ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記

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小渕優子自民党幹事長説、実現すれば、小渕さんは来年の総裁選不出馬か 二大政党政治のため受諾を

2014年08月31日 06時06分31秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして

[写真]2014年8月31日付読売新聞1面。

 今週は、第3次与党期自民党では初めての内閣改造になります。

そこそこ、失敗してほしいところですが、高みの見物と参りましょう。

 先週25日付エントリーで(小渕優子さん、女性閣僚「お断りするのもおかしくないですか」 平成研のシンデレラ、BS日テレで)というのを書きましたが、きょう31日付読売新聞は1面トップで、小渕優子さん(40歳、5期、衆群馬5区)の自民党幹事長への起用説が報じられています。安倍晋三・自民党総裁(第96代首相)は、第46回衆院選での政権再交代の立役者、石破茂幹事長を入閣させて、その後継に、小渕優子さんが就任するよう平成研究会に打診し、平成研究会が認めない場合は、側近の甘利明さんを幹事長に起用したい、という情報です。

これは、2015年9月の自民党総裁選に、小渕優子さんが立候補できないように取り込むという意味でしょう。というのは、自民党規約が改正され、来年の総裁選は、議員票と党員票が、1対1になります。今の通りだと、議員票410票プラス党員票410ポイントの合計820ポイントで総裁を選びます。この制度だと、参議院全国比例選出議員を中心に、各種団体に強い、平成研究会が相対的に有利になるため、小渕優子さんが出馬した場合は、安倍総裁に勝つ可能性がありえます。

自民党の歴史で、総裁と幹事長が、総裁選本選挙を争ったことは、3回あるともいえるし、ゼロ回ともいえます。福田赳夫総理・総裁(清和会)に対して、会長が立候補できない木曜クラブ秘書軍団が、宏池会会長の大平正芳幹事長をかついで、「予備選挙」というもので、1位になり、福田総裁が「天の声にもたまには変な声がある」と語り本選挙に出馬せず退陣した1例。新進党解党後の自由党から連立離脱を持ちかけられて小渕恵三総理・総裁(平成研究会)が判断能力がない状態になり、青木幹雄内閣官房長官の判断で、大学のサークル同窓生である森喜朗幹事長(清和会)が総裁に無投票で選出された1例。そして、第2次野党期に、石原伸晃幹事長が、谷垣禎一総裁が「不出馬」
を表明していない段階で立候補を表明した1例。この合計3例なので、3回あるともいえるし、ゼロ回ともいえます。

ですから、小渕幹事長となれば、来年9月の総裁選に小渕幹事長は出ないでしょう。安倍総裁が再選すれば、次は出られないのが自民党規約(民主党規約なら出られる)なので、2018年9月または第47回衆院選直後の総裁選には安倍総裁は初めから出られません。来年9月の再選を確実にするならば、小渕さんに力を蓄えさせながら、石破さんとの一騎打ちを制するというのが妥当な戦略でしょう。

 平成研究会からの自民党幹事長就任は、野中広務さんが、宏池会による加藤氏の乱を鎮圧した論功行賞として、古賀誠総務会長(宏池会)に幹事長の座を譲って以来、14年ぶりになります。もちろん、新進党が残っていれば、第42回衆院選で政権交代し、加藤氏の乱など起こりようがなかったわけで、自民党も平成研も旧小沢一郎氏(現悪魔一郎氏) にめちゃくちゃにされたといえましょう。

 日中友好議員連盟が訪中団をなかなか派遣できない状態のなか、昨年末「若手交流団」という位置づけで、小渕訪中団を結成。小渕優子団長、竹下亘顧問、橋本岳団員、長妻昭団員らが北京にいたところ、突如、安倍首相が靖国神社訪問。すべての日程キャンセルとなりながら、小渕団長が泰然自若としてインタビューを受けたのは記憶に新しいところです。その半年後に、高村訪中団が行けるようになりました。よもや清和会安倍首相の平成研つぶしではなく、単に配慮がなかったのでしょう。かつて、大平さんを非業の死に追いやるなど清和会の傍若無人の歴史を、この辺で水に流し、清和会と平成研が自民党として一致団結するときがきたのでしょう。

いってみれば、ガンジー家とネール家による、インドの国民会議派に自民党が近づいてきたといえるでしょう。民主党はインド人民党といえるでしょう。政権交代ある二大政党政治を前に進めるために、小渕幹事長が実現し、来年9月の自民党総裁選は無風で安倍再選ということになるのがいいように感じます。



 2014年8月30日付朝日新聞3面は「石破氏入閣 決め手は『次はあなた』」との見出しで、このなかで、「なぜ党を割るような動きをするのか。次は石破さんしかいないじゃないですか」。菅義偉官房長官や萩生田光一・総裁特別補佐は、首相からの入閣要請を受けるよう説得を続けた」と報じました。これは、2014年8月29日金曜日の昼食を、安倍首相と石破幹事長が取りながら会談したもようについて報じる一連の記事の中で、朝日新聞が報じた内容です。真偽のほどは分かりませんが、書き残しておきます。


土砂災害防止法の改正案、まにあえば第187回秋の臨時国会に提出へ 太田昭宏・国土交通大臣

2014年08月29日 23時59分59秒 | 第187臨時国会2014年地方創生国会

(このエントリーの初投稿日時は、2014年8月30日午前9時半で、その後、29日午後11時59分にバックデート)

[写真]太田昭宏・国土交通大臣、首相官邸ウェブサイトから。

 太田昭宏国土交通大臣は2014年8月29日(金)の閣議後会見で、「土砂災害防止法(土砂災害警戒区域などにおける土砂災害防止対策の推進に関する法律)」(平成12年5月8日法律57号)の改正案の作成を指示したことを明言しました。

 太田大臣は「国民が土砂災害に不安を持っているので、秋の臨時国会を目標に進んでいきたい」と語りました。きょう付けの公明新聞などが報じています。第187回秋の臨時国会(9月末前後に召集か)に提出する見通し。

 はじめて土砂災害防止法を読んでみましたが、国土交通大臣が基本方針をつくり、都道府県知事が特別警戒区域、警戒区域を「指定することができ」、それに先立つ基礎調査を行う法律です。これは古屋圭司衆議院議員が自民党プロジェクトチームを率いたそうですが、省が基本方針をつくって、首長に丸投げして、おそらく民間業者に委託することをねらって調査をするというのは、自民党・新進党二大政党崩壊後の、2000年以降の自民党議員立法にありがちなたてつけ。

 例えば、甘利明衆議院議員が筆頭発議者のエネルギー基本法を、長期的な視点でのエネルギーのベストミックスを講じる「エネルギー基本計画」の策定を、事実上資源エネルギー庁に丸投げしてしまうたてつけです。

 土砂災害防止法に戻りますが、今回の法改正の検討では、国土交通省は、基礎調査の結果の公表を義務付けたり、都道府県から国に移管したりする改正が可能かどうか、突貫工事で作業するようで、第187回国会に出せるかどうかは微妙。

 なお、きのう公明党の山口那津男代表が自民党総裁の安倍首相と官邸で会い、太田大臣の国土交通大臣留任をのぞんだものとみられ、来週9月3日(水)の第2次安倍第1次改造内閣での太田さんの国土交通大臣再任は確実。

 ねじれ解消後の1年間(黄金の3年間1年目)、衆参国土交通委員会は、たくさんの法案(4省庁合併プラス気象庁、海上保安庁の実質的な6省庁)をていねいに審査し、成立させています。閣法の積み残しは一つもありません。ただ、12月に衆議院の任期が折り返すので、二大政党の秋の定期人事異動で様相がかわり、二大政党のマニフェストの論点が内包された委員会なので、対決色が強まる可能性はあります。

 先週8月20日発災の平成26年8月豪雨、広島市安佐南区・安佐北区の土石流・土砂すべりで72名の死者が出たことにともなう措置。現在も、朝日新聞配達員がバイクとスニーカーを残したまた、JR可部線付近から姿を消して、行方が分からない状態で、一刻も早く見つかってほしいです。 新聞配達員ということならば、ライフライン関連の仕事ということで補償するということも検討してもいいのではないでしょうか。

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国家の終焉 民法(債権法)改正要綱仮案まとまる 「連帯保証人は公証人に口述」

