☆ 過去よさらば
「子ども達が成長し母親によりつかなくなり、夫はいつも仕事でが忙しい
いつも家で一人でいて、まるで心の中に穴が開いたようで、これからどうして
良いか分からない」と、主婦で40代のN子さんが相談に訪れました。
人一倍あがり症のため、引っ込み思案で「とても勇気がないので」と、全く
行動できず、いつも家の中に閉じこもり、テレビを毎日見ているだけでした。
性格分析の類型は「執着型、また粘着型」と言われるタイプでした。
その長所は、まじめ、几帳面、責任感が強く、一つのことを粘り強く続けら
れる,控えめ、気分転換が苦手、執着心が強いのが特徴です。
それらについて詳しく説明し、ネガティブな面を変えるために具体的な
アドバイスをしました。
「子供の頃からおとなしく、目立つのが嫌で、結婚も友人の紹介でした」と、話す
N子さんでしたが、ご主人は自分のような地味な人は好きではなく、本当は華や
かなタイプが好みであることも、大変もショックを受けたそうです。
それはご主人がカラオケで知り合った女性と、四年ほど前恋愛関係になり
勇気を出してその相手に会った時、その女性はは華やかで明るい感じで、ハキハキ
した理路整然としたもの言いで、圧倒されて何も言えず帰ってきたのだそうです。
一時は離婚も決意しましたが、夫の上司が中に入り、その相手とは別れたそうで
したが、実は今でも、それを引きずっているとか。
N子さんは東北大震災が起きたとき、大変ショックを受けました。
それから「人生何が起きるか分からない。平凡でも経済的も豊かだし、家族が
健康だし、もう過ぎたことは忘れよう」と、一大決心をしたそうです。
でも、月日が流れるにつれて、その気持ちがだんだんなくなり、また「元の黙阿弥」
となって、今でもうつうつとした気持ちで過ごしているとか。
夫もそのことについて反省し、謝罪したそうですし、女性として大変辛かった
でしょうが、できるだけ早く忘れるようにと、くり返しお話しました。
そして今時のあなたの年代の専業主婦達は、時間ができたと大喜びしていろいろ
なお稽古事や、友人達との交流、またボランティア活動など、それぞれが活発に
動いているようです。でもN子さんは「自分はもう年だから」と度々言い、見た目
は失礼ながら、年齢よりずっと老けていていたのです。
「今のあなたの年代は時間的、経済的にもゆとりがあるし、まだまだ体力もある
のだから、女性誌を見ても現代は40代がターゲット、今のあなたの生活が
これからの長い老年期に影響するのですよ」と話しました。
また、私の実年齢を打ち明け、60歳は「第二のスタート」そして、「70歳は
ラストステージ」と言ったことにも、大変刺激を受けたようです。
さらに私が今まで指導した同世代の人達の変化、その実例などにも、効目
があったようで、N子さんは少しずつ変化してきたのです。
その後以前から習いたかったアレンジメントの教室に、思い切って入ったの
がきっかけでとなり、緊張せずに人前でも普通でいられる自分を確認できてから
すっかり向上し前向きに変わりました。
着るものもモノトーンから、だんだんパステルカラーのような明るいものを
身につけるようになって、うつむき加減だった姿勢が良くなり(実際に指導しま
したが)ご主人から「この頃何だか若くなったんじゃない」と言われたと、大変
嬉しそうでした。
今ではスポーツクラブへ通い、その仲間たちと仲良くなり、ときどき食事を
したり、映画を見たりして、外出を楽しむようになっているようです。
もともと家庭的なN子さんですので、無論家庭は大切に守りながら、人生を
有意義にアクティブに楽しむようになりました。
年齢に関わらず、過去を振り返るより、未来に目標を持ち前向きに生きた
方が絶対に楽しいし、有意義ですからね。
もしもあなたが、なかなか前に踏み出せない方なら、参考にしてくださいね。
「今日が人生の中でもっとも若い日」なのですから。
※ モネの庭園にあり晩年暮らした美しい家
