本場結城紬展

昨日は都内色々巡るところが

ありましたが

その中で某大手老舗百貨店からの

ご案内で「本場結城紬展」が

ありまして伺いました。


この日はご案内を頂いた方のみ

ということでゆっくりと

拝見させて頂きました。

興味があったのは

刺繍や染めをほどこした結城紬。



こちらは一人の方が糸の染めから

されていて分業で製作される結城紬とは

その形態が異なっており

反物には製作者名が記されています。

結城紬の作家ものという

大変希少な作品で特選担当者の方も

「私も初めて見た。」と仰っていました。


Ｓ．Ｙさんとさせて頂きますが

Ｓ．Ｙさんは現在日本で数少ない

２００亀甲を織ることが出来る方です。

こちらの作品は地機の絵羽で

驚きは桜柄の部分も織られています。

まるで後から描かれたような濃淡と

細部の微妙な凹凸も表現されていて

羽織らせて頂きましたが

平面で見るより数段明るく映り

初めて拝見した美しい結城でした。





写りが悪いのですが

こちらは通常の製作工程の２００亀甲。

価格も気が遠くなりそうでした。



また、数年前から変更された

正しい商標。


会場では



このような実演も拝見でき



お土産も頂きました。



昨日の装いは



藍田正雄　紬の江戸小紋

北村武資　魚々子縞　袋帯



先週の装いは



でした。