暮らし研究家『暮らし家』の古民家・田舎生活

豊かな暮らしってなんだろう。モノではない「何か」。残し、守り、伝えたいモノや事柄を岡山県西粟倉村から発信します。

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病気を治さない医者・子どもの面倒を見ない保育士 ~鈴木公子先生に学ぶ~

2015年10月25日 | 日々のこと
昨日の続きです。
今回は内田美智子先生ともうひと方、新潟で歯科医院をされている歯科医の鈴木公子先生も演者として来られていました。

(今回、公演中の撮影はNGだったため、以前の講演(2月)のものですが変わらぬお美しさでした。)


何枚かの症例写真を見せてくださり、その要因が何だったのか、を教えてくださいました。

★歯磨きもしている、甘いものは特に食べさせていないのに全部の歯が虫歯になってしまった2歳児。
これは熱が上がりやすく脱水症状がおきやすい児に医者からすすめられたスポーツドリンクが原因でした。
母は良かれと思って、子どもが取る水分の全部をスポーツドリンクに変えて2カ月で全虫歯…。
スポーツドリンクには500mlに約40グラムの砂糖。3グラム入りのスティックシュガーなら13本以上を摂取していることになります。

★これまた歯磨きもしているし、ほとんど甘いものは食べません、という20代男性。
この方は毎日7~8本ほど常飲していた缶コーヒーが原因。
缶コーヒーには一本あたり20~30gの砂糖。
独身の若い男性に多いそうです。


上のようなことなど、身の回りにありそうな事例です。
ですが、日頃口にするものの奥に何が隠されているか、ちょっと興味を持って知ることで解決する。
裏を返せば、知らないままだと原因もわからないまま、体の不調に悩まされるのです。



★「歯茎を切ってください…」と来院した12歳の女の子。
写真では歯肉という歯肉のすべてが赤く腫れ上がっていました。
痛くて血が出るため歯が磨けない。
今までは年に一度歯科で歯茎を切ってもらい膿を出すという対処療法しかしていませんでした。
鈴木先生は絵筆を歯ブラシ代わりに渡し、8割方治癒。
後の2割はお母さんを呼んで食事指導され、健康な歯を取り戻したそうです。






どの症例も、治療するだけではないのです。
どこに原因があるのか、食生活・生活習慣などじっくりお話を聞くそうです。
そして2週間の食事記録をつけてきてもらうのだとか。


以前何かの本で
『医者の仕事は病気を治すことではない。病院に来る人を減らすことだ』
と書いてあるのを見ました。
鈴木公子先生もまさに同じ事をおっしゃっておられました。

私も子どもと関わっている間、思っていたことは
『保育士は子どもの面倒を見るのが第一義的な仕事ではない。子育てを楽しめるよう、子どもの心身ともに健やかな育ちが保証されるよう、親子のサポートをすることだ』
ということ。

医療や福祉においては、意外と真面目な方が陥りやすいところではないかと思います。
本来の意義は目の前のことだけにとらわれて、手取り足取りお世話するのではなく
その問題の根本を見つけ、自分で乗り越えていくお手伝いをすること。


ただ問題は…
先生もおっしゃっておられましたが
これやると『儲からない』です(笑)。






~歯によい食事10項目~を教えていただきましたが、そちらは先生の著書にお譲りするとして
その中のひとつ。これを気をつけるだけで、歯だけではなく体自体も丈夫になるような気がします。

危険な味3つを極力避ける。
この3つとは
★白砂糖…砂糖が最初に作られた目的は味付けではなく「精神安定剤」だったとか。
     医療現場ではソフトドラッグ(軽い麻薬)と呼ばれるほど依存性が高いそうです。
★油脂…食材にもしっかり含まれているので、それ以上に過剰摂取とならないようにしたいもの。
    揚げ物やスナック菓子などは最たるものです。
★化学調味料…これも依存性があり、この味がないと「物足りない」と感じるようになります。
       

私も最近は食品を購入する際、裏の表示を確認して買うようになりました。
今の世の中、どうしても完全に排除するのは難しい。
だからこそ、日頃から気をつける「くせ」をつけていると自ずと摂取が少なくなります。


あとは足育・アトピーや感染症と口呼吸の関連性…など
もっともっと聞きたい講演でしたが、残念ながら限られた時間。
なので、先生の本を買って帰りました。
私の周りにも、それらの症状でお困りの方がいらっしゃるので、個別に情報を共有できたら、と思います。






とにもかくにも、先生はお元気でお美しかった!
しかもパワフル。
とても心臓がお悪くて、網膜がもう一度傷がついたら失明するという爆弾を抱えてらっしゃるようには見えない。
日頃の徹底的な摂生のたまものであられるのかもしれませんが
ご自身の身に起こったこと、歯科医として、ひとりの母として「たくさんの人に伝えたい!」という使命感のような燃えるオーラを感じました。
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