暮らし研究家『暮らし家』の古民家・田舎生活

豊かな暮らしってなんだろう。モノではない「何か」。残し、守り、伝えたいモノや事柄を岡山県西粟倉村から発信します。

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新嘗祭に思ふ。

2014年11月23日 | 2014年
今日11月23日は勤労感謝の日、となっていますが
正式には新嘗祭の日です。


天上の高天原を統治しておられ、天皇陛下のご先祖でもある天照大神が
地上の葦原中国(日本)に降っていかれる孫のニニギノ尊に稲を授けられ、これで国民を養いなさいと命じられたことに起源します。

新嘗祭とは、日本の古くからの重要な祭儀であり、祭祀を司る最高責任者である天皇が、その年にとれた新穀を天神地祇に供えて
農作物の収穫に感謝するとともに、自らも初めて召し上がられる祭典です。
天照大神の御子孫であられる天皇陛下が、この天照大神のご命令に忠実にしたがっていることの証であり、その恵みに対する感謝の表明なのですね。



ちなみに、降っていかれるニニギノ尊に対して、天照大神は、葦原中国は、永久天照大神の子孫が君主となる国であると宣言され、
さらに、「私だと思って祀りなさい」と言って鏡(八咫鏡ヤマタノカガミ)を授けられました。
以来、天皇陛下の第一のお仕事は、ご祖先である天照大神を祀り、稲の豊かな稔りによって私たち国民が繁栄し、幸福となることを祈られることなのです。









私は常々昔の人がそうであったように、食べること=生きることであるシンプルな生活をするのが夢です。










280円で豪華なお弁当が買えてしまう昨今、24時間食べるものに困らない世の中にあって
食べ物のありがたみを考える時間が少なくなってきているように思います。


便利で安い食べ物を開発するために安い廃鶏(ハイケイ・卵を産まなくなった鶏)のミンチ肉に牛骨から削り取るドロドロのくず肉をまぜ
更に増量し「組織状大豆たんぱく」「化学調味料」「PH調整剤」「結着剤」「乳化剤」「着色料」「酸化防止剤」エトセトラ…
30種類を越す食品添加物を加えてできる1パック100円を切る『ミートボール』。(東洋経済 食品の裏側:安部司著より)


つい最近まで私も食べていました、この手のもの。
それが悪いとは言いません。
ただ知って食べるかどうかを選択しなければならない。
私も含め、その食べ物の裏側を知らない人、知ろうとしない人が大多数。
ここが問題です。




ムラに引っ越してきて米作りや野菜作りを身近に見るようになり
安心・安全なものを作るためにはどんなに大変なことか、ということも少しは見えるようになってきた。
メダカ米の田んぼは、メダカを放流しているので農薬は使えず、当然雑草も生えてくるので手作業で雑草を取ります。
知り合いの農家さんは雨が降る前に里芋を収穫しないと、と雨が降るといわれていた前日の朝方まで収穫していました。
土から作り、苗を作り、作付けし、水をやって、雑草を取り大事に大事に育てていても
その年の天気や台風などの気象状況に左右される。

そんなことを、あまり気にせず、ただただ「安いなあ!」「今年は葉物が高いなぁ…」なんて文句言いながら買ってた。




わたくし、こう見えて(どう見えて?)ジュニア野菜ソムリエの資格を取っているのですが→旧ブログ
そのとき、私たち人間は野菜や果物の命の途中をいただいていると学びました。
植物界で「天寿を全うする」ことは種子を残して次の子孫を残すこと。
たとえば大根。
大根の目的は人間に食べていただくために根を太らせることではありません。
とうを立たせて花を咲かせて莢に種を作って土にこぼすこと、これが大根の一生です。

それを花も恥らう幼年期や少年期に人間さまがいただいてしまうわけですな。
あー、なんとありがたくてもったいないことでしょう。



…という意識を少し持ちながら、ありがたくお命を頂戴しながら
食べること=生きることを実践したい。
そして、それができるようになったら、すこしだけこのありがたみを
見えなくなっている方におすそわけしたい、と思う次第です。










この豊かな日本という国に生まれたことを感謝しつつ。










小雪 第五十八候 虹蔵不見 にじかくれてみえず
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