暮らし研究家『暮らし家』の古民家・田舎生活

豊かな暮らしってなんだろう。モノではない「何か」。残し、守り、伝えたいモノや事柄を岡山県西粟倉村から発信します。

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時とともに。

2015年04月20日 | ふるもの
天徳寺の囲炉裏の間は竹組みの天井になっています。



それが、長い年月をかけて囲炉裏の煙などで燻されて「煤竹」という、工芸的にも価値のある竹材が出来上がります。

赤茶けた褐色の風合いとこのにぶい光…。



この先、囲炉裏や竹天井のない日本では、かなり貴重品になると思われます。





いろんな煤竹の製品がありますが、セーラーの万年筆も有名ですよね。SAILOR公式サイト→http://www.sailor.co.jp/lineup/fountainpen/10-7131












こちらは天徳寺の小上がりの壁に掛けてあります。



この時間をかけてゆっくりと作られたこの美しさは
筆舌尽くしがたいものがあります。
たぶん、それは、人の長年にわたる暮らしがそこにあるから。
美しい自然に美しい人間の営みが交わっているから。


何十年も、もしかしたら百数十年前の人が燃した囲炉裏の煙をこの竹は抱き込んでいるのかもしれません。













穀雨 第十六候 葭始生 あしはじめてしょうず
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