ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

能里子のワンポイントアドバイス

2013年01月28日 | アドバイス
☆ 美しい日本語を話すために
「鼻濁音」とはガ行の一部を鼻にかけて発音する東京語ですが、地方によっては
「鼻濁音」を全然使わない(使えない)地域もあるようです。
 現在の共通語は東京語ですので、東京語は鼻濁音を使いますが、美しい日本語を
話すためにも、ぜひ鼻濁音をマスターしては如何でしょうか。
「鼻濁音」はカ行を破裂音の濁音だけではなく、鼻腔内に響かせる音ですが、鼻濁音
は、ソフトで滑らかな感じで、やさしく大変聞きやすい音です。
 またフランス語が世界一美しい言語と言われるのは、鼻濁音が大変多いためでは
ないのでしょうか。今まで鼻濁音を使わずに、すべて破裂音の濁音で発音している
方は、柔らかい感じの「鼻濁音」を使うと、センスアップにもなり、好感度も高く
なるのでぜひ使えるようにしましょう。
 
 


 カ行の言葉の頭は、濁音(破裂音)唇を強く合わせて出す音ですが、例えば
学校 銀行 学術会議 雅楽 頑固 ガラス 元気 原稿 外交官 岩石 現在
 軍隊 群衆 がんもどき ごり押し ギラギラ ガス ゲラゲラ ゴンゴンなど。
  ※ 鼻濁音は言葉の中に使います。
  小学校 中学校 大学 白銀の世界 海外旅行 近眼 私が…などの助詞 内外
   鏡 毛皮 メガネ おにぎり ウグイス マグロ 夕暮れなど。
  ※ 言葉の最後に使う鼻濁。
 団子 漫画 玉ねぎ キング タンゴ 玩具 リンゴ やなぎ 大河 協議 さなぎ 婚儀 
むくげ 巻き毛 飢餓 珊瑚 さなぎなど。
 ☆鼻濁音の出し方は、鼻の中ほどをつまんで、カ行を上に向けて発音すると、鼻濁音
に似た音が出るでしょう。ソフトな鼻濁音を使い、美しい日本語を話すためにも、いつも
濁音だけの方も、「鼻濁音」を日常で使えるように訓練してみては。

 二月にわたしのスタジオで、開催する予定のワンデイセミナー
「魅力的な声と好感度を高め、人間関係を良くする話し方」のための準備をしていて
気が付いたのですが、地方出身の方は、標準語を使っていても、実はカ行は鼻濁音
ではなく、濁音を使う人が多いことに気が付いたために、ご紹介いたしました。

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