ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

「世界心理治療学会」で発表した小池能里子からのアドバイス

2010年02月13日 | アドバイス
  ☆ 過去、現在、未来あなたにとってどれが一番重要?
 これはわたしがいつもカウンセリングルームで指導する方に、必ず伺い
ます。何故ならその多くの方は「過去を引きずっている」ことが多いからです。
 過去も現在も未来も地続きですので、決して切り離すことができません。
ですから、それはあくまで感覚的な判断ですが、中には「過去が60%」と
大真面目に答える方がいて、わたしは驚かされます。
 そんな方の多くが、その中身は幸せなことではなく、「失敗、挫折、後悔、反省
屈辱感、恨み」など、ネガティブなものがほとんどなのです。
 「過去の呪縛」を引きずりながら生きていても、決して幸せな明るい気持ちで、毎日
過ごせるはずがないではありませんか!
 わたしはそんな人に言います。「失礼だけどあなたは過去に生きているの?
わたし達の命はいつ失われるかも知れないのですよ。毎日恐ろしい事件や、事故も
あるでしょ。もしもあなたがそんなことに遭遇して、命を落としたとしたら、この世に
スゴーク未練があるでしょ!そう言うのをわたしは自縛霊性質だと思うの、あなた
はそんなの嫌でしょ!」と。すると、大抵の方は苦笑いをしますが、わたしはこう
説明します。

 ◆ 過去はタイムスリップして、決して変えられるものではないこと。
 ◆ あなたが失敗した、大恥をかいたと思って悩んでいても、他人は覚えて
  いない。あなたは他人の失敗を何か覚えていますか?(あらかたの方は
  まったく覚えていないと答えます。どんな人でも、自分が中心だから)
 ◆ そう考えると「過去はないに等しい」こと。
 「最も大切なのは「今現在」で、今を燃焼して生きることがベストではないかしら。
 その現在が明るい未来に続くのですよ。もしも過去を思い出すなら、成功体験や
 幸せだったことなど、あなたにとって気分が明るくなるようなことだけにしましょうね」
 これはもしかして、ユニークなわたしの価値観かも知れませんが、でも、そのよう
に生きているわたし自身は、現在を燃焼しているので、たった今死んでも、この世に
未練はありませんし、惜しくはないのです。
 もしも読者の方で「自分は過去に捉われ過ぎているな」と感じられたら、この
ように考えてみては如何でしょうか。「過去10%現在70%末来20%」。
 これもわたしの考え方ですが、未来を重視するのも大切ですが、それも程度問題で
「今現在にベストをつくす生き方が、明るく希望に満ちた未来が開ける」と信じています。

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