東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
...Represent Real in Tokyo...

嵐に負けず

2018年04月18日 | トンボ
この日曜日は春の嵐が過ぎ去ったのを見計らい出動。
そっと池を覗き込む。すると...

ヨツボシトンボ ♀(羽化後)

Nikon D810+AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED:絞り優先AE F8 SS 1/200 +0.7EV ISO 200
羽化殻にしがみつきながら翅を広げたステージ。ギリギリセーフ。
この段階だと羽化のスタートは3時間前あたり。その頃ここは強風雨だったはず。
羽化失敗のリスクが高まることを恐れず、例え嵐の中であろうと羽化を行うトンボに
勇ましさを感じつつ飛ばれない様、慎重に近寄って撮影。
写真左下翅に少しダメージが見られていたが問題なし。無事に飛び去って行った。

ヨツボシトンボ ♂(羽化後)

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED:絞り優先AE F4 SS 1/640 -0.7EV ISO 200
この美しく煌めく翅はトンボになりたての時しか見ることができない貴重な姿。
今シーズンも順調に発生しているようで何より。


撮影日:4月15日
撮影地:秘密の池

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震えながら

2018年04月10日 | トンボ
この日もダビドサナエの羽化は好調。だが、本命のホンサナは気配が無いまま。
そんな中、突然、泣き呼ぶ娘の声が聞こえたので何事かと見に行くと、
ホンサナの上陸幼虫がブロックに!よく見ると羽化不全。。。

Nikon D810+AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED:絞り優先AE F7.1 SS 1/800 0EV ISO 200
とても残念ではあるが羽化失敗のケースは多かれ少なかれ毎シーズン必ず見る。
娘には自然の定めだから仕方ないと言い聞かせ、次の上陸幼虫に期待。
しかし、一向に現れないままそろそろ時合いが過ぎると言う時。
悩んだ挙句、このポイントを見切って別のポイントに急行。
すると...

ホンサナエ ♂(羽化)

Nikon D810+AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED:絞り優先AE F10 SS 1/80 0EV ISO 200
さっきまで穏やかに晴れていたのに羽化開始と同時に陽射しが遮断。
更に北風が吹き始め震えるほどの寒さに限界を感じ飛び去るまで見届けずに撤収。
ホンサナの羽化を観察したいと言う娘の願いを叶えてあげられたのでヨシとしたい。
次に娘が観たいのはアオサナエの羽化。その時は暖かい日であることを願いたい。

撮影日:4月8日
撮影地:東京都多摩川水系中流部

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春の風物詩

2018年04月08日 | トンボ
ムカシトンボ ♂(羽化)

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED:絞り優先AE F4.5 SS 1/250 -1.0EV ISO 400
トンボシーズンの開幕となると撮りに行かなきゃ気が済まないのが、
最も春の風物詩的な存在であるムカシトンボの羽化。
例年より約1週早い訪問なので、出始めか、それとも空振りか...そんなタイミング。
そう思いながら探し始めると、なんと、羽化殻ばかりが見られ、
既に羽化のピークを過ぎている様子。これヤバイかも...
不安になりながら薄曇りの空の下で丹念に探索した結果3♂6♀発見。
その中から背景抜けの良い個体を選択して撮影。
再び生殖活動が盛んになる頃に訪れたい。

撮影日:4月7日
撮影地:東京都多摩川水系源流部

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タイミングよく

2018年04月06日 | トンボ
オツネントンボ(交尾)

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED:絞り優先AE F4.5 SS 1/4000 -1.3EV ISO 200
ダビドサナエの羽化撮影を早々と切り上げ午前中に訪問できた結果、
グッドタイミングで嬉しくもオツネントンボの交尾撮影に成功。
シャッターのタイミングが合わず少し型崩れになってしまったが
オツネントンボの交尾はハートマーク。

オツネントンボ(連結産卵)

Nikon D810+AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED:絞り優先AE F5 SS 1/1600 -0.7EV ISO 200
この場所は驚くことに今のところ全く水が無い状態。
それでもオツネントンボ、ホソミオツネントンボともに縄張りや産卵が見られ不思議。

産卵場所の環境

Nikon D810+AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED:絞り優先AE F5 SS 1/1200 -0.5EV ISO 200
イネ科の植物がまばらに生えた環境。一見するとタダの草はら。
まるで近いうちに水が入る事を知っているかのように、
僕の気配で逃げても再びこの場所へと戻り産卵活動に勤しんでいた。
こうした環境の情報も世代交代の中で受け継がれているのだろうか。

ホソミオツネントンボ

Nikon D810+AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED:絞り優先AE F5.6 SS 1/1000 -0.3EV ISO 200
季節を先取りするように東京の環境下で一生懸命いきる両種。
丹念に生態観察を繰り返す中、こうした不思議で面白い発見があるとまた嬉しい。

撮影日:4月1日
撮影地:東京都多摩西部

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春爛漫の河川で

2018年04月02日 | トンボ
今年最初の羽化に期待して通い慣れた河川へと入った。

Nikon D810+AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED:絞り優先AE F8 SS 1/800 -0.3EV ISO 200
川沿いの桜並木がちょうど満開で春爛漫と言った様子に心がはずむ。
広角撮影には最高のロケーション。しかし、前日の調べでは羽化殻すらゼロ!
今シーズン最初となる羽化個体の発見が叶いえば最高にラッキー。
そして広角撮影向きかは上陸幼虫の定位場所次第...
そんな事を考えながら羽化するかどうかもわからない上陸幼虫を娘とひたすら探した。
すると...

Nikon D810+AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED:絞り優先AE F6.3 SS 1/1000 -0.3EV ISO 200
待望の羽化個体を発見。

ダビドサナエ ♀(羽化)

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED:絞り優先AE F4.5 SS 1/2500 -0.3EV ISO 200

ダビドサナエ ♀(羽化)別個体

Nikon D810+AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED:絞り優先AE F10 SS 1/640 -1.0EV ISO 200
待ちに待った春の羽化ラッシュはこれからが本番。
また、今シーズンは何種類のトンボの羽化撮影が叶うかだろうか。
それらにがっちりとタイミングを合わせて行きたい。

撮影日:4月1日
撮影地:東京都多摩川水系中流部

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