恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

話数が多くなった小説は順次、インデックスにまとめてます。

永遠の刻(とき)~その4

2015-07-05 08:03:32 | アリサ

この話はハルルートの譲二さんの「それぞれの道」の7年間の空白期間を埋める話をと考えて書き始めたものです。
ところが、書いて行くうちにハルルートの譲二さんの話からは外れ、全く違う結末のお話になってしまいました。
それで、upしたものかどうか悩みました。

二次創作の二次創作だし…。
ヒロインは娼婦だし…。
譲二さんは壊れてるし…。
不快に思われる方もいるかもしれません。

でも、一時お話をかけなくなった時期に書けるものを書こうと書き始めたのがこの話で、そういう意味では私を助けてくれた話とも言える。
アクセス数が減ってるということは読む人も少ないわけで、ひっそりとupするのならいいかなと思い公開します。
性描写もそれなりにあるので、18禁にしようかとも思ったけど、そもそもネットではそれを確かめるすべもないし。
だから、こういう話はダメという人は避けてくださいね。

上にも書きましたが、ハルルートの譲二さんの話から派生した物語なので、読んでない方は『それは突然の告白から始まった…』から『それぞれの道~その1~その5』あたりまで読んでもらえると、どうして譲二さんが壊れているのか…とかが分かると思います。

 

 

☆☆☆☆☆

永遠の刻(とき)~その4

〈譲二〉
じいさんに会ってから、アリサの元気がなくなったのが気になる。


そして、じいさんからは「早くアリサさんと結婚しろ」と催促されている。

アリサは…もしかして、俺と結婚したくはないのだろうか?

アリサを抱いた後、寝物語にアリサに聞いてみる。


譲二「アリサ、この頃元気がないね」

アリサ「そんなことないよ。あたしはいつも元気だよ」


アリサは力こぶを作ってみせた。


譲二「もしかして、アリサは俺と結婚するのが重荷なのかな?」


一瞬の間があった。


アリサ「そんなこと…。ジョージに結婚してもらえるなら、こんなうれしいことはないよ」


にっこり笑ってみせる。


譲二「それならいいけど…。不安なことがあるなら俺に話してよね?」

アリサ「うん…。わかった」


そうアリサは言ったけど…、目はそらせたままだ。


そんな彼女をどうしても捕まえておきたくて…、俺はぎゅっと抱きしめた。



☆☆☆☆☆


アリサを……どうしても放したくない。

アリサを思う気持ちは以前にも増して募っていた。


そして、ふと考える。

この頃…美緒のことは考えなくなったな……。

そうだ…。もう美緒のことを思い浮かべても、胸がうずくことは無くなっていた。


代わりに、アリサのことを考えると胸がきゅっと締め付けられる。

アリサは俺のことを『好きだ』と言ってくれた。

『ジョージといたい』とも言ってくれた。

だから…アリサと俺は相思相愛…のはずだ。


その5へつづく



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