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東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

水辺から水辺へ

2025年05月22日 | ヤゴ
オツネントンボとホソミオツネントンボを楽しんだ後、また別の水辺に訪れてヤゴ調べ。

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
今の時期は殆どがオオアオイトトンボ。リスアカネとキイトトンボっぽいのも捕獲。その他はニホンアカガエルのオタマジャクシと小ぶりのは後発のニホンアカガエルか、それともトウキョウダルマガエルか?オタマジャクシの見分け方も習得したい。スポイトで懸命にゴミを取り除いたが何故か切りがない!?それはオタマジャクシが泥を排出するからだと判明。また、イトトンボ科とアオイトトンボ科のヤゴは小さいほど尾鰓が欠損しやすいリスクがあるので取り扱いには注意が必要。今回は欠損個体を多く出してしまいダメな例になってしまった。欲を抑えて自然に優しくを心がけたい。

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
ここは冬場に渇水する仕組みなのでアメリカザリガニや外来魚が少なく、水田環境を好む在来水生生物にとって聖域。Sさんは真っ先にトウキョウダルマガエルの成体を発見され、観察を楽しまれていた。Sさんの優れたカエル目線には敵わない...朝からノンストップで水辺から水辺へあっという間の10時間、お疲れ様でした。

撮影日:5月18日

初夏のオツネントンボとホソミオツネントンボ

2025年05月21日 | トンボ
午後からの晴れ間に期待していたが曇り空のまま。成虫の活動に期待できないなら、ヤゴを楽しもう...ちょっとその前にオツネントンボとホソミオツネントンボが活動する水辺を覗いた。あ、いるじゃん!

オツネントンボの連結産卵

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED

ホソミオツネントンボの連結産卵

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
活動初期の春は曇っていると水辺に姿を見せてはくれないのに、初夏になれば曇り空でも全く問題なしの様子で産卵に出ていた両種。気温の関係だと思うけれど両種が生殖活動に至る適性気温とはいったい何度なのか、気になるところ。

オツネントンボの連結産卵解除

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
午後も過ぎると産卵終了時刻を迎える。オツネントンボ、ホソミオツネントンボの活動は夏が涼しいと長く、真夏日が早く訪れると終盤も早い傾向にある。越冬トンボとして、また、春いち早く活動するトンボでもあり、冬と春に注目が集まるけれど、いつまで活動が見られるのかを知るのもまた楽しい。

ヘッダー画像はサラサヤンマ 雄

撮影日:5月18日

曇り空の河川で

2025年05月20日 | トンボ
アオイトトンボの羽化観察を堪能した後、オジロサナエ、ヒメサナエ、ミヤマサナエ、コオニヤンマの羽化チェックと、晴れてくれればアオサナエやアオハダトンボ等の活動に期待して河川へ訪れた。雨の影響も無く通常水位。羽化はオジロサナエのテネラル1メスと同種の羽化殻を少々。薄日が差したタイミングでアオサナエの縄張りが見られ前回に引き続きSさんにはスマホで接写を楽しんでいただいた。しかし、再び曇り空になりアオサナエは姿を消してしまった。。。

アオハダトンボ 雄(クリーニング行動)

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
トンボの中でも近寄れない印象が強いけれど曇りだからか思いがけないタイミングで寄らせてくれた。清流の女神に相応しいメタルブルーグリーンが魅力的。まるで呼吸をしているかの様な開翅や求愛行動に潜水産卵等、バラエティー豊かな生態を持つので見所が尽きない。でも、アオハダトンボのシーズンは短いので、それら全ての行動をワンシーズンで撮り揃えるのはなかなか難しい。再び晴れた週末に訪れたいが、そろそろ東京は梅雨の走りかな...

撮影日:5月18日

朝の自然池で

2025年05月20日 | トンボ
先週のヤゴ調べでオオアオイトトンボが羽化前終齢の段階と記載してしまったが、持ち帰ったヤゴを昨年に撮影した画像で確認すると、アオイトトンボである事が判明したので前記事にアオイトトンボの産卵風景画を追加した。まだオオアオイトのヤゴは終齢ではないがヤゴ画像での比較も叶えたいと思う。

1週間前よりも黄菖蒲の開花数とヒシが増殖している事に驚愕。すっかりトンボの魅力に引き込まれ、観察を楽しまれているSさん。特に羽化の進行過程が魅力的で素晴らしいとの事。

アオイトトンボ 雄(羽化)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

アオイトトンボ 雌(羽化)

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
ヤゴからトンボへと姿を変える時は何度みても飽きさせない神秘的な魅力がある。

アオイトトンボ 雄(羽化)

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
ここはアオイトトンボとオオアオイトトンボの混生池だがアオイトトンボの方が先行。羽化後は生殖休眠期に入り水辺には姿を見せず林内で生活。生殖活動を行うのは9月中旬。成虫で越冬するオツネントンボ、ホソミオツネンを含め暑い夏を避けながら生活するアオイトトンボ科の生態は非常に興味深い。

撮影日:5月18日

本の紹介

2025年05月17日 | その他
『アンパンマン はじめてずかん しぜん』

この度は昆虫写真を掲載いただきました。近所の公園や道端で見られる春夏秋冬の生きものを紹介。
しぜんクイズやしぜんめいろでも楽しめる、フィールドに持ち出しサイズの図鑑になっております。
絶賛発売中ですので年少のお子さま、お孫さまに是非ともよろしくお願いいたします。
原作 / やなせたかし
作画 / トムスエンタテインメント
監修 / 須田研司(むさしの自然史研究会)
発行 / 株式会社フレーベル館

PS : 今日は朝から雨なのでフィールドワークはお休み。部屋で音楽鑑賞をしながらヤゴ等を撮影中…