通勤しようとマンションのエレベーターに乗り込んだところ目の前にはちっちゃい男の子。
エレベーターが動き始めるとくるりと振り返ってくるので何を言うのかと思ってたら、
「いくつ~?」
すいません、さんじゅう××さ~いです。
そしたら、足のつま先から頭のてっぺんまでじっくり見られて、
「わか~い」
それは、どうも。確かに格好もTシャツ・ジーンズだし。
それからいくつか聞き返してみたら、
「1年生!でも2年生に見られるんだよ」
とそれはもう、たいそううれしそうに答えました。
なるほど。男の子は上に見られた方がうれしいものなのか。
若いと言われて思わず喜んでしまいました。俺の方が子供でした。
「じゃ~ね~」
エレベータが止まると男の子は爽やかに(優越感にひたりつつ?)去っていったのでした。