譲二さんと毎日うふふ 妄想小説と乙女ゲーム

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

話数が多くなった小説は順次、インデックスにまとめてます。

永遠の刻(とき)~その7

2015-07-08 08:12:29 | アリサ

この話はハルルートの譲二さんの「それぞれの道」の7年間の空白期間を埋める話をと考えて書き始めたものです。
ところが、書いて行くうちにハルルートの譲二さんの話からは外れ、全く違う結末のお話になってしまいました。
それで、upしたものかどうか悩みました。

二次創作の二次創作だし…。
ヒロインは娼婦だし…。
譲二さんは壊れてるし…。
不快に思われる方もいるかもしれません。

でも、一時お話をかけなくなった時期に書けるものを書こうと書き始めたのがこの話で、そういう意味では私を助けてくれた話とも言える。
アクセス数が減ってるということは読む人も少ないわけで、ひっそりとupするのならいいかなと思い公開します。
性描写もそれなりにあるので、18禁にしようかとも思ったけど、そもそもネットではそれを確かめるすべもないし。
だから、こういう話はダメという人は避けてくださいね。

上にも書きましたが、ハルルートの譲二さんの話から派生した物語なので、読んでない方は『それは突然の告白から始まった…』から『それぞれの道~その1~その5』あたりまで読んでもらえると、どうして譲二さんが壊れているのか…とかが分かると思います。

 

 

☆☆☆☆☆

永遠の刻(とき)~その7

〈譲二〉

兄貴に呼び出された。


紅一「またじいさんに催促されたんだが…」

譲二「アリサとの結婚のこと?」

紅一「ああ。じいさんは、入籍だけでも済ませてはどうかと言うんだ」

譲二「入籍?」

紅一「彼女が茶倉家の嫁に相応しくないと思われるのを嫌がっているのなら、お前との結婚を公表せずに入籍だけすればいいとじいさんは言ってる」

譲二「秘密の結婚ってことか…」

紅一「ああ。だから、公式なパーティなんかには連れて出ることはできないが、アリサさんはそういう派手な場所には出たくないんだろ?」

譲二「ああ、多分…」

紅一「二人で考えてみてくれないか?」


〈アリサ〉
ジョージに「結婚しよう」と言われた。


譲二「じいさんがアリサのことを気に入ってね。入籍だけでもさっさと済ませたらどうかって言うんだ。
別にまわりに公表する必要はないからってね。大掛かりな結婚式をすれば取引先の人間を呼んだり気が張るけど、入籍だけならアリサも気が楽だろう?」


突然のことに、あたしは頭がついていかなかった。


譲二「でも、アリサはウエディングドレスとかが着たかったかな?」

アリサ「う、ううん…。あたしはウエディングドレスなんか着なくても平気だよ」

譲二「だけど、アリサの花嫁姿は俺も見たいしな…。
そうだ。入籍したら二人だけで結婚式を挙げるのはどうだろう? それなら、気も楽だしアリサの花嫁姿も見れるし」


ジョージは一人でその気になっている。

この頃ジョージの気持ちはずいぶん明るくなった気がする。

もう美緒さんのことで悩んだりはしないのだろうか?


アリサ「ジョージ」

譲二「ん?」

アリサ「ジョージはもう美緒さんのことはいいの?」

譲二「なんで?俺にとって、美緒はもう昔の思い出の中だけの存在だよ。今はアリサを愛してアリサのことだけ考えてる」


言いながらジョージはあたしを見つめて微笑んだ。


アリサ「じゃあ、鈴音さんのことは?」

譲二「鈴音?」


一瞬、ジョージは鈴音というのが誰だかわからなかったようだ。


譲二「ああ。前にお見合いした子か…。アリサはまだ彼女にヤキモチを妬いてるの?」

アリサ「そうじゃないけど…」


一度、鈴音さんに会った、ということは言い出せなかった。


譲二「彼女は単なる見合い相手じゃないか」

アリサ「でも気が合うんだよね?」

譲二「彼女と気が合うって…どうしてそう思うの?」


あたしは慌てて言った。


アリサ「だって、鈴音さんは譲二と同じような育ちの人だし」


ジョージは真面目な顔で見つめた。


譲二「アリサ…。もしかして、アリサは俺と育ちが違うとかそういうことを気にしてるの?」

アリサ「うん…」


ジョージはあたしを抱きしめた。


譲二「アリサはおバカさんだね…。俺はそんなこと気にしてないよ」

アリサ「ジョージが気にしてなくても周りの人が気にするよ…」

譲二「前にも言ったろ? 俺はいつかはクロフネのマスターに戻るって。
そうなったら育ちのこととか気にする必要はないんだよ。
今度だって入籍だけで、周りに公表するわけじゃないんだし」


あたしは鈴音さんに言われたことがどうしても気になっていた。


アリサ「ねえ、答えて…。あたしより鈴音さんとの方が気が合うんじゃないの?」

譲二「気が合うかと言われたら…気は合うよ。でも、気が合うからって好きになるわけじゃない。
彼女とは…そうだな。別な機会に知り合ったとしたらいい友達にはなれたと思うよ。
だけど、恋人になれるかといえば、そんな単純なものじゃない」

アリサ「…」

譲二「俺が愛してるのはアリサだけだよ」


ジョージは言いながらあたしの鼻先にキスしてくれた。


アリサ「あたしも…」


あたしたちは抱きしめあいながら深くキスをした。


ジョージ。

あたしも愛してるのはジョージだけだよ…。



そして…、ジョージはあたしが生涯で愛するたった一人の男だよ…。


その8へつづく

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