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舛添都知事の政治資金の使い方は、余りにもあさましい。

2016年05月14日 13時14分51秒 | 日記
 筆者は、このブログでも時々書いているが、政治家に対して、あまり金銭的な過度な追及はするべきではないと主張してきた。

 確かに政治活動資金には公金が給付されているから、基本的には間違いなく使用して欲しいと思っているが、余りにも清い水に住む魚がおらないように、いくら使い道がきちんとしているからと言って、その政治家が国民のための政治を行う器量があるかどうかは別である。

 政治家としての行動力や人を動かす力を持たない、陣笠連中のような政治家がいくら増えても、政治が良くなる訳でもない。

 最近、かっての政敵であった田中角栄氏を見直して書いている、石原慎太郎氏の小説が売れているという。

 田中角栄氏も、カネの使い方や人の動かし方には天賦の才があり、国の在り方をも変えたいという政治家であった。

 しかし米国に歯向かうように、日中平和条約を締結した行動力に、危険性を感じた米国から、ロッキード事件を仕掛けられ、政治生命を絶たれたというのが、かなりの識者の見方である。

 しかし角栄氏は、ロッキード社からの賄賂を受け取ったというのも、私腹を肥やすというよりも、派閥の維持拡大に使うために受け取っていたのだろう。

 政治家がその力を発揮するために、カネを使うか頭を使うか、おそらくその両方が必要な世界が、政治の世界であろうと筆者は思う。

 そして今回の舛添東京都知事のバッシング事件は、週刊誌であぶりだされたカネの使い方は、ほぼ事実であろうと思われる。

 その内容たるや余りにもせこくて悲しい。 筆者は思わず冴えないヒラ・サラリーマンが領収書を会社におずおずと提出して、上司からこっぴどく叱られた姿を想像してしまうよ。

 口ではいくら良いことを言っても、中身が伴ってなければ、その政治家や官僚の評価はゼロになる。

 ここまであさましい内容が暴露したら、果たして東京都知事として、どの都民が支持してくれるのだろうか?