。
12年前のカロリー管理は何も知識がないときのことで、言われるがままだったけれどトラウマになっていることもいくつかあったし、今日もケンカを売ってしまうのかなあと思っていたが…いや、ちょっとつっかかってしまったかもしれないな。
だって指示カロリーが1760kcal、塩分7g以下となっていて、私は思わず
「こんな生活をもし365日やったら私は心が壊れてしまうと思う」
と言ってしまったからなあ。
でも実際に実践可能な指導が行われるべきだし、次にはなぜ実践できないかを指導する側は考えないといけないと思う。
そこには理解力やコプライアンスといった次元とは違う、モチベーションの維持や患者心理に働きかけるアプローチがあってしかるべきだと思う。
今日の栄養士さんはカロリーについてはほとんど言及せず、ダメということは一切言わなかった。
具体的な塩分の減らし方と体重減量の小さな目標を決めてくれた。
単純な方法だと思うけれど、こうした「約束事」はときにはとても大切だと私は思う。
本当はそれを報告する場が必要でそこまで設定してくれたら言うことなしなんだけどな。
向こうはやりにくい患者だなあと思ったかも知れないが、私にはそれなりに有意義な時間だった。
…ということで(指導の予約を入れてくれた)セカンドドクターに感謝して。
今日は眼底検査も受けて、待ち合わせした友人とさんざんしゃべって夕方、病院を後にした。
眼科で、久しぶりに病院の患者会でお世話になった先輩患者さんとお会いした。
その方が息子さんを出産されたときにお世話になった先生が亡くなられて今年の夏に三回忌を迎える。
それはもう30年も前のことで、その方は息子さんに先生の名前から一字いただいて命名された。
その先生が第一線を離れてずいぶん長く主治医と患者という関係ではなかったのに、今もその先生の話をされるときは目が潤む。
主治医と患者の関係とは淡々としたものもあるだろうけれど、こうした深い思いや絆も存在する。
何度も流産を繰り返し、ままならない状況に反発し、落ち込み、そして先生の叱咤激励の中でやっとひとりの子どもを巨大児で出産した。
その経過やたどった途は私の経験と重なり、その思いはとてもよく理解できる。
ただ、私がchieeを出産した当時以上に、医療が不確実だった時代だったからこそ、医師の支えは本当に本当に大きかったんだと思う。
その方の思いも綴られた会報がずっと延び延びになっている。
今年こそはちゃんと出せるようにしよう。
…ってうちの先生の原稿次第なんだけどね^^;(またかー!って)