2014年08月29日 11時43分13秒 | 第189回通常国会2015年安保国会


 民法の債権法の改正要綱仮案が、法務省ウェブサイトでたったいま、公開されました。

 ブログ主(宮崎信行)が、法務省の民事局と大臣官房にたびたび催促して、ようやく出ました。

http://www.moj.go.jp/shingi1/shingi04900226.html

 最終報告案「資料番号83-1」のPDFは次のアドレスです。

http://www.moj.go.jp/content/000126619.pdf

 このうち、項目「第28 定型約款」については保留となっています。

 そして、第18保証債務は、紙24~26ページ、PDF33~35ページ。この中で連帯保証人になる場合は、公述人が口頭で確認する、という趣旨のことが書いてあるはずです。

 政権交代100日以内の、2013年2月の中間とりまとめはまったく違った内容であり、骨抜きされました。安倍自民党の罪と言うよりも、安倍自民党に取り巻く人々のいやらしさ、人間のクズぶりを感じさせる内容でしょう。

 実は、部会長をつとめた鎌田薫早稲田大学総長(法学部教授、学校法人早稲田大学理事長兼務)は私が最初に民法をならった人物ですが、このような骨抜きを進めて、鎌田なる者は、彼は末代までの恥だと考えます。

 私は明治維新によって生まれた日本国という国家はオレンジ色の国家だとイメージしていましたが、今黒い国家になりつつあります。

 これから、全文は読みますので、思いついた内容は、このエントリーで、丸ごと書き直す方式で、のちほど更新する予定でいます。 基本的に、議院修正は難しい議案であることから、今の任期では廃案に追い込んで、第47回衆院選マニフェストで戦うことになるのではないかと考えますが、まずは読んでみます。


8月28日(木)のつぶやき その3

2014年08月29日 01時02分40秒 | 第186通常国会(2014年1月)好循環実現国会

古屋防災相は激甚災害指定について、「総理の指示は、台風12号ならびに11号による今回の前線による一連の被害への対応であり、幅広く作業をしている」と語り、広島市以外の自治体が指定される可能性を示しました。吉川沙織さんへの答弁。#kokkai

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公明党の谷合正明さんの質問です。
参議院の質問順は、自民党→民主党→公明党→諸野党となっています。
衆議院の質問順は、自民党→公明党→民主党→諸野党です。#kokkai


【ニコ生視聴中(103分経過)】 【参議院 国会生中継】 災害対策委員会 nico.ms/lv191200804#1:… #kokkai #参議院


みんなの党の薬師寺道代(薬師寺みちよ)さんの質問。参議院災害対策特別委の閉会中審査。#kokkai


日本維新の会・結いの党の室井邦彦さんの質問が終わりました。


参議院災害対策特別委員会は散会しました。#kokkai

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「長島昭久NC防災相、大畠元国交相が野党でぶっちゃけ「ああいうところに宅地造成して良かったのか」検証へ」#kokkai goo.gl/FMceAM

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8月28日(木)のつぶやき その2

2014年08月29日 01時02分39秒 | 第186通常国会(2014年1月)好循環実現国会

「現地で、本当にこういうところに宅地を造成してよかったのか。正直言うと、そう感じました」元総理補佐官・元防衛副大臣で、現在は野党の長島昭久さん。#kokkai #衆議院

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"@kokkai_live: 長島昭久さん、避難について「基礎自治体には力量不足のところもある」。#kokkai"←長島さん、良いことを(^▽^笑)

国会実況 国会中継さんがリツイート | RT

長島昭久さん「土砂災害の警戒地域をするしないの前に、ホームページに載せるだけでなく、自治体が現地に行って説明すべきではないか。居住・移転の自由はもちろんあるけれども」。衆議院災害特。#kokkai

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「日本維新の会・結いの党」の井坂信彦さんの質問です。衆議院災害対策特別委員会が平成26年8月豪雨の閉会中審査をしています。#kokkai #news #siagai


日本維新の会・結いの党の三木圭恵さんの質問。#kokkai


三木圭恵さんは、兵庫県丹波市の選挙区で、丹波市の豪雨被害の方の質問です。きょうはここまで「広島市」の質問だけでした。平成26年8月豪雨の閉会中審査。#kokkai


平成26年8月豪雨の激甚災害指定について、亀岡偉民・内閣府防災担当政務官は、「調査している」として、広島市以外の局地激甚災害(局激)については、明言はせず。三木圭恵さん(兵庫丹波市などが選挙区)に対する答弁。#kokkai

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(京都府)福知山市民病院について質問。三木圭恵さん。衆議院災害対策特別委員会。#kokkai


生活の党の小宮山泰子国会対策委員長の質問です。衆議院災害対策特別委員会の閉会中審査。#kokkai


生活の党の小宮山泰子さんは、国土強靭化法ができたので、その予算取りで、今回の広島市の土砂災害ような災害が防げる、という趣旨の発言をしている自民党議員がいるようで、おごりだ、力の誇示だとして、法案提出者の一人として残念だ、という趣旨と思われる批判をしました。#kokkai

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続いて、参議院でも災害対策特別委員会が開かれます。
【ニコ生(2014/08/28 13:00開始)】【参議院 国会生中継】~平成26年8月28日 災害対策委員会~ #kokkai #参議院 nico.ms/lv191200804

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参議院災害対策特別委員会は竹谷とし子委員長(公明党)の呼びかけで、委員全員が黙とうをしました。#kokkai

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参議院災害対策特別委員会は「梅雨明けからの豪雨被害」が議題のようです。古屋圭司・防災相も「梅雨明けの台風8号から」台風13号までの被害を報告中。#kokkai


#kokkai 質疑トップバッターは自民党の石井みどりさん。全国比例ですが、「2歳から広島で育った」そうです。


石井みどりさんは、15年前の土砂災害について、「古屋防災相が当時、党のプロジェクトチームの座長となって、土砂災害防止法をまとめたが、その教訓が生かされていなかったのではないか」と参議院自民党らしく大臣(衆議院議員)に対して、野党的な発言からスタート。#kokkai

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自民党の石井みどりさんは「私は普段は社会保障を専門にしていて、自助、公助、共助を基本としていますが、災害対策でも、自助、公助、共助が大事ではないか」と発言。


#kokkai 自民党の高野光二郎さんの質問。高知選挙区、任期2019年まで。

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吉川有美さんと馬場成志さんがおしゃべりに興じていて、高野光二郎さんの質問をまったく聞いていません。この吉川さんが隣席の議員に話しかけて、まったく審議を聞いていないのは、この1年間で参議院名物になりつつあります。参議院災害対策特別委員会の閉会中審査です。#kokkai

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広島市安佐北区在住の森本真治さんが質問。民主党、2013年広島選挙区で初当選。参議院災害対策特別委。#kokkai
webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

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森本真治さんは気象庁長官に対して、「今の気象状況への対応が必要だ」。広島地方での洪水警報の解除の経緯について、質問。#kokkai


#kokkai 次に、吉川沙織・民主党政調会長代理が質問。全国比例ですが、出身地の徳島県など四国の豪雨被害の質問。

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8月28日(木)のつぶやき その1

2014年08月29日 01時02分38秒 | 第186通常国会(2014年1月)好循環実現国会

私が野党の筆頭理事をしている災害対策特別委員会の質疑が明日になりました。通常は視察した上で委員会を開くのですが、現状では委員会の視察は現地の負担になりますので、委員会開催を先行させることにしました。ここは与野党で協力して、コンパクトで中身の濃い質疑にしたいと思います。

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【告知・国会質疑】(スタッフより)
明日、長島昭久が災害対策特別委員会で質疑を致します!
●質問日時 8/28(木)09:35~10:05

衆議院TV( shugiintv.go.jp/jp/index.php )で中継されます。中継後は録画映像を観ることができます。是非、ご覧ください!

