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北朝鮮の国営TVが報道する、米朝首脳会談のビデオを見て感じたこと。

2018年06月15日 15時33分27秒 | 日記
 米朝首脳会談後の日本国内のメディアの関心事は、拉致被害者が戻ってくることだろう。

 トランプ大統領が金正恩委員長に、間違いなく拉致被害者の返還の必要性を話したということで、改めて日本政府の関係者と北朝鮮の外交パイプが途切れていることも、あからさまになっている。

 安倍政権も、トランプ大統領にあれだけ依頼した内容なのだ。 今後は北朝鮮との外交交渉を、自らの力で当然行わなければならない。 
 一方で、現在国連で決議されている北朝鮮制裁決議も、中露は解除の意向があるようで、トランプの米国も当然、制裁解除に反対しないだろう。 主要常任理事国の米、中,露が賛成すれば制裁解除の可能性は非常に高くなる。

 朝鮮戦争の終結調印から制裁解除まで、ここ一年もかからずに実現する可能性が高くなってきた。

 多分、拉致被害者問題も解決に向かうだろう。最も果たして何人が本当に生存しているのか分からないが。

 そして、北朝鮮に対する復興ビジネスは、地下資源開発だけではなく、インフラ整備や不動産事業など、現在の中国に流れ込んだ投資資金ほどではないにしても、開発が遅れている北朝鮮だけに、今後の東アジアの経済発展の大きな柱に育っていくことだろう。

 そのころは、核廃絶などは当然の結果の話になってしまうだろう。そして貧困な北朝鮮国民も、韓国にだんだん追いつく豊かさを実感できるようになるだろう。

 特に、昨日放映された北朝鮮の国営放送が米朝首脳会談内容として伝えたビデオを見ると、金委員長を崇め奉ったような場面は、北朝鮮の国内放送だから当然の内容であるが、金委員長が夜のシンガポール市内を散策する場面に、筆者は注目した。

 あえて北朝鮮の国民にも、豊かなシンガポールの現実を見せているのは、筆者には軍事優先から経済優先に金委員長が方針転換したことを、国民に知らせる証拠だと思うのだ。