暮らし研究家『暮らし家』の古民家・田舎生活

豊かな暮らしってなんだろう。モノではない「何か」。残し、守り、伝えたいモノや事柄を岡山県西粟倉村から発信します。

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結。

2016年01月12日 | 天徳寺
家人しかいないときは、囲炉裏では生木を燃やします。


煙たいです。
煙もうもうです。
この部屋の火災報知機は熱感知式です。
煙探知だと大変です。サイレン鳴りっぱなしになりかねません。
しばらくすると、屋根のほうに煙が抜けていくようになるのですが
空気が温まらないと上昇気流にならないからでしょうか。
朝イチは、煙が充満します。



でも、この煙が茅葺の屋根には重要。
煙で屋根を燻します。


屋根を燻すことで茅に住む虫に退散いただきます。


虫が居座ってしまいますと
その虫を狙って鳥さんがやってきます。

※イメージ図
そして茅をつつきます。
すると茅に穴が開き、そこに雨が降ると水が溜まって茅が傷みます。

鳥を来させない→虫を居つかせない→煙で屋根を燻す(天然のバ○サンみたいなものです。)






茅葺屋根は消耗品です。
昔は屋根裏に各家庭が冬前に刈った茅を保存して葺き替えが必要になった家に拠出していました。
茅だけでなく人手もです。
これをと呼んでいました。
茅葺の家がほぼ無くなった今は結の制度もなくなり、茅も高価なものとなり、葺き替えができる人も少なくなってきました。





だけど…だからこそ守りたい。

この建物を、この技術を、この風景を。


天徳寺を宿泊できる場所にしたり、カフェとしてくつろげる場所とすることは現代の新しいの形だと思っています。






そして、私たちは少しでも長持ちさせるために今日も屋根を燻します。
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