岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

【介護マフィア】週刊ポストの記事に唖然!5月20日号

2005-05-16 15:17:24 | 国民と国会と政治
本当に怒りを通り越して唖然とする記事であるが、
ほぼ正しいという。私自身よく理解できていないので、
書きながらまとめていこうと思う。

介護保険改正法案が衆議院通過目前になっているが、
その法案ではわからない新たな仕組みが細かく記事になっている。

今度の介護保険改正は、なんといっても介護予防である。
介護保険料の高騰は止まらず、財政危機状態という。
(よくわからないが)
そこで、介護状態にならないように「筋トレ」を導入する。
その「筋トレ」のために年間3000億円を使って施設や機械を
整備する。
その3000億円は、介護保険から支出される。
うまくいくかどうかわからない「筋トレ」にである。
(確か、年金でもこんなことがあった)

この法案が通れば、厚労省は全国3000ヶ所に「筋トレジム」
をつくる。
もちろん、公民館や保健センター、介護施設を使ってである。
このための補助金が868億円。地域介護空間整備交付金として
今年度予算に盛り込んでいる。金あるんだ。

全国3000ヶ所の「筋トレジム」には当然指導員が必要になる。
その指導員は「地域包括支援センター」(新設)で指導員養成と
介護予防マネジメントを行う。
この「地域包括支援センター」を全国5000ヶ所設置するという。
では「地域包括支援センター」の指導員養成はどこの仕事か。
「財団法人長寿社会開発センター」の組織内に新設する介護予防
研究・研修センターが行う。

財団法人長寿社会開発センターは全国で唯一の指定法人(厚労省)
だが、HPを見ても仕事をしていないのが一目瞭然。
しかし理事長は元社会保険庁長官だし、他の理事も
天下りだ。新たな仕事が必要になったのか。
しかし、この新設ラッシュはなんだ。

もう信じられない。
ところが、まだ先がある。
その「財団法人長寿社会開発センター」を実質支配している
のが「社団法人国民健康保健中央会」という。
「中央会は厚労省から約90億円の補助金を受けて、
傘下の国保連とともに、『介護保険給付改善事業』に
取り組んでいる」(週刊ポストから引用)
ここに介護のボスがいるらしい(詳しくは週刊ポストで)。

私も各組織については、学習の過程で承知していたが、
内実を読んで唖然とした。
この記事にだれか反論してほしい。

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