国会実況 国会中継さんがリツイート | RT

明日衆参災害対策特委の開催決まりその準備等のため一旦上京。菅官房長官に広島の状況を報告し、政府の非常災害対策本部に出席。現地の被災者支援チームにでは、避難所として使われている小学校の二学期開始のため旅館ホテルを避難所として活用検討。 pic.twitter.com/VkeMiKT3Mb

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8月28日木曜10:05~10:20(予定)
、井坂信彦議員が質疑いたします。 衆議院災害対策特別委員会「災害対策に関する件(平成26年8月豪雨による被害状況等)」 pic.twitter.com/2GEzdtEDj9

国会実況 国会中継さんがリツイート | RT

「平成26年8月豪雨」朝8時30分から災害対策特別委員会。野党の声は国民の声。被災状況、復旧復興、生活再建等々「てがかり」が得られるかも。#kokkai
【ニコ生(2014/08/28 08:30開始)】【衆議院 国会生中継】 nico.ms/lv191191286

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広島土石流災害で、参議院災害対策特別委員会、来週28日木曜午後13時から開会。私が質問に立ちます。

国会実況 国会中継さんがリツイート | RT

おはようございます。今朝は、8時半から災害対策特別委員会。理事会に向かっています。質問は、宮本岳志議員がたちます。午後は参議院でも開かれ、仁比そうへい議員がたちます。東京は小雨。被災地は救助や捜索の側も、避難所の方たちも疲労がつのっていることでしょう。党派超えた

国会実況 国会中継さんがリツイート | RT

【ニコ生(2014/08/28 08:30開始)】【衆議院 国会生中継】~平成26年8月28日 災害対策委員会~ #kokkai #衆議院 nico.ms/lv191191286

国会実況 国会中継さんがリツイート | RT

#kokkai 衆議院災害対策特別委員会が開議しました。

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会議の冒頭、坂本剛二委員長のよびかけで、平成26年8月豪雨でなくなった方々(死者)に対して、委員全員が黙祷を捧げました。衆・災害特の閉会中審査。#kokkai #news


まず、古屋圭司・防災担当大臣が政府を代表して説明。#kokkai


【ニコ生視聴中】【衆議院 国会生中継】~平成26年8月28日 災害対策委員会~ #kokkai #衆議院 nico.ms/lv191191286 ≪アリーナ 最前列 - 134≫
広島市など各地で起きた被害に関して、
避難勧告の出し方や今後の対応策について議論します。

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古屋大臣は、広島市以外の基礎自治体の名前も出して、台風11・12号による平成26年8月豪雨の説明をしています。衆議院災害対策特別委員会の閉会中審査です。#kokkai #news #saigai


政府参考人は、内閣官房、総務省、消防庁、文部科学省、厚生労働省、国土交通省、気象庁、環境省、防衛省が呼ばれました。これを全部同じ場所に集めるのが国会の国政調査権なんだなと感じます。#kokkai


被災地衆議院広島県第3選挙区選出の河井克行衆議院議員の質問からスタート。#kokkai #ldp


河井克行さんは、衆議院の腕章をした防災服姿で質問。理事会の許可で、自ら撮影した写真もパネルで提示。#kokkai #saigai #hiroshima


河井克行・衆院議員(広島3区、自民党)は、土砂災害防止法にもとづく、警戒区域、特別警戒区域の指定の遅れについて、「ハッキリ言って県(広島県庁)の無策だ」と断言。古屋大臣、各県による濃淡を答弁で認める。#kokkai

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斉藤鉄夫さん(比例中国ブロック単独、広島市東区に事務所、公明党)の質問です。「最初に感じたのは、こういう災害はどこでもおこりうる」として、「花崗岩による真砂土」説について、「堆積岩のところでも土石流が起きた」と語っています。斉藤さんは清水建設の技術系社員出身。#kokkai

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長島昭久・民主党ネクスト内閣府防災担当大臣(元防衛副大臣、衆議院東京21区)の質問です。平成26年8月豪雨に関する、衆議院災害対策特別委員会の閉会中審査です。#kokkai #dpj
shugiintv.go.jp/jp/index.php
live.nicovideo.jp/watch/lv191191…

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「初動」について加藤勝信・内閣官房副長官に質問。

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「初動」について、加藤勝信・内閣官房副長官(衆議院議員)が答弁。ただ、加藤さんは、山梨・河口湖町で安倍首相とゴルフに行っていました。答弁は、官邸が書いているのでしょうが、留守番の官邸の政務が答弁するということはしないのでしょうか。

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「総理指示」は官邸から各省庁に伝達したものの、マスコミに発表する「ピンナップ」という作業がなされなかった(遅れた)のは、「事務に忙殺していて忘れた」と官邸内官僚が明言。民主党の長島昭久・元首相補佐官の具体的な質問。「反省を求める」。加藤副長官「改善する」。#kokkai

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#kokkai #dpj 長島昭久んは、「異常気象もここまでくると異常と言っていられない。前提として対応すべきだ」衆議院災害対策特別委員会。shugiintv.go.jp/jp/index.php

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長島昭久さん、避難について「基礎自治体には力量不足のところもある」。#kokkai

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長島昭久NC防災相と大畠元国交相が野党でぶっちゃけ「ああいうところに宅地造成して良かったのか」検証へ

2014年08月28日 18時53分22秒 | 第186通常国会(2014年1月)好循環実現国会

[画像]平成26年8月豪雨の犠牲者に黙祷する坂本剛二・衆議院災害対策特別委員長ら、2014年8月28日、衆議院インターネット審議中継からスクリーンショット。

 2014年8月20日(水)未明の広島市安佐南区・安佐北区の土石流の死者・行方不明者は82名ほどになりそうですが、衆参の災害対策特別委員会の閉会中審査が開かれました。通例は、5分ほどの委員会を開いて、委員派遣の国政調査を議長に要求。これを受けて、憲法にもとづく国政調査として各会派の委員が現地を視察しますが、時間の関係や、被災地域が狭く重機すらやっと入れた状態にあることなどから、委員派遣のない状態で委員会が開かれました。このため、二大政党および組織政党と、それ以外の諸野党間でかなり情報格差がありました。

【2014年8月28日(木)衆議院災害対策特別委員会 第186回国会の閉会中審査】 

 民主党の長島昭久ネクスト防災担当大臣が、先週22日の民主党調査団(団長=大畠章宏幹事長・元国土交通大臣)の知見をふまえて質問。

 「私たちは迷惑にならないように視察した」と野党らしさを見せました。そのうえで、安倍首相の初動について質問。これについて、どういうわけか、首相官邸から加藤勝信・内閣官房副長官が登場。加藤さんも総理同様に官邸にいないで、山梨県内にいたのですが、官邸の初動について答弁しました。

 長島さんは「官邸側の担当者と総理側の担当者で連絡し合って、総理指示をつくった。総理指示には、関係各省庁が連携しと書いてあるから、官僚は動き出す。しかし、それを国民に知らせるには、マスコミに発表するピンナップという作業が必要だ。それが2時間ほど遅れたのではないか」と首相補佐官の経験を踏まえて質問。これに政府参考人は「事務に忙殺していて遅れてしまった」とおどろくほどあっさりと答弁。長島さんが「反省を求める」と語ると、加藤副長官が「改善します」と応じました。

 長島さんは「異常気象という言い方をするが、もう異常と言っていられない前提で対応すべきだ」「避難計画をつくるのは大事だが、政令指定都市の広島市でさえ不十分だったのだから、基礎自治体の中には力量不足のところが多い」と与党時代には考えられないぶっちゃけぶり。


[画像]初めて与党になり、防衛政務官になった直後にワシントン国防総省を訪れた後、「この話は一切外に出さないことになっている」と緊張して答える長島昭久さん、2009年11月放送のテレビ朝日ニュースから=2009年11月16日付エントリーから。


[画像]野党としてぶっちゃける、長島昭久さん、2014年8月28日、衆議院インターネット審議中継からスクリーンショット。

 さらに長島さんは「現地に行って見て、本当にこんなところに宅地造成して良かったのかとまで、正直言って感じました」とぶっちゃけました。

 ◇

 いったん、場所を民主党本部に移します。

 これには、審議後の夕刻に民主党本部で開かれた定例幹事長会見で、大畠章宏元国土交通大臣も「(谷側だけでなく)沢の方に向かって宅地開発をしたのは良かったのか。昭和40年代から高度成長の中で宅地が広がっていったようだが、検証が必要だ。総見直しをすべきだ」と踏み込み、自民党政権時代の広島市内の宅地開発の経緯を調べる考えを示しました。

 大畠さんは「(国土交通大臣時代に発災した)3・11以降、津波に見舞われそうなところはハザードマップをつくってもらった。私は広島の現地で、山津波という言葉を思い出した。ハザードマップで地価が下がるという懸念もあるかもしれないが、経済と人命ならば人命を優先すべきだ」として、全国のハザードマップづくりの推進に意欲を示しました。

 ◇

 場所はふたたび委員室に戻り、時計は、朝8時30分。衆・災害特の審議スタートまで巻き戻します。質疑者トップバッターは被災地・広島3区選出の河井克行さんでした。



 河井さんは「衆議院」の腕章をして防災服姿で登場しました。

 「15年前に土砂災害防止法案の自民党のプロジェクトチームの事務局長をつとめたが、他の県では特別警戒区域、警戒区域の指定が進んでいるのに、広島だけ進んでいなかったのは、県の無策だ」として、広島県庁をなじりました。当時座長だった古屋圭司・防災相は「河井先生はあのころ1期生だった。おっしゃる通り、たしかに濃淡がある」として、広島県庁の無策だとする河井説に賛同しました。河井さんはおとといの総理視察時に同乗したヘリコプターから自分が撮った写真をパネルで見せるなどして質問を進めました。なお、報道で、古屋防災相が土砂災害防止法の改正に前向きな答弁をしたとありますが、私の感覚としては、むしろ秋の臨時国会への提出ではなく、運用の改善をしたい、と言っていたように感じました。いかんせん、自民党は与党なので、ハッキリ物を言わないのでよく分かりません。

