日本全国、新米の時期である。
以前、記事にもあげたことがあるが、うちの米は籾保管なので

「もみすり」という作業をして初めて玄米になる。これをさらに精米して白米となる。
玄米で保管、とも思ったのだが、それには冷蔵庫が必要であり
コストの問題と、その冷蔵庫を置く場所の問題を鑑み、籾保管することにしたのだ。
隣の鳥取県では籾保管の風習が残っているようで
コインもみすり機なるものがあるようなのだが、
そこでは一気に精米までしてしまうというものらしい。
精米した米を土に置くと腐ってしまうのだが、玄米を土に撒くと芽が出る。
それだけ玄米というのは『生命』を宿しているのだ。
そんな命の源である玄米ででも米を楽しみたい。
なので、小型ではあるが、籾摺り機を購入した。
余談だが、ここ西粟倉では個人で米用の冷蔵庫を持っていることはそう珍しくない。
それだけ家族の数がまだ多いということと、それだけ広い土地をお持ちの方が多いということだろう。

郷土博物館にありそうなこの唐箕で脱穀したので籾にはひげがついているものも多い。
果たしてうまく作動するだろうか…とスイッチオン。


おお、籾殻が!

心配そうに見つめる旦那。

二度ほどかけたほうが良いようだが、なかなかうまく籾摺りをしてくれた。


美味しい米を育ててくれた大地に御礼を。
さて、肝心の米の味だが。
今年は他の産地の他の品種の新米も少し分けていただいたりして、食べ比べることができた。
まず見た目は、やはり休耕田だったとはいえ、栽培期間中は無施肥だったこともあり、小粒である。
そして、刈り取り・乾燥・脱穀とすべて手作業だったため、機械で米の選別もしていない。
これも栽培期間中は無農薬のため、被害が少ないとはいえ、カメムシの害はあった。
カメムシは米の成長過程で、ミルク状の米のエキスをチューっと吸う。
その跡が米に黒班を残す。
しかし、これを食べても全く害はなく、農家の方に言わせれば『安全の証』のようなものだと教えてくれた。
確かに日本人はその繊細な性格からか、極端にキレイな農作物を好む。
見えない農薬と見える黒い米
自分や、自分の愛する家族が食べるお米は、二択ならばどちらがいいか?
ほとんどの方が、たとえ黒い点が混じったお米でも、農薬たっぷりのお米よりはよいと考えるだろう。
ただ、知らないから黒い点が混じっていると敬遠する。
かく言う私も今年初めて知った。
でも今後は「まぁ、農薬にさらされずにすくすく育ったのね!」とありがたくいただける。

そして味の面だが、天日干しをしたせいか、噛めば噛むほど米の味がする、といった感じがする。
食べていて「質実剛健」こんな言葉が頭に浮かんだ。
力強い命の味が感じられる…。
ただ、みなさまにどう伝えようかと頭を悩ませた結果…
横綱北の湖、というよりは


横綱千代の富士のようなお米であるとお伝えしておこう。
多少贔屓目なのは置いておいても
この千代の富士、たまらなく美味しい。
以前、記事にもあげたことがあるが、うちの米は籾保管なので

「もみすり」という作業をして初めて玄米になる。これをさらに精米して白米となる。
玄米で保管、とも思ったのだが、それには冷蔵庫が必要であり
コストの問題と、その冷蔵庫を置く場所の問題を鑑み、籾保管することにしたのだ。
隣の鳥取県では籾保管の風習が残っているようで
コインもみすり機なるものがあるようなのだが、
そこでは一気に精米までしてしまうというものらしい。
精米した米を土に置くと腐ってしまうのだが、玄米を土に撒くと芽が出る。
それだけ玄米というのは『生命』を宿しているのだ。
そんな命の源である玄米ででも米を楽しみたい。
なので、小型ではあるが、籾摺り機を購入した。
余談だが、ここ西粟倉では個人で米用の冷蔵庫を持っていることはそう珍しくない。
それだけ家族の数がまだ多いということと、それだけ広い土地をお持ちの方が多いということだろう。

郷土博物館にありそうなこの唐箕で脱穀したので籾にはひげがついているものも多い。
果たしてうまく作動するだろうか…とスイッチオン。


おお、籾殻が!

心配そうに見つめる旦那。

二度ほどかけたほうが良いようだが、なかなかうまく籾摺りをしてくれた。


美味しい米を育ててくれた大地に御礼を。
さて、肝心の米の味だが。
今年は他の産地の他の品種の新米も少し分けていただいたりして、食べ比べることができた。
まず見た目は、やはり休耕田だったとはいえ、栽培期間中は無施肥だったこともあり、小粒である。
そして、刈り取り・乾燥・脱穀とすべて手作業だったため、機械で米の選別もしていない。
これも栽培期間中は無農薬のため、被害が少ないとはいえ、カメムシの害はあった。
カメムシは米の成長過程で、ミルク状の米のエキスをチューっと吸う。
その跡が米に黒班を残す。
しかし、これを食べても全く害はなく、農家の方に言わせれば『安全の証』のようなものだと教えてくれた。
確かに日本人はその繊細な性格からか、極端にキレイな農作物を好む。
見えない農薬と見える黒い米
自分や、自分の愛する家族が食べるお米は、二択ならばどちらがいいか?
ほとんどの方が、たとえ黒い点が混じったお米でも、農薬たっぷりのお米よりはよいと考えるだろう。
ただ、知らないから黒い点が混じっていると敬遠する。
かく言う私も今年初めて知った。
でも今後は「まぁ、農薬にさらされずにすくすく育ったのね!」とありがたくいただける。

そして味の面だが、天日干しをしたせいか、噛めば噛むほど米の味がする、といった感じがする。
食べていて「質実剛健」こんな言葉が頭に浮かんだ。
力強い命の味が感じられる…。
ただ、みなさまにどう伝えようかと頭を悩ませた結果…
横綱北の湖、というよりは


横綱千代の富士のようなお米であるとお伝えしておこう。
多少贔屓目なのは置いておいても
この千代の富士、たまらなく美味しい。
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