「西方城跡シンポジウム」に行ってきました

９月25日（日）、栃木県栃木市の栃木文化会館（とちぎ岩下の新ホール）で「西方城跡シンポジウム ～ここまでわかった西方城～」が開催され、はるばる静岡の三島より車で４時間以上かけて行ってきました。

シンポジウムは午後からだったので、「予習」を兼ねて久々に西方城跡と隣接する二条城跡の現地を訪れました。

　　　　　　　　　　　　　　

そして、いよいよ午後は「西方城跡シンポジウム」へ。

内容は、先ず栃木市教育委員会文化課の高見哲士氏の「（西方城跡）発掘調査の成果」から始まり、次に宇都宮短期大学教授の江田郁夫氏の「文献史料からみた西方氏と西方城」、続いて江戸東京博物館学芸員の齋藤慎一氏の「西方城の構造と変遷」の３つの講演があり、最後は特別討論会「西方城跡の構造と変遷」で締めとなりました。戦国期、小田原北条氏と佐竹氏を中心とする反北条勢力の境目にあり、その後も激動の歴史の中で17世紀初めの廃城まで存在し続ける西方城の歴史とその構造の変遷がよく理解できたシンポジウムでした。

西方城跡・二条城跡は、これから国史跡の指定目指して調査・整備を続けていくとのことですので、静岡からは少し遠いですが、今後の動向が楽しみな城です。