【2014年8月28日(木)参議院災害対策特別委員会 第186通常国会の閉会中審査】


[画像]黙祷をする竹谷とし子委員長(中央)や牧山弘恵(牧山ひろえ)野党側筆頭理事ら、2014年8月28日、参議院インターネット審議中継からスクリーンショット。

 安佐北区在住の民主党の森本真治さんが質問。

 
[画像]森本真治さん、2014年8月28日、参議院インターネット審議中継からスクリーンショット。

 気象庁長官に対して、大土石流発災の前夜に一度洪水警報を解除した経緯について質問。森本さんは「今の気象状況への対応が必要だ」として、きめ細かな気象情報の提供を呼びかけました。

 吉川沙織さんは、全国比例ですが、出身県である徳島県の豪雨について質問。長安口ダムの運用について国交省に、平成の大合併をした自治体とそうでない自治体の間に、県内で補助率に違いがでる問題点について総務省に質問しました。

 平成26年8月豪雨をめぐる激甚災害指定について、古屋圭司防災相は「台風12号、11号の前線による一連のん災害に幅広くかつ迅速に結論を出せるよう調査を急がせている」として、広島市以外の自治体も指定される可能性を示しました。


【当ブログ内から関連エントリーを全文引用】

長島昭久NC防災大臣に「来てくれてありがとう」広島市土石流「平成26年8月豪雨」民主党、総理に先んじる

2014年08月22日 21時55分22秒 | 第187秋の臨時国会

[写真]広島市の土砂すべりの避難所で、被災女性に呼び止められた、長島昭久ネクスト防災相、橋本博明・衆議院広島3区総支部長(右)、松本大輔・同2区総支部長(左)=民主党ニュースから。

「政治家の人たちはだれも来てくれないのかと心細く思っていたが、来てくれてほっとした」

今週2014年8月20日(水)未明、広島県広島市の安佐北区から安佐南区にかけて、豪雨を受けた、同時多発的(おそらく8つ以上)な土砂滑りが起き、太田川沿岸の破壊的な大土石流が起き、家ごと流されたり、土砂崩れの直撃を受けるなどして、現在までの3昼間で、死者40名、行方不明者47名=一時7名から50名まで情報は錯そう=とおよそ87名が犠牲になる大災害が起きました。このもようは、午前6時くらいの夜明けから、NHK・民報各局でヘリコプター映像を交えて報じられ、日本全国にショックを与えました。政府は、こんげつ8月にあった、台風12号、11号=日本列島到来順=の他の被災自治体(調整中)とともに、「平成26年8月豪雨」として激甚災害指定する見通し。

 モンゴルから急きょ帰国した、長島昭久ネクスト防災担当大臣が、避難所を訪問。民主党ニュースによると、避難中の女性から呼び止められて「政治家の人たちはだれも来てくれないのかと心細く思っていたが、来てくれてほっとした」と声をかけられました。

 大畠章宏災害対策本部長(民主党幹事長兼務)は、記者団に「想像をはるかに超える規模の集中豪雨による土石流の状況を見させてもらった。人命救助最優先ということで現在は動いているが、これと合わせて地域の実情に合った形で、地域の皆さんの要望を踏まえた対応が必要だと感じた」と語りました。


[写真]被災状況を視察する大畠章宏対策本部長(民主党幹事長)、坂上隆司・民主党役員室職員、松本大輔元防衛大臣政務官(2区総支部長)=民主党ニュースから。

大畠衆議院議員が「人命救助最優先」との認識を示したのは、2011年3月11日夜に、国土交通大臣として、徳山日出男・東北地方整備局長(部下3000人)にテレビ会議で語って以来、3年半ぶり(参考エントリー)。ただし、大臣指示だった前回と違い、今回は記者団に語ったものであり、「防災担当の長島議員とも協議し、政府に対して何らかの形で対応を申し入れさせていただく」 。

 想像を絶する土砂すべりです。

 長島ネクスト大臣は「とにかく、急峻で土石流によって道路が寸断されているため、自衛隊等の重機も入りにくい。泥水の除去と進入路の確保に全力を挙げねばならない」とフェイスブックファンページで発信しました。

長島大臣が携帯で撮影した現場写真(長島昭久フェイスブックファンページより)。


[写真]捜索活動をする自衛官ら、2014年8月22日(金)、広島市内、長島昭久ネクスト防災相撮影。

[写真]平成26年8月大豪雨(?)の現場、2014年8月22日(金)、広島市内、長島昭久ネクスト防災相撮影。

[写真]避難所となっている梅林小学校、2014年8月22日(金)、広島市安佐南区内、長島昭久さん写す。

 神奈川県選出の牧山弘恵(牧山ひろえ、2期)さんは、神奈川県から国会にかけつけて、参議院災害対策委員会の閉会中審査を筆頭理事として要求。来週2014年8月28日(木)にも委員会が開かれる見通し。

古屋圭司防災担当大臣は、さっそくきのう21日(木)朝、現地を訪れ、テレビワイドショーで「さきほど午前9時ごろ、このビルの屋上から古屋防災相が視察していきました」と報じられました。

大畠幹事長はきのうの記者会見で「民主党は政権時代に、自民党から、『遅い、遅い』と言われた」としてスピードを強調。

 民主党は古屋大臣には1日遅れてしまいましたが、安倍総理には先んじました。

【全文引用おわり】 


【当ブログ内から関連エントリー全文引用】

「遅い、鈍い、心が無い」安倍首相(自民党総裁)の広島同時多発土石流の対応ドキュメント

2014年08月20日 23時59分59秒 | 第187秋の臨時国会

(このエントリーの初投稿日時は、2014年8月26日午前8時半で、そこから、20日23時59分付にバックデート)

 激甚災害「平成26年8月豪雨」の被害のなかで、最大となった、広島市安佐南区の八木地区など、安佐南区・安佐北区の土石流・山崩れなどによる死者・行方不明者は88名ほどになりそうな気配です。2014年8月20日(水)の午前3時半ごろの発災からしばらくたっても、88名ほどの方のうち、28名ほどの方が現時点でも、行方そのものが発見できてない状況です。

 この災害について、第2次安倍自民党・公明党連立内閣の安倍首相(自民党総裁)の対応が、「遅い、鈍い、心がない」と批判されています。ニュース映像と、首相動静から、時系列ドキュメントで振り返ってみましょう。ドキュメントとは、時系列に事実を羅列する報道形態のことです。

 
[写真]2014年8月20日午前4時32分ごろのNHKニュース。広島市消防局に、「近くの裏山が崩れている」との住民からの通報があったと報じています=宮崎信行撮影。


[写真]夜が明けた午前7時00分のNHKのヘリコプターによる生中継では、土石流が起きたとみられることと、多くの家が半壊(ないし全壊)していること、水が山から谷に流れ続けていることが分かります=宮崎信行撮影。

 首相動静によると、前夜宿泊した山梨県成鳴町の別荘を出た安倍首相は、午前7時26分に、山梨県富士河口湖町のゴルフ場「富士桜カントリー倶楽部」に到着しました。ここで、森喜朗元首相(清和会前会長)、実弟の岸信夫外務副大臣、笹川陽平日本財団会長、日枝久フジテレビ会長、山本有二・自民党衆院議員、加藤勝信・内閣官房副長官、萩生田光一・自民党総裁特別補佐(衆)、茂木経済産業大臣とゴルフを始めました。この後、ゴルフを中断して、出発し、9時22分に別荘に戻り、さらに出発し、高速道路を自動車で官邸に向かいました。

