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オバマ大統領の広島訪問は、予想以上の効果があった。 しかし安倍首相が自分の成果とすべきではないよ。

2016年05月27日 21時59分53秒 | 日記
 27日夕にオバマ大統領が広島の原爆記念館も見学し、平和記念公園での献花をされた。 その後でのメッセージも核廃絶は非常に困難な取り組みではあるが、できる限り行いたいという、オバマ大統領の政治願望が表現された。

 米国内の退役軍人などへの配慮もあり、米国の原爆投下行為についての謝罪は、事前から流されていたように発言がなかったが、核兵器をなくしていくということは非常に大事なことである。今や大国だけではなく、中小国やテロ組織までが、核兵器を持つ可能性が現実となりつつあり、筆者も核兵器廃絶への真剣な取り組みを、今こそG7やG20だけでなく、それぞれの地域諸国の主要議題として、真剣な取り組みをして欲しいものだ。

 オバマ大統領の広島訪問は、予想以上の効果を日本国民に与えたものと、筆者は率直に思った。

 ただ安倍首相が、オバマの広島訪問を、選挙に利用しようと姑息な魂胆を持てば、オバマ大統領の意思が大いにそがれることになる。

 一方で伊勢志摩のG7サミットが、すっかり影が薄くなったように感じる。

 具体的なサミットの議論の中身は、安倍首相が発言するほど、リーマンショック直前のような世界の危機が迫っている訳でもなく、世界の経済が順調とはいえないが、大騒ぎをするほどでもない。 国家の財政が厳しいのは日本がズバ抜けており、独、英は財政は健全であり、イタリアが少々悪いが、日本とは比較にならない程度である。

 日本の財政再建が最優先と、各国から率直に指摘される可能性があり、本来なら予定通りの消費税10%も実施しなくてはならないのだが、今の日本の経済実態を見ると、消費税を上げることができないであろう。 しかし安倍首相は「アベノミクスは失敗していない」と強弁するものだから、筆者は白けてしまうよ。

 もう少し素直に失敗を認めるべきではないのか、消費税改定の先送りをしたいのなら、政治家は素直になるべきだ。