「子ども達が成長し母親によりつかなくなり、夫はいつも仕事でが忙しい
いつも家で一人でいて、まるで心の中に穴が開いたようで、これからどうして
良いか分からない」と、主婦で40代のN子さんが相談に訪れました。
人一倍あがり症のため、引っ込み思案で「とても勇気がないので」と、全く
行動できず、いつも家の中に閉じこもり、テレビを毎日見ているだけでした。
性格分析の類型は「執着型、また粘着型」と言われるタイプでした。
その長所は、まじめ、几帳面、責任感が強く、一つのことを粘り強く続けら
れる,控えめ、気分転換が苦手、執着心が強いのが特徴です。
それらについて詳しく説明し、ネガティブな面を変えるために具体的な
アドバイスをしました。
「子供の頃からおとなしく、目立つのが嫌で、結婚も友人の紹介でした」と、話す
N子さんでしたが、ご主人は自分のような地味な人は好きではなく、本当は華や
かなタイプが好みであることも、大変もショックを受けたそうです。
それはご主人がカラオケで知り合った女性と、四年ほど前恋愛関係になり
勇気を出してその相手に会った時、その女性はは華やかで明るい感じで、ハキハキ
した理路整然としたもの言いで、圧倒されて何も言えず帰ってきたのだそうです。
一時は離婚も決意しましたが、夫の上司が中に入り、その相手とは別れたそうで
したが、実は今でも、それを引きずっているとか。
N子さんは東北大震災が起きたとき、大変ショックを受けました。
それから「人生何が起きるか分からない。平凡でも経済的も豊かだし、家族が
健康だし、もう過ぎたことは忘れよう」と、一大決心をしたそうです。
でも、月日が流れるにつれて、その気持ちがだんだんなくなり、また「元の黙阿弥」
となって、今でもうつうつとした気持ちで過ごしているとか。
夫もそのことについて反省し、謝罪したそうですし、女性として大変辛かった
でしょうが、できるだけ早く忘れるようにと、くり返しお話しました。
そして今時のあなたの年代の専業主婦達は、時間ができたと大喜びしていろいろ
なお稽古事や、友人達との交流、またボランティア活動など、それぞれが活発に
動いているようです。でもN子さんは「自分はもう年だから」と度々言い、見た目
は失礼ながら、年齢よりずっと老けていていたのです。
「今のあなたの年代は時間的、経済的にもゆとりがあるし、まだまだ体力もある
のだから、女性誌を見ても現代は40代がターゲット、今のあなたの生活が
これからの長い老年期に影響するのですよ」と話しました。
また、私の実年齢を打ち明け、60歳は「第二のスタート」そして、「70歳は
ラストステージ」と言ったことにも、大変刺激を受けたようです。
さらに私が今まで指導した同世代の人達の変化、その実例などにも、効目
があったようで、N子さんは少しずつ変化してきたのです。
その後以前から習いたかったアレンジメントの教室に、思い切って入ったの
がきっかけでとなり、緊張せずに人前でも普通でいられる自分を確認できてから
すっかり向上し前向きに変わりました。
着るものもモノトーンから、だんだんパステルカラーのような明るいものを
身につけるようになって、うつむき加減だった姿勢が良くなり(実際に指導しま
したが)ご主人から「この頃何だか若くなったんじゃない」と言われたと、大変
嬉しそうでした。
今ではスポーツクラブへ通い、その仲間たちと仲良くなり、ときどき食事を
したり、映画を見たりして、外出を楽しむようになっているようです。
もともと家庭的なN子さんですので、無論家庭は大切に守りながら、人生を
有意義にアクティブに楽しむようになりました。
年齢に関わらず、過去を振り返るより、未来に目標を持ち前向きに生きた
方が絶対に楽しいし、有意義ですからね。
もしもあなたが、なかなか前に踏み出せない方なら、参考にしてくださいね。
「今日が人生の中でもっとも若い日」なのですから。
※ モネの庭園にあり晩年暮らした美しい家