 
[写真]10時59分に、安倍首相は首相官邸に戻りました。(映像は、フジテレビの2014年8月20日11時40分放送)=宮崎信行撮影。


[写真]総理が官邸入りしたほぼ同時刻(11時過ぎと報道)の現場の映像が上です(フジテレビ、11時40分放送)=宮崎信行撮影。


[写真]11時31分ごろ、ヘリコプターで住民を救助する消防、同時刻フジテレビ放送=宮崎信行撮影。

  国会閉会中で、夏休みで、初めから国内にいる予定だった安倍首相ですが、現地入りはここからちょうど5日後、120時間後となりました。


[写真]避難所となっている梅林小学校を訪れた安倍首相、2014年8月25日(月)の午前11時40分ごろ、同日夜のNHKニュースから=宮崎信行撮影。


[写真]現場を初めて訪れた安倍首相、2014年8月25日(月)の午後12時11分過ぎ、同日夜のNHKニュースから=宮崎信行撮影。


[写真]現場を初めて訪れた安倍首相、2014年8月25日(月)の午後12時11分過ぎ、同日夜のNHKニュースから=宮崎信行撮影。

【全文引用終わり】

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小渕優子さん、女性閣僚「お断りするのもおかしくないですか」 平成研のシンデレラ、BS日テレで

2014年08月26日 23時24分41秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして

[写真]小渕優子・自民党衆議院議員、2014年8月26日放送のBS日テレ「深層NEWS」=筆者(宮崎信行)撮影。

 「何も要請をいただいていないのに、ここでお断りするのもおかしくないですか」

 政権交代後に、子育てに専念したいと安倍首相(自民党総裁)からの入閣を断ったとの説について「それは私の中の話ですから」と否定も肯定もせず、9月3日の内閣改造については、上記のように語りました。

 小選挙区連続当選5期、在職14年。

 内閣府特命担当大臣、自民党幹事長代理、財務副大臣と出世の階段を駆け上る、日本のシンデレラ、小渕優子衆議院議員、(40歳、群馬5区、自民党平成研究会)。

 きょう2014年8月26日(火)午後10時からBS日テレで生放送された「深層NEWS」に生出演しました。小渕さんのテレビ出演ってあったかな?と思ったら、やはり少なく、これまで、サラリーマンとしての古巣であるTBSに2回出演したことがあるものの、TBS以外のテレビに出演するのは国会議員になって初出演とのことでした。

 小渕さんは来月9月2日(火)の自民党役員人事、3日(水)の内閣改造について、「期待をしていただくことはありがたい」として、党幹事長や再入閣の噂がマスコミで流れていることはまったく意に介していないようすを示しました。 

 きょうの番組のなかで一つ分かったことがありました。

 2001年ごろ、当時26・27歳の小渕優子さんは衆議院議員となった直後、「衆議院議員会館で働く超党派の同年代の女性たち」を東京・王子の小渕邸に招待。ここで、同年代の野党・民主党の女性公設秘書らも招かれました。

 これについて、私は「さすが人柄の小渕総理の娘さん」との認識をしていました。しかし、実は小渕優子さんは26歳で当選してから、2回生となり、30歳で結婚するまでの3~4年間は、「期待されているのに自分は何もできない。自分を大きく見せるために無理をしていた。他人の目を気にしていた。2回目の選挙で票を減らしてたら、支えてくれた人にもうしわけない」と思い、「悩むだけ悩んで、迷うだけ迷った」。

 第42回衆院選(2000年神の国解散)では、群馬5区で、16・3万票(76・4%)。第43回衆院選(2003年マニフェスト解散)では14・4万票(77・0%)でなので、相対得票率は0・6ポイント増やしました。ここまでの3年~4年がきつかったようです。

 ちなみに、与党経験がない民主党女性若手公設秘書は、2001年ごろの小渕邸訪問で、「総理大臣の家というと、鳩山会館だけ知っていたけど、小渕邸はずっと質素で驚いた」と大いに触発されたようです。それから与党になるまで8年ぐらいかかっちゃいましたがその鳩山会館と小渕邸の違いは政治の本質そのものでしょう。優子先生は現在は、より国会に近いマンションにお住まいだろうかと思いますが、そういった体験を民主党若手秘書に与えてくれた優子先生に感謝です。


[写真]小渕邸、筆者(宮崎信行)撮影。

 番組の中では、「日中、日韓関係は現実に即してみていきたい」、「私が1期生のときに比べて、たしかに政調部会での発言は静かになっているが、逆に税制調査会では以前では考えられなかったことだが、1期生が発言するようになっている」、「女性政策の推進は必ず男性にも関係してくる。例えば最近では男性の介護離職が増えている」「超高齢化社会と少子化社会のなか、将来的には移民政策も考えないといけないと考えている」と発言しました。

 ちなみに、古巣のTBS以外では、日テレが初めての出演ということでした。まあ、優子先生も日テレ、TBS以外はテレビ出演はほどほどにして、しっかりとやっていただきたい。

 お父さんの小渕恵三さんが内閣官房長官として発表した元号「平成」は、読売新聞社と日本テレビのおのおの社長と会長を歴任した小林輿三次(こばやし・よそじ)さんが座長としてとりまとめたもの。朝日新聞などの必死の取材にもかかわらず、小渕官房長官が発表するその瞬間まで一切漏れませんでした。当初は「朝日元年」という噂も流れましたが、「新しい元号は平成であります」と言った直後に、速報担当の若手政治部記者が「へいせい!」「へいせい!」と叫びながら、記者会見場向かって左側の出口から飛び出していった光景を今でも覚えている方はおおでしょう。この新聞社の社長を起用したからこそ、新聞に情報が洩れなかったことに、小渕官房長官は小林社長にかなり強い感謝の念を持っていたようで、その後、たびたび言及していたようです。まさに、小渕先生の下には人材が集まり、それを引き出す力に長けていたから、「即日改元(そくじつかいげん)」に成功したのです。


[写真]「新しい元号は平成であります」と即日改元を発表する竹下内閣の小渕恵三内閣官房長官(自民党経世会)、昭和64年1月7日。

 2児の母ですが、初当選からは、14年強ですが、お母さんになってからは7年弱です。

 (関連エントリー2007年9月25日付小渕優子さん、長男出産

 ご存じのとおり、政権交代ある二大政党政治を一途にめざしてきた経世会・平成研究会は2つに分裂してしまい、自民党に額賀福志郎さん、竹下亘先生、小渕優子先生、民主党に前田武志さん、岡田克也さん、北澤俊美さんとなっています。ただ、昨年の小渕訪中団に長妻昭さんにが参加するなど、その系脈は、日本政治そのものです。

 解散前日、野田内閣で「殉職」した松下忠洋大臣の追悼演説をする小渕優子さんの姿がありました。 まさに平成研究会の代表者はいまや小渕優子先生といってもいいのかもしれません。

 

[画像]民主党政権で「殉職」した松下忠洋大臣(民主党推薦、国民新党所属)の追悼演説をする自民党の小渕優子さん、2012年11月15日の衆議院本会議、衆議院インターネット審議中継。(当ブログ内エントリー2012年12月10日付エントリー松下忠洋先生「薩摩の人間である自分が、戊辰戦争で苦しんだ福島県の復興に身命を賭す」追悼演説

 岡田克也内閣が先か、小渕優子内閣が先か、というのは大きな問題ではありません。国民が衆議院小選挙区で政権を選ぶというのが、平成研究会のその前身の発足以来の底流の思想です。ぜひ、自民党下野直後の総裁選には、小渕さんが立候補して、当選していただきたい。どうでしょうか、おおむね45歳前後の総裁になるでしょうか。そして50歳前後で、内閣総理大臣になっていただきたいと思いますね。いかんせん民主党には小選挙区選出の女性衆議院議員がゼロなので、これはどう考えても、日本初の女性首相は自民党総裁から出ます。


[写真]衆議院文部科学委員会をとりしきる小渕優子委員長、2014年6月18日(水)、衆議院インターネット審議中継からスクリーンショット。

 というか、優子先生、お父さんに似てきたんじゃないですか。

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2015年常会に労働時間法制法案、2016年常会に解雇の金銭解決法案提出で労働法制改正へ

2014年08月25日 09時10分00秒 | 第189回通常国会2015年安保国会

 おはようございます。曇天の夏休み最終週の月曜日の朝から、労働法制の話で恐縮です。

 きのう(2014年8月24日)付の日経新聞3面に労働法制に関するまとめ記事がありました。

 これによると、まず、第2次安倍内閣が再び打ち出している、正社員の残業代カットの「ホワイトカラーエグゼンプション」(労働時間法制)について、2015年通常国会(第189回国会)でやりたいとのこと。

 そして、現在は法律上の根拠はない、解雇の金銭解決(解雇の事後の金銭解決)について、2016年通常国会(参院選前の延長なし)に向けて準備。2015年4月をめどに内閣官房、厚生労働省、法務省の合同有識者会議を立ち上げ、枠組みをつくり、その後で、3者構成(労働者代表、使用者代表、公益代表)による厚生労働大臣の諮問機関「労働政策審議会」(労政審)で詰め、2016年通常国会法案提出、2016年春スタートという日程感があることが報じられました。

