東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

新成虫の登場

2014年03月24日 | トンボ
ようやく春らしい暖かさを実感できたこの三連休。その暖かさを察知しいよいよ活動を始めた新成虫。

ルリシジミ

D700+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED


D700+COSINA Carl Zeiss Distagon T* 2.8/25 ZF.2


D700+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

臨海地区のフィールドでは同じく春早くに出現する新成虫のモンシロチョウやモンキチョウよりいち早く出現するのがこのルリシジミ。

まだ新緑の少ないこの時期に飛翔する姿を見つけると、お、出た!と喜びが込み上げてくる。

撮影日:3月21、22日

撮影地:東京港野鳥公園と近隣にて

合間に

2014年03月22日 | 
ホトケノザとオオイヌノフグリ

D700+COSINA Carl Zeiss Distagon T* 2.8/25 ZF.2


ユキヤナギ

D700+COSINA Carl Zeiss Distagon T* 2.8/21 ZF.2

トサミズキ

D700+COSINA Carl Zeiss Distagon T* 2.8/21 ZF.2

ツクシ

D700+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED



昆虫観察の合間にカメラを向けた今旬の花

撮影日:3月21、22日

撮影地:東京港野鳥公園と近隣にて

動き出したコミミズク

2014年03月20日 | カメムシ
トゲヒシバッタとコカマキリの卵鞘を観察した後、今度はコミミズクが潜むコナラへと移動。

コミミズクの越冬幼虫

このユニークな体型が人気を呼ぶものの、観察を繰り返す中で個体による体色の違いや、光線状態による体色の変化もまた楽しめる昆虫である。

コミミズクの幼虫

活動を開始する個体を娘が見つけてくれた。

生息樹木はクヌギ、コナラ、アラカシなどのブナ科が代表樹。野鳥公園ではハンノキのひこばえで越冬する個体も確認している。

撮影したくも見つからないという方にアドバイス。
里山などの雑木林にも生息するようであるが、生息樹の本数が多いほど探すのに時間がかり効率が悪いので、
生息樹がまばらに数本だけ植樹されているような場所で、撮影のしやすい目線にある少し太めのひこばえをチェックして行けば見つかる確率が高いと思います。

全てD300S+AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G

撮影日:3月16日

撮影地:臨海地区

横たわる支柱で

2014年03月19日 | バッタ
カエルの次はバッタが見たいと言う娘。あと二週間もすればヤブキリやキリギリスの幼虫がわんさか出現して観察を楽しめるがまだ先の話し。
クズの枯野で越冬から覚めたツチイナゴでも飛び出さないかと思い歩いてみものの出ず。
娘にバッタは諦めて越冬から覚めたチョウを探そうと、開けた草地に向かっていた最中、水際に横たわる支柱を発見。

D700+COSINA Carl Zeiss Distagon T* 2.8/25 ZF.2

何か隠れていそうな気がしたので、それをゆっくり裏返してみる。するとそこには...



トゲヒシバッタ

D300S+AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G+SB-700
一見、ハネナガヒシバッタかと思ったが胸部側面にトゲを確認。
水田や池などの周辺部の湿った地を好み生息。成虫で越冬するタイプである。
マグレであったが娘が望んでいたバッタを見つけたものの、娘が想像していたバッタとは違うらしくあまり興味を示さなかった。。。
どうやらオンブとかイナゴが見たかったようだ。

コカマキリの卵鞘

D300S+AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G
こちらも同じ支柱に産みつけられていたもの。
こういった何気無く横たわる支柱を越冬場所や産卵場所として利用する昆虫たちがいるという事を娘は理解してくれたようだ。

撮影日:3月16日

撮影地:臨海地区

春の恒例行事

2014年03月18日 | カエル
この日曜日は娘を連れて春の自然観察を楽しもうとフィールド巡り。
娘からのリクエストは、カエルさんのたまご、バッタ、コミミズクの越冬幼虫(撮影済みの写真を見せた上で)、ツクシとの事。

まずはアズマヒキガエルの卵塊観察?いじりからスタート。

アズマヒキガエルの卵塊

例年であれば一週間ほど池の中で活動する姿を見せてくれるアズマヒキガエルであるが、
今年は残念なことにその姿を全く見ることができず、産み残された卵塊のみの観察となった。卵塊の量は例年より少なめな様子。

卵塊を棒ですくい上げる娘。

娘はコレをやらずして春は始まらないと、春の恒例行事にしたいらしい。

全てD700+COSINA Carl Zeiss Distagon T* 2.8/21 ZF.2

撮影日:3月16日

撮影地:臨海地区