東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

待ち遠しい雨

2011年02月01日 | バッタ
週末は引き続き越年トノサマバッタの観察をしに土手へと足を運んだ。610君の情報によると乾燥化が目立ちはじめ草が枯れてきているとの事。このところ東京では殆ど雨が降っていなく乾燥注意報が出されている。乾燥に強いトノサマバッタと言えども食草が枯れてしまえば生きていはけない。

その状況を確認しつつトノサマバッタの姿を探すも土曜日はイマイチ日差しが弱かった為か見つける事ができなかった。。。

翌日の日曜日は610君と合流して2人で探すと早速610君が見つけた。

よくぞ無事でいてくれた。

土手には早くもツクシが見られたが水分が足りていない雰囲気


先日まで多数見られたホシササキリも丁寧に隈無く探さないと見つけられず個体数を減らしている様子。


今日から2月、この先の予報では気温も10℃台をキープするようなので数個体見られるようになるだろうか?期待が高まる。

気温上昇と共にひと雨欲しいところなのだが...週間天気予報を見る限りでは雨マークは無い。。。


もうそろそろヒキガエルも越冬から目覚め繁殖期を迎える時期。次の週末にでも様子をみに行くとしよう。



トノサマバッタを詳しく調べてみると通常年2化しているようで1化目のメスが初夏に産卵した卵は1ヵ月程度で孵化し2化目の誕生。その2化目が成虫になり秋に産卵して卵のまま越冬し翌年の春に孵化するとの事。この土手でも通常通り2化発生しているとすれば今は卵で越冬期となるはずなのだが...昨年は何らかの原因で2化目の孵化が遅れたのだろうか?その実態を確かめるべく今後も610君と共に観察を続行するとしよう。桜咲く頃には成虫と幼虫の両個体同時に観察できる事に期待したい。



D700+AF-S VR Micro Nikkor ED 105mmF2.8G(IF)



撮影日:1月30日

撮影地:東京都