 日経記事によると、厚労省が集めている解雇をめぐるトラブル事例は、年50000件で、うち裁判になるのが1000件、判決を受けるのが300件。ただし、今の法律では判決で裁判官が「解雇無効」としても、「職場復帰」の命令までしか出せません。

 民法(明治29年法律89号)の第1条は「権利の濫用はこれを許さず」、623条は「雇傭は当事者の一方が相手方に対して労務に服することを約し相手方がこれにその報酬を与えることを約するに寄りてその効力を生ず」とあります。ところで、民法の「雇傭」は、労働契約法(平成19年)以降は「労働契約」という言葉にしていますが、民法ではいまだに「雇傭」のままとなっています。それはさておき、「雇傭(雇用、労働契約)」とは、あくまでも使用者と労働者の「契約」ということになります。 このため、裁判では、「有効か無効か」を判断することしかできません。示談はあったにしても、「解雇の事後の金銭解決」を判決で命じられません。

 そこで、日本でも解雇の事後の金銭解決を法制化しようという流れになっています。日経記事が引用している弁護士事務所作成資料によると、「年収にして、イギリス1年分、ドイツ1年半分、イタリア2年分、アメリカは上限なしも人種・性別差別による解雇は上限およそ3000万円」 が相場のようです。日本の示談では「300万円」が相場のようですから、海外の方が少し相場が高いように思えますが、そのことよりも解決までの時間が短くなることがメリットでしょう。

 その一方、ホワイトカラーエグゼンプションについても、なによりも、労働時間の上限を設けて、徹底する。違反があれば社長を逮捕して、手錠、腰縄をするようにすることがすべてに先立ちます。

 懸念すべきことは、「第46期衆議院・第22・23期参議院の民主党」(衆56名、参59名)には、衆参とも厚生労働部門に一人も弁護士がいないんですね。できれば衆参とも一人以上の弁護士議員が、秋の臨時国会から厚生労働部門に飛び込んでもらうと、チャンスかと存じます。日本共産党、社民党の厚生労働部門には参議院に弁護士議員がいます。

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[お知らせおわり] 


岸田外相留任へ、の報道、2014年9月20日前後のガイドライン中間報告で「武器弾薬の提供」解禁布石か

2014年08月25日 08時55分56秒 | 第189回通常国会2015年安保国会

 きょう25日(月)のNHKニュース「おはよう日本」によると、来月2014年9月2日(火)与党・自民党役員人事異動、3日(水)の内閣改造(第2次安倍第1次改造内閣)で、岸田文外相が留任するのではないか、と報道されました。石破茂・自民党幹事長は、きのう放送のフジテレビ「新報道2001」で側近の鴨下一郎衆議院議員が安全保障法制担当大臣(安保法制担当相)就任を明確に否定しましたが、この後、官邸サイドから「7月1日の集団的自衛権解禁の閣議決定に先立つ与党協議に参加していた人が政府の方針と違うわけがない」として、安保法制相か無役かを迫るという「さしあい」の様相を呈しています。

 それはさておき、岸田外相の留任は、来月2014年9月20日前後に、日米防衛協力の指針いわゆるガイドラインの再改定の「中間報告」で、後方地域支援活動における補給で、別表で「武器弾薬を除く」を直し、我が国が岩国などで、米軍の周辺事態で武器弾薬を際限なく提供できるようになるのではないかと懸念しています。

 ご存じのとおり、1997年9月に改定された今のガイドラインでは「極東有事」という言葉が消えて、「周辺事態」という地理的概念のない言葉になっています。このため、かつてのベトナム戦争や、ガイドライン改訂後のアフガニスタン侵攻、イラク戦争も「周辺事態」になる可能性があります。泥沼化した方がお金が儲かる人が政治を動かしているので、岩国などから米軍への武器弾薬提供が解禁されると、日本財政、日本の議会制民主政治が大きな分水嶺を越えることになりかねません。

 ガイドラインの書き方からして、アメリカの担当者が議題にしているのは確実で、仮に議題にしていなければ仕事をしているのかという話になります。先週の読売新聞1面トップ報道(2014年8月4日付エントリー◎米軍に「武器と弾薬」日米同盟ガイドライン再改定、自公閣議決定道開く 第188通常国会で周辺事態法改正参照) 以来、他紙の報道がありません。

 夏枯れの時期に、かえって大事なことを書きそびれる現象は、政治部には意外とあります。記者クラブ制度の弊害が指摘されかねない事態です。

 17年前に橋本首相に頻繁に官邸にサシで呼ばれていた、40歳代のガイドライン担当者は、その後、外務審議官や、防衛事務次官に出世しています。米国務省、米国防総省にも担当者がいるんじゃないですか、日本語が話せるかもしれませんよ、知らないけど。

 ぜひ担当者に徹底的な夜討ち朝駆けを残り3週間やって、仲良くなっちゃえば、政治部記者にとっても財産になると考えます。

 がんばってください。

 お願いですから、がんばってください(宮崎信行)。

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国庫債務負担行為財政法改正も? 防衛省、新型哨戒機長期契約、総論は猛反対だ 平成27年度概算要求

2014年08月23日 05時31分36秒 | 第189回通常国会2015年安保国会

 来週である2014年8月末に向けて、平成27年度(2015年度)予算の概算要求に関する報道が花盛りとなっています。

 今週はNHKや、けさ付日経新聞で、防衛省が、海上自衛隊の新型国産哨戒機「P1(ピーワン)」について。中期防で23機を装備し、P3C(ピースリーシー)の後継機として、はるか洋上の監視のため自由に空を飛び回ってまわることになっていて、執行中の平成26年度本予算で3機購入。残り20機のうち、「4機を平成27年度一般会計で概算要求することも考えていた」(NHK)と報じられましたが、国庫債務負担行為の設定に回して、平成27年度から5年以上の期間をかけて、20機購入することを概算要求(防衛省から財務省主計局に見積書を電送)する方向になりました。

 国庫債務負担行為は財政法第15条で「5年間まで」となっています。

 これについて、当ブログはことし1月17日付エントリー(

財政法改正法案で国庫債務負担行為を5年から10年に延長、2015年通常国会提出か

)で、国庫債務負担行為を5年から10年に延長する財政法改正法案が来年の通常国会に予算関連法案(日切れ法案)として提出されるのではないかと指摘しました。上のエントリーは、防衛省のIP(インターネット・プロトコル)である「mod.go.jp」からたびたび読んでいただいており、ご愛読感謝します。もちろん、「俺メディア」であるgooブログの方の話であり、それが転載されている、BLOGOSの読者について、私は知るすべがありません。

 ただ、財政法をもっとていねいに読み込むと、「ただし、国会の議決によりさらに年限を延長するものは」「この限りでない」となっています。

 防衛省は、財務省に対して、財政法の改正という「誘い水」を含めて、このP1の長期契約を概算要求するかまえとみられます。

 まず、私の立場としては、気持ちは分かるが、反対です。

 理由は簡単で、国庫債務負担行為は日本国の信用に基づく契約なので、10年間の間に、政権交代し、民主党内閣ができたときに、財政の自由度が減るからです。もう一つは、財政民主主義、予算議決主義の観点から、国会による政府のコントロールが弱まるからです。


[画像]現在執行中の平成26年度本予算一般会計予算での防衛省の国庫債務負担行為設定の例、これは「F35A戦闘機」で、5年間で20機購入、総額(限度額)3795億円なので、1機あたりの調達コストは下がっても、総額としての後年度負担はけっして安いものではありません。平成26年度本予算一般会計予算書のPDF1309ページ(紙媒体では1311ページ)から、スクリーンショットし、トリミングのうえ、筆者(宮崎信行)が赤囲み。

 逆に言うと、民主党に政権交代する可能性があるから、防衛省は必死に、防衛計画の大綱・中期防衛力整備計画の閣議決定だけでなく、予算書で縛る国庫債務負担行為の延長を考えているわけで、それは気持ちは分かるどころか、職責として当然とさえ感じます。

 賛同の方向で言えば、島国日本の信頼性が高く、長期金利が今週はナント0・5%割れするほど世界に信頼された国家なので、債務負担行為の設定を長期化した方が、単年度のみならず、長期的にも日本の税金の効率的な使い方が可能になります。

