ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

インドと私 10

2015年07月04日 | 著書から
 10回 ☆ エイジレス・ベービーと呼ばれて
 一度瞑想状態を体験してから、気負っていた気持ちが軽くなり、また回を重
ねるごとにその状態は深くなり、アシュラムでの毎日が輝いて見え、楽しくて
仕方ありませんでした。またアルナ先生姉妹のお部屋にも、朝食に招かれたり
お茶に招かれたり、一緒に過ごす時間が多くなるにつれて、無邪気で天真爛漫
な私を先生は「エイジレス・ベービー」と言って笑いました。
 その時私は「さすが先生、実に私をよく表している」とビックリしました。
それから何度インドへ行っても、私と二人だけの時は必ず名前ではなく
「エイジレス・ベービー」と呼びました。
 ※先生に連れられて美術館巡り
 

 


その頃は日本人などほとんどいないし、二人は若くてチャーミングだった
ので、余計に目だったのでしょう。アシュラムでも大変優遇され、男性の先生
に誘われて、車で美術館巡りをしたり、街を見学したり、確か車での遠出は
二回連れて行って頂きましたが、後で話したら皆なに随分羨ましがられました。
 どこに行っても人々が、私達一行を立ち止って見つめ注目の的になり
3人でちょっとスター気分を満喫し、本当に面白く楽しかったです。
 ☆ 散歩、見学、買い物三昧
 また対岸にはいくつか寺院もあり、毎日のように見学しました。
聖地には世界中の人がくるためか、お土産物屋も沢山あり大変賑やかで
3人でお土産あさりもとても楽しかったです。
 何しろ貨幣価値が違うので、本当に安くて面白かったです。
ある日女性が手招きするので、近づいたらかごの中には蛇がいて、私達は
キャーキャー悲鳴を上げ夢中て逃げました。その女性は蛇使いだったのですが、と
ても怖かったのを今でも忘れられません。そこで食べたのが、ポテトが入った
カレー味のサモサでしたが、それはとても美味しかったです。
 二度インドへ着た私ですが、ホテル以外では全く食べなかったのに、リシケシ
では、生水を飲んだり、新聞紙に包んだ揚げたお菓子や、ブロッコリーや、果物
の生ジュースなど、平気で飲んだり、食べたりしました。
 人一倍神経質なのにと、お腹を全くこわさなかったのは不思議でした。
 ☆ トワイライトの素敵な出来事
 夕暮れになると見はらしの良いところで、ギターを弾いて白人達が歌っていて
私達も誘われて何度か参加しました。クラシックからポピュラー、ビートルズ
など、誰でも知っている歌でしたが、日本の歌も一緒に歌いました。
 ※ 一緒に歌った思い出 
 
歌詞が分からないのは、ハミングやメローディをハモりましたが、みんなが
私の声をとてもきれいとほめてくれました。
 二人とも英語は流暢でしたが、私は片言の英語でしたが、それでも結構
会話はずみ、お互いに楽しい時間を過ごせました。
2・30代と見える若者は、インドに長逗留していて、学生なのか、どんな
お仕事をしているのかなど、何故か気にーなりました。
 だんだん帰る日が近づいて、「何だか淋しいね、もっとここにいたいのに」
と毎日同じことを3人で話し合いました。

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