2月14日(土)、愛知県小牧市の小牧山城の現地説明会が行われるとのことで、ちょうど名古屋に用事があったので、ついでに行って見てきました。
私望月が説明会開始約10分前に集合場所に行くと、写真のように見学者で広場(主郭南側)は満杯でした。さすがは「信長の城」です!小牧市教育委員会の担当者の説明がひとしきり行われた後、待つこと約40分(その間、模擬天守閣内の歴史館を見学していました)。ようやく現地を見学することができました。
今回の発掘調査では主郭北東部を調査していましたが、写真のように従来から検出が予想されていた二段の石垣が出土した他、その下段から三段目の石垣(担当者は「腰巻石垣」と言っていましたが)が出土していました。安全上の問題で下から見ることはできませんでしたが、上の二段の石垣よりやや小ぶりの石が整然と並べられていました。いずれも永禄期(永禄6~10年)に信長が同城を根拠地にした際に築かれた石垣とのことで、安土城より10年以上遡る初期の石垣の状況がわかる貴重な遺構である、と実際に見て、改めて認識しました。
今後も整備のための調査が継続されるとのことで、この城からも目が離せませんね・・・。