 反対の方向で言えば、他省とはいえ、国庫債務負担行為の決算で、内閣府経済社会研究所が、コンピューターの購入で、限度額より安く落札したのに、限度額で計算したために、五月雨式に決算に間違いが生じ、麻生太郎財務大臣の命令で、各府省の担当者が死に物狂いで計算し、国会の決算審査も大幅に遅れました。これ、当たり前なんですが、国家公務員が国庫債務負担行為の限度額にもとづく、入札予定額よりも安く落札してもらっても、その公務員の給料や人事考課にはなんのプラスにもなりません。その代わり、後年度に私財での弁償を求められることも絶対にありません。だから、インセンティブが低いのは当然です。人よりシステムが優先される日本は、島国だからこそ、なるべく緩和したい。

 提案としては、財政法改正法案ではなく、このP1の購入に限定した特別措置法案をつくって、国会に提出するということもできるでしょう。現実的でないけれども、この国庫債務負担行為だけを補正する平成27年度第1次補正予算案をつくって、本予算と同時に審議、採決。採決で、野党が反対できるようにしてもいいでしょうが、たとえ過半数でも、国庫債務負担行為については、自民党・公明党のみならず、民主党の賛成も必要であるという慣例を国会につくるということもあります。

 もちろん、継続費や明許繰越費というのもあります。現在の予算書の国庫債務負担行為で、民主党への政権再交代後に問題になりそうなものは、防衛省、国土交通省とも、さほどないと、私は認識しています。ただ、しっかりと原理原則はつくっていきましょう。

 ちなみに、川崎重工業は、売上高、利益とも2割増しのペースのようですね。ことしも富士総合火力演習の抽選に落ちた一般人の筆者(宮崎信行)には縁遠い話ですが。

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長島昭久NC防災大臣に「来てくれてありがとう」広島市土石流「平成26年8月豪雨」民主党、総理に先んじる

2014年08月22日 21時55分22秒 | 第187臨時国会2014年地方創生国会

[写真]広島市の土砂すべりの避難所で、被災女性に呼び止められた、長島昭久ネクスト防災相、橋本博明・衆議院広島3区総支部長(右)、松本大輔・同2区総支部長(左)=民主党ニュースから。

「政治家の人たちはだれも来てくれないのかと心細く思っていたが、来てくれてほっとした」

今週2014年8月20日(水)未明、広島県広島市の安佐北区から安佐南区にかけて、豪雨を受けた、同時多発的(おそらく8つ以上)な土砂滑りが起き、太田川沿岸の破壊的な大土石流が起き、家ごと流されたり、土砂崩れの直撃を受けるなどして、現在までの3昼間で、死者40名、行方不明者47名=一時7名から50名まで情報は錯そう=とおよそ87名が犠牲になる大災害が起きました。このもようは、午前6時くらいの夜明けから、NHK・民報各局でヘリコプター映像を交えて報じられ、日本全国にショックを与えました。政府は、こんげつ8月にあった、台風12号、11号=日本列島到来順=の他の被災自治体(調整中)とともに、「平成26年8月豪雨」として激甚災害指定する見通し。

 モンゴルから急きょ帰国した、長島昭久ネクスト防災担当大臣が、避難所を訪問。民主党ニュースによると、避難中の女性から呼び止められて「政治家の人たちはだれも来てくれないのかと心細く思っていたが、来てくれてほっとした」と声をかけられました。

 大畠章宏災害対策本部長(民主党幹事長兼務)は、記者団に「想像をはるかに超える規模の集中豪雨による土石流の状況を見させてもらった。人命救助最優先ということで現在は動いているが、これと合わせて地域の実情に合った形で、地域の皆さんの要望を踏まえた対応が必要だと感じた」と語りました。


[写真]被災状況を視察する大畠章宏対策本部長(民主党幹事長)、坂上隆司・民主党役員室職員、松本大輔元防衛大臣政務官(2区総支部長)=民主党ニュースから。

大畠衆議院議員が「人命救助最優先」との認識を示したのは、2011年3月11日夜に、国土交通大臣として、徳山日出男・東北地方整備局長(部下3000人)にテレビ会議で語って以来、3年半ぶり(参考エントリー)。ただし、大臣指示だった前回と違い、今回は記者団に語ったものであり、「防災担当の長島議員とも協議し、政府に対して何らかの形で対応を申し入れさせていただく」 。

 想像を絶する土砂すべりです。

 長島ネクスト大臣は「とにかく、急峻で土石流によって道路が寸断されているため、自衛隊等の重機も入りにくい。泥水の除去と進入路の確保に全力を挙げねばならない」とフェイスブックファンページで発信しました。

長島大臣が携帯で撮影した現場写真(長島昭久フェイスブックファンページより)。


[写真]捜索活動をする自衛官ら、2014年8月22日(金)、広島市内、長島昭久ネクスト防災相撮影。

[写真]平成26年8月大豪雨(?)の現場、2014年8月22日(金)、広島市内、長島昭久ネクスト防災相撮影。

[写真]避難所となっている梅林小学校、2014年8月22日(金)、広島市安佐南区内、長島昭久さん写す。

 神奈川県選出の牧山弘恵(牧山ひろえ、2期)さんは、神奈川県から国会にかけつけて、参議院災害対策委員会の閉会中審査を筆頭理事として要求。来週2014年8月28日(木)にも委員会が開かれる見通し。

古屋圭司防災担当大臣は、さっそくきのう21日(木)朝、現地を訪れ、テレビワイドショーで「さきほど午前9時ごろ、このビルの屋上から古屋防災相が視察していきました」と報じられました。

大畠幹事長はきのうの記者会見で「民主党は政権時代に、自民党から、『遅い、遅い』と言われた」としてスピードを強調。

 民主党は古屋大臣には1日遅れてしまいましたが、安倍総理には先んじました。


「遅い、鈍い、心が無い」安倍首相(自民党総裁)の広島同時多発土石流の対応ドキュメント

2014年08月20日 23時59分59秒 | 第187臨時国会2014年地方創生国会

(このエントリーの初投稿日時は、2014年8月26日午前8時半で、そこから、20日23時59分付にバックデート)

 激甚災害「平成26年8月豪雨」の被害のなかで、最大となった、広島市安佐南区の八木地区など、安佐南区・安佐北区の土石流・山崩れなどによる死者・行方不明者は88名ほどになりそうな気配です。2014年8月20日(水)の午前3時半ごろの発災からしばらくたっても、88名ほどの方のうち、28名ほどの方が現時点でも、行方そのものが発見できてない状況です。

 この災害について、第2次安倍自民党・公明党連立内閣の安倍首相(自民党総裁)の対応が、「遅い、鈍い、心がない」と批判されています。ニュース映像と、首相動静から、時系列ドキュメントで振り返ってみましょう。ドキュメントとは、時系列に事実を羅列する報道形態のことです。

 
[写真]2014年8月20日午前4時32分ごろのNHKニュース。広島市消防局に、「近くの裏山が崩れている」との住民からの通報があったと報じています=宮崎信行撮影。


[写真]夜が明けた午前7時00分のNHKのヘリコプターによる生中継では、土石流が起きたとみられることと、多くの家が半壊(ないし全壊)していること、水が山から谷に流れ続けていることが分かります=宮崎信行撮影。

 首相動静によると、前夜宿泊した山梨県成鳴町の別荘を出た安倍首相は、午前7時26分に、山梨県富士河口湖町のゴルフ場「富士桜カントリー倶楽部」に到着しました。ここで、森喜朗元首相(清和会前会長)、実弟の岸信夫外務副大臣、笹川陽平日本財団会長、日枝久フジテレビ会長、山本有二・自民党衆院議員、加藤勝信・内閣官房副長官、萩生田光一・自民党総裁特別補佐(衆)、茂木経済産業大臣とゴルフを始めました。この後、ゴルフを中断して、出発し、9時22分に別荘に戻り、さらに出発し、高速道路を自動車で官邸に向かいました。

 
[写真]10時59分に、安倍首相は首相官邸に戻りました。(映像は、フジテレビの2014年8月20日11時40分放送)=宮崎信行撮影。


[写真]総理が官邸入りしたほぼ同時刻(11時過ぎと報道)の現場の映像が上です(フジテレビ、11時40分放送)=宮崎信行撮影。


[写真]11時31分ごろ、ヘリコプターで住民を救助する消防、同時刻フジテレビ放送=宮崎信行撮影。

  国会閉会中で、夏休みで、初めから国内にいる予定だった安倍首相ですが、現地入りはここからちょうど5日後、120時間後となりました。


[写真]避難所となっている梅林小学校を訪れた安倍首相、2014年8月25日(月)の午前11時40分ごろ、同日夜のNHKニュースから=宮崎信行撮影。


[写真]現場を初めて訪れた安倍首相、2014年8月25日(月)の午後12時11分過ぎ、同日夜のNHKニュースから=宮崎信行撮影。


[写真]現場を初めて訪れた安倍首相、2014年8月25日(月)の午後12時11分過ぎ、同日夜のNHKニュースから=宮崎信行撮影。

 


