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安倍首相の、「一億総活躍社会めざす」という言葉の気持ち悪さ。

2015年09月26日 10時55分14秒 | 日記
 安倍総理が自民党総裁に再度選出され首相になる訳だが、その就任で語られたのが、経済最優先の政策だと言う。

 もう何度同じような言葉を聞かされた事だろう。アベノミクス効果もはっきり分からないままに、今度は第三か、第四の矢か分らないが、「一億総活躍社会めざす」という標語にしたらしい。

 かってジャーナリストで当時有名をはせた大宅壮一氏が、テレビ普及時代の日本を称して、「一億総白痴化」と命名した事が、筆者の記憶にある。

 戦前では「一億総玉砕」と市民も竹槍を持って戦闘態勢を強いられた。しかし米軍にコテンパンにやられてあえなく敗戦。その後は「一億総懺悔」と戦後復興に努めた。

 筆者にはこの「一億総.....」という標語には、全然良い思い出などない。

 これをぬけぬけと持ち出す安倍首相の発想に、余りにも古めかしく、進歩がないと感じないだろうか?

 国民全体が、一点集中で目標に向かう姿こそ、全体主義そのものであり、うまくいかないと後は野となれ山となれという、悲惨な姿をさらす事になる。

 民主主義国家は、いろんな考え方の国民の集合体でこそ良いのであり、全員が活躍する社会など、考えただけでも気持ちが悪い社会と思わないだろうか?

 このような発想しか持たない安倍政権であるから、安保法制も無理やり強行採決したのであろう。

 そしてその後に出る話も「強い経済」「子育て支援」「社会保障」と、出来ていない項目の羅列だ。、

 国民は馬鹿ではないぞ。余りにも国民をなめきった発言ではないか。「子育て支援」「社会保障」等に数年間でも真剣に取り組んでいたならば、国民は安心して日本の舵取りを任せたであろうが、財源がないと言って削る方向ばかりではなかったか。

 あまりにもいい加減な、このうわべだけの言葉遊びに、いつまで国民は騙されてついて行くと思うのだろうか?