前回の投稿からだいぶ間が空いてしまいました。遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。
さて、焼津市歴史民俗資料館では10月6日(金)から1月28日(日)まで、企画展「焼津のお城拝見!」を開催しており、このほど見学に行ってまいりました。
焼津市には、数々の中世城館跡がありますが、この企画展では、発掘調査された平地の城郭である小川城や、伊勢新九郎盛時(北条早雲)の初期の居城である石脇城、花蔵の乱の舞台にもなった方ノ上城、駿河に侵攻した武田軍と今川軍が攻防戦を展開した花沢城、徳川軍と武田軍が戦った当目砦に関する資料をとり上げています。
小川城から出土した遺物の数々や地籍図、推定復元図、その他各城の遺構概要図、焼津市内に伝わる今川義元の判物や当目砦・持舟城を攻略した直後の徳川家康の朱印状、花沢城攻撃の際の武田軍陣形図等々、コンパクトな展示ながら非常に見応えがありました。『今川記』や『甲陽軍鑑』の中身の本物は1月14日(日)以降展示ということで、来週からのラスト2週間が楽しみです。
また、焼津市内(中里)で誕生したとされる井伊直政の子直孝に関する展示もあり、井伊家と焼津との深いつながりを知ることができました。
他の市町の資料館・博物館でも、このような地元の城館を集成した展示をやってもらいたいものです。
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