◎米軍に「武器と弾薬」日米同盟ガイドライン再改定、自公閣議決定道開く 第188通常国会で周辺事態法改正

2014年08月20日 04時19分50秒 | 第189回通常国会2015年安保国会


 日米同盟(日米安全保障条約)の実戦での日米防衛協力のための指針、いわゆるガイドラインの別表に「武器・弾薬を除く」と書かれている「後方地域支援活動」について、国会閉会中の来月9月に日米が合意する「2014年再改定ガイドラインの中間報告」で解禁される見通しとなりました。これは先月2014年7月1日(火)の自民党と公明党による閣議決定による「憲法解釈の再整理」で初めて可能になったものです。政府は来年5月ごろ、第188通常国会に、周辺事態法の改正あるいは廃止・新法などの法律案を提出するはこびとなりました。

 きょう2014年8月20日付読売新聞が1面トップで報じました。

 やはり国会閉会中だった1997年9月23日に橋本龍太郎首相(自民党総裁)が米国に出向き署名した現行の1997改定ガイドラインにつ次のように書いてあります。 「後方地域支援 補給 自衛隊施設および民間空港・港湾における米航空機・船舶に対する物資(武器・弾薬を除く。)および燃料・油脂・潤滑油の提供」と書きこまれ、明白に「除く」とされています。

 この1997年(平成9年)ガイドラインを国内法にした「周辺事態法(平成11年5月28日法律60号)」では、第3条(第2項)に「後方地域支援」として、「別表第一を参照すべし」となっています。別表第一では「補給 給水、給油、食事の提供ならびにこれらに類する物品および役務の提供」「備考 一、物品の影響には、武器(弾薬を含む)の提供を含まないとする」と明記されています。

 ではなぜ、弾薬と武器の提供ができるようになるか。そのからくりは、自民党の高村正彦座長、公明党の北側一雄副座長がまとめた与党協議による、2014年7月1日の閣議決定「国の存立を全うし、国民を守るための切れ目のない安全保障法制の整備について」にあります。

 閣議決定文のPDF4ページに

政府としては、いわゆる「武力の行使との一体化」論それ自体は前提とした上で、その議論の積み重ねを踏まえつつ、これまでの自衛隊の活動の実経験、国際連合の集団安全保障措置の実態等を勘案して、従来の「後方地域」あるいはいわゆる「非戦闘地域」といった自衛隊が活動する範囲をおよそ一体化の問題が生じない地域に一律に区切る枠組みではなく、他国が「現に戦闘行為を行っている現場」ではない場所で実施する補給、輸送などの我が国の支援活動については、当該他国の「武力の行使と一体化」するものではないという認識を基本とした以下の考え方に立って、我が国の安全の確保や国際社会の平和と安定のために活動す他国軍隊に対して、必要な支援活動を実施できるようにするための法整備を進める」

 このようにあります。「他国軍隊に対して」「現に戦闘行為をおこなっちる現場ではない場所で」「補給などの」「支援活動をする」わけですから、武力行使の一体化論とは別にして、日本国内の自衛隊駐屯地、基地などで、米軍に対して、弾薬、武器を提供することは日本国内法上合法だと、という解釈が、「7月1日の閣議決定で、再整理」されたわけです。

 陸上自衛隊が使用する弾薬のメーカーは、コマツ、IHIエアロスペース、ダイキン工業、石川製作所、旭精機、日本工機などがつくっています。コマツは主に戦車用の弾薬です。一般の弾薬は石川製作所がトップメーカーです。石川製作所というと、「なんか聞いたことあるな」という印象でしょうが、たぶん誰も知らない会社だと思います。

 日本自衛隊から米軍への弾薬の提供は無償で行われ、日本国民の税金で購入するものと考えられます。もともと弾薬の購入には、平成26年度一般会計予算でも、国庫債務負担行為が設定されており、概念的には、複数年度予算による大量調達が財政技術的に可能となっています。

 現行の1997年ガイドラインは、前日に佐藤孝行国務大臣の辞表をとった、橋本龍太郎首相が1997年9月23日にニューヨークで署名。第141臨時国会は1997年9月29日に召集され、6月18日から100日間夏休み(参院選など無し)から空けています。「100日間閉会&国政選挙無し」はことし2014年はそれ以来となり、政治状況は非常によく似ています。橋本内閣は翌年の参院選に向けた強気の複数擁立と経済対策(破綻処理など一見成功に見えたが、実際には庶民のくらしは苦しくなっていたことを見誤った)失敗を受けて、翌夏の参院選に結党直後の民主党に大敗し、退陣しています。

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「防衛整備庁」が第189通常国会の改正防衛省設置法成立前にウィキに「新設」

2014年08月19日 18時51分59秒 | 第189回通常国会2015年安保国会

 防衛省は、防衛装備移転3原則(ことし2014年4月1日(火)閣議決定)にもとづき、今月末しめきりの平成27年度予算案に「防衛装備庁」新設を概算要求することにしました。 さらに、防衛省設置法改正法案を第188通常国会に提出し、成立後、平成27年度の早い段階での発足を目指します。

 インターネット上の無料百科事典、wikipedia(ウィキペディア)には、すでに1週間前に「防衛装備庁」の項目が新設されました。ここで「防衛装備庁は2000人規模」と書かれていますが、きょう19日付の日経新聞は「1800人規模」と書いており、防衛省と財務省主計局のかけひきがうかがえます。

 防衛省関連では、先月7月25日付で新設された「防衛審議官」が、その2年半前からwikipediaで項目が立っており、その意義を広報しようという姿勢がうかがえます。

 (当ブログ内関連エントリー2014年2月11日付
なぜそこまでして・・・「防衛審議官」新設の防衛省設置法改正案を3たび提出、すでに予算には計上

 防衛装備庁はまず予算を要求して、平成27年度予算成立後に、設置法案を国会で審議することになります。2008年度の消費者庁も同様でした。予算の歳出というのは「その限度額まで予算を使ってよい」という権限を国会が各府省に与えるものに過ぎず、万が一、予算で認められながら、法律が成立しなければ執行しなくても法的責任が発生するわけではありません。この順番が正しいかどうかは、国民が大局的見地から議論する必要があるかもしれません。

 日経新聞の報道によると、防衛省は運用企画局を内局から統合幕僚監部に写し、陸海空自衛隊と統幕の統合運用につなげます。その一方、防衛省整備計画局を設けて、防衛装備品(武器)と施設の整備を立案。サイバー対策の情報通信・研究課も他の内局から移管して強化。外局の防衛装備庁と連携して、防衛装備品の開発、取得、輸出を管理することになります。私見としては、経済産業省が担当しているワッセナー・アレンジメント(旧ココムにかわる、国際的な紳士協定)の国内規制が、日本の産業空洞化を招いているので、その力を奪い取ってほしいところです。

 防衛装備移転3原則と、集団的自衛権の限定容認の閣議決定が相次いだことで、日本が「死の商人」になるのではないかという懸念も生じるでしょう。それは当然です。しかし、 平和な光景そのものの、親が子を撮影するムービーカメラの高性能レンズだって、もともとは防衛装備品の民生転用です。私は、ことしの夏を前に、エアコンを三菱重工製に交換しました。当初は、効き過ぎて寒いので、「やはり重工は民生転用は苦手なのか」と感じましたが、「冷房」ではなく「自動」にすると快適で、夏風邪もいっさいひかず、「自動」のための、センサー、マイコンの機能の高さを感じることとなりました。

 防衛装備庁と三菱重工、IHI、川崎重工、日産自動車、三菱電機、NTTグループなどの癒着は今後も問題になるでしょうが、いたちごっこの面もあります。防衛装備庁をつくるならつくるで、来年の通常国会にしっかりとよい法案を出して、国会のお墨付きをもらうことが大事です。ただ、集団的自衛権のための自衛隊法改正法案など安全保障法制の再整備法案とはどう分けるんでしょうか。官邸主導政治のなか、与党国会対策委員会の全体像が見えません。

 wikipediaに先に項目を新設するのは、なかなか、その心意気やよし、と微笑ましく感じるところです。

 私は、陸自の観閲式(総合予行演習)に行きましたし、海自の観艦式は旗艦に乗りました。陸自富士総合火力演習はことしも応募しましたが、どうやら選外のようです。それはさておき、wikipediaの活用は、心意気やよし。「この国に自衛隊があることの誇らしさ」を再認識。