胃カメラをのんだ、そして走った。（１２月１０日ナイトラン）

先ごろの健康診断の結果、コレステロール値、中性脂肪値その他については日ごろの自転車の成果か、全く問題の無いものでした。

ところがただ一つ「上部消化管、要精検」という結果を頂戴してしまいました。そして本日、胃カメラを飲むべく病院に予約を入れておいたのでした。胃カメラは数年前に一度経験済みでしたので、さしたる不安があるわけではないのです。どちらかといったら、問題はその検査結果なのです。

口の中に、ドロッとしたのどの麻酔剤を含まされ、その後肩に注射を一本。先生からこの後の検査方法を詳しく説明していただき、検査室へ。さあ、いよいよおいでなすった。胃カメラがその触手をわたしの口から内臓へと・・・なんだかエイリアンのようです。

「さあ、ここがちょっとつらいかもしれませんよ」などと言いながら、看護師さんが背中をさすってくれています。のどを通過するとき一瞬戻しそうないやな感じがありましたが、胃カメラは無事食道を通って胃袋のなかに到達したようです。やはり２回目ともなると、多少余裕があって、モニターの画像を見上げたりなんてしていました。でも液晶ディスプレイなのでわたしの角度からは鮮明に見えないんです。

実際の検査時間はそんなに長くはなくて、１０分もないぐらいのものだったと思うのですが、その間、看護師さんは私を不安から救うように、ずっと背中をさすってくれていたんです。それは、今は亡き母親にやさしくあやされているような、なんとも不思議な懐かしさを伴って、このままそっと眠ってしまいたいような、とてもいい気持でした。

「さあ、終わりましたよ。それじゃ抜きますよ」という声で現実に引き戻されました。３箇所から組織を採って検査は終了。録画を見ながら先生が説明してくれます。「健康診断で指摘された問題の箇所はここです。でもレントゲンに写っていたような状況はどこにもありません」と先生の所見は『○』。組織検査の出る２週間後に最終的な結果をいただくことにして、本日の検査は無事終了。

ホッとした結果を持って帰宅すると、我が家は“焼肉パーティ”の準備中。ほほう、胃カメラ検査『○』のお祝いパーティか。しかし待てよ、今日の検査結果はまだ家族の誰にも話してはいないんです・・・ということは、この“焼肉パーティー”は私の結果如何にかかわらず、予定されていた通りのことのようです。わたしの結果になど左右されることの無い、強い家族を目の当たりにして、多少複雑な“安心感”を持ったのでした。

我が家では決して買うことの無い、戴きものの高級焼肉の旨いこと。検査結果が『○』だったのでなおさらなのかもしれません。でもわたしはダイエット中の身。たらふく食べた後は、ナイトランでカロリーを消費しなくてはならないんです。時間は１２時半。気温は３℃で風が無く、星の見えない曇り空ではありますが、穏やかな深夜のナイトランに出かけました。

強い家族と焼肉とナイトラン、本日の走行距離２１．５７　走行時間１：００　平均速度２１．４　